ADVERTISING

書店であなたを待つ「円熟本」を探しに:80年以上続く老舗「小宮山書店」編

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

書店であなたを待つ「円熟本」を探しに:80年以上続く老舗「小宮山書店」編

Image by: FASHIONSNAP

三島由紀夫 晩年のサイン付き、装丁が美しい面妖で艶やかな一冊

ADVERTISING

【タイトル】黒蜥蜴(くろとかげ)
【著作】三島由紀夫
【発行年】1970年

F:三島由紀夫のサイン付き……。すごいですね、いつ頃書かれたものかわかりますか?

小宮山:1970年に出版されているので、その時期のものだと思います。三島由紀夫は1970年割腹自殺をしているので晩年のサインであることは確かです。

F:「黒蜥蜴」は江戸川乱歩が原作で、三島由紀夫の手によって戯曲化。美輪明宏さん主演で舞台化、映像化されました。

小宮山:宝石などの「美しいもの」を狙う女賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎が対決する物語なんですが、装丁の色彩が放つ面妖な艶やかさなど、なんとなく話の内容とリンクしているデザインだと思いませんか?装丁以外の装飾も素晴らしくて、トカゲの皮が貼られていたり、ページ1枚1枚にトカゲの型押し施されていたりとこだわりの強さを感じます。実はこれ、同じ中身で様々なデザインが出版されたようなんです。

F:全部で何種類出たんですか?

小宮山:これが難しいところなんですけど、そもそも「350部本」と「著作本」の2種類出版されているんです。「著作本」は50部しか出てないんですが、「350部本」と「著作本」それぞれ「色違い」を出しているんです。なので、色の種類だけで言うとピンクと、藤色と、紫色の3種類です。

F:装丁デザインを担当された方とかってわかるんでしょうか?

小宮山:正確なことはわからないです。ただ、三島さんは割と装丁に口を出す人ではあったんですよね。「初版と再版で装丁を変える」とかはざらにあります。なので、普通は初版本の方がレアなので高い値段がつきやすいんですが、三島さんの作品に関しては、再販の方が部数が少なく、珍しいので値段が高くついたりするんですよね。

ADVERTISING

JOB OPPOTUNITIES

最新の求人情報(求人一覧

求人

特別オンラインイベント

On

特別オンラインイベント

年収

400万 〜

詳細を見る

ジャーナル

“伝える”にとどまらず、“繋げる・広げる”。新たな動きを促進する雑誌「FRaU」に学ぶメディア...

“伝える”にとどまらず、“繋げる・広げる”。新たな動きを促進する雑誌「FRaU」に学ぶメディア...

記事を読む

求人

ショップスタッフ

AKRIS

ショップスタッフ

年収

300万 〜 450万

詳細を見る

ジャーナル

【4/16(水)より開催】18世紀から現代までの衣服作品など約130点を展示!「LOVEファッ...

【4/16(水)より開催】18世紀から現代までの衣服作品など約130点を展示!「LOVEファッ...

記事を読む

ジャーナル

ホーリー先生の外資系キャリア塾:成功の掟〈 “Why Me?”を問え。自己分析編〉【前編】

ホーリー先生の外資系キャリア塾:成功の掟〈 “Why Me?”を問え。自己分析編〉【前編】

記事を読む

ジャーナル

【4/24(木)】2025年秋、新店舗オープン!「On」現役ストアスタッフ&リテールヘッドが語...

【4/24(木)】2025年秋、新店舗オープン!「On」現役ストアスタッフ&リテールヘッドが語...

記事を読む

コラボパートナーの募集情報
コラボ募集一覧

コラボ

”水辺の宿場町”をデザインコンセプトとするアートホテル「東京ベイ潮見...

東京ベイ潮見プリンスホテル ”水辺の宿場町”をデザインコンセプトとするアートホテル「東京ベイ潮見...

詳細を見る

コラボ

ドイツ腕時計ブランドの"ZEPPELIN"とのコラボレーションウォッチパートナ...

ZEPPELIN ドイツ腕時計ブランドの"ZEPPELIN"とのコラボレーションウォッチパートナ...

詳細を見る

コラボ

自治体の枠にとらわれない幅広いコラボ実績をもつ「サガプライズ!」とのコラボレーシ...

サガプライズ! 自治体の枠にとらわれない幅広いコラボ実績をもつ「サガプライズ!」とのコラボレーシ...

詳細を見る

コラボ

多方面で活躍中のデザイナー安藤大春とのコラボレーション

Ohal 多方面で活躍中のデザイナー安藤大春とのコラボレーション

詳細を見る

Powered by

Image by: FASHIONSNAP

現在の人気記事

NEWS LETTERニュースレター

人気のお買いモノ記事

公式SNSアカウント