2023年5月31日の夕刻。東急歌舞伎町タワーの周辺は、大変な盛り上がりを見せていた。思い思いのファッションに身を包んだ国際色豊かな老若男女の目当ては、大規模ドラァグショー「オピュランス(OPULENCE)」。昨年1月に行った国内での第1回公演が好評を博し、国内2度目の開催に至った。1500人のキャパシティを有するZepp 新宿は満員。会場には、扇子やうちわで“推し”のクイーンに想いを伝える者、大声で会場を盛り上げる者、一心不乱に踊り続ける者、動画や写真に収める者、テレビ電話越しに会場の様子を伝えようとする者など、その情景は「カオス」の一言。熱狂と熱情がステージ上と客席で激しく共鳴し、会場に不思議な一体感をもたらした。きっと、この混沌から始まる希望もある。人々の情動を切り撮った、「オピュランス」のカオス。
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