カルティエ ジャパン50周年を記念したハイジュエリーイベント 4名のセレブリティがナビゲート
中村アン、杉野遥亮、中条あやみ、南沙良が来場
中村アン、杉野遥亮、中条あやみ、南沙良
Image by: ©︎ CARTIER
中村アン、杉野遥亮、中条あやみ、南沙良
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カルティエ ジャパン50周年を記念したハイジュエリーイベント 4名のセレブリティがナビゲート
中村アン、杉野遥亮、中条あやみ、南沙良が来場
中村アン、杉野遥亮、中条あやみ、南沙良
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◾️Essence: カルティエ スタイルを織りなす要素
「カルティエ」が、日本に最初のブティックをオープンしてから50年という節目を記念したハイジュエリーイベントを開催した。"Essence"をテーマに、メゾンの作品に唯一無二の独自性を与える5つの要素(エッセンス)である「動き・光・色・フォルム・好奇心」にフォーカスし、卓越したハイジュエリー & ウォッチ約300点を要素に即したエリアに分けて展示した。
会場は、明治14年に日本初の迎賓館(当時の赤坂仮皇居の御会食所)として建てられた明治記念館。東京・原宿のパレ・フランスにオープンした第一号店の近隣エリアで、伝統とモダンの調和を感じる空間は東京都指定有形文化財にも指定されている。中村アン、杉野遥亮、中条あやみ、南沙良という4名のセレブリティがこの会場で、創造性あふれるカルティエのハイジュエリーイベントをナビゲートしてくれた。
SPECIAL MOVIE
4名のセレブリティがハイジュエリーイベントの煌びやかな会場内を巡りながら、「Essence」のキーワードにまつわるパーソナルなエピソードを明かしたスペシャルムービーを公開。
MOVEMENT——躍動感あふれるデザイン
まず会場内の一つ目のエリア「MOVEMENT<動き>」では、メゾンの象徴である「パンテール(フランス語でヒョウの意味)」の優雅な動きや、しなやかな曲線からインスパイアされたハイジュエリーを展示。動植物のモチーフや、ダイナミックな動きを感じさせるデザインをフィーチャーした。アジアに生息する闘魚からインスパイアされたネックレス「SPLENDENS」は、計125.46カラットのスピネルとダイヤモンド、ホワイトゴールドを使用した華やかなデザイン。また、新作の「PANTHÈRE DE CARTIER」リングは、パヴェダイヤモンドのボディにホワイトゴールドの斑点を取り入れ、ヒョウの毛並みをリアルに表現している。
中村アン
Image by: ©︎ CARTIER
着用ジュエリー
中村アンが着用したのは、イタリア語で摩天楼を意味する「GRATTACIELO」。幾何学的な形のダイヤモンドとエメラルドを組み合わせたグラフィカルなデザインは、神々しくそびえ建つ建築のよう。ネックレスは内側と外側で取り外しができ、それぞれ別々に身につけたり、センターモチーフのストーンを付け替えたりと、様々なアレンジが可能。変幻自在なジュエリーはカルティエが誇る伝統の一つだ。
LIGHT——まばゆい光を放つダイヤモンド
「LIGHT<光>」のエリアではダイヤモンドを中心に、ストーンから解き放たれる光にフォーカス。ストーンのカッティングやハイジュエリーのラインを彷ふつとさせる什器に作品が展示され、幻想的な光のダンスが表現された。中でも注目は、ヒンズー教の雨の神様の名前に由来する「PARAJANYA」のネックレス。雨が滴るようなリズミカルなデザインで、ストーンが持つ輝きと魅力を最大限に引き出している。また、新作の「COUSSIN DE CARTIER」のブレスレットは、立体的なラウンドフォルムが特徴。ダイヤモンドのパヴェセッティングを施した編み込み式のメッシュ構造は、身につける人の肌の上で優しく弾む。
中条あやみ
Image by: ©︎ CARTIER
着用ジュエリー
中条あやみが着用したのは、カルティエの卓越したサヴォアフェールを感じさせるホワイトゴールド×ダイヤモンドのネックレス、ブレスレット、リング、そしてイヤリング。ペアシェイプ、バゲットカット、ブリリアントカットなど様々な形のダイヤモンドを組み合わせ、それぞれの個性を引き立てている。花のようなモチーフと繊細なダイヤモンドラインが上品に輝く。
COLORS——鮮やかなカラーハーモニー
「COLORS<色>」のエリアでは、花鳥模様が目を引く「金鶏の間」の色調を反映したウォールに、カラーが際立つクリエイションを展示。厳選されたストーンの色味や、カルティエならではの巧みな色使いが高揚感をもたらす。アクアマリンにオパールとダイヤモンドを組み合わせたネックレスは、雪の結晶からインスパイアされたデザイン。同系色ながら、質感の異なるストーンが神秘的なムードを生み出す。また、コーラルとダイヤモンド×ゴールドのチェーンを編み上げたような「TRESSAGE」リングは、かつてのクリエイティブディレクター ジャンヌ・トゥーサンの精神を反映するユニークな逸品。ゴールドの加工や立体感、コントラストの効果が引き立つ。
南沙良
Image by: ©︎ CARTIER
着用ジュエリー
南沙良が着用したのは、コーヒー豆をモチーフにした「GRAIN DE CAFÉ」のネックレスとリング。1950〜60年代に人気を博し、グレース・ケリーも魅了したこのデザインは、思いがけないところに美を見いだすカルティエならでは。ゴールドビーズを重ねた上に、コーヒー豆のモチーフと甘い果実のようなルベライト、ダイヤモンドをあしらってチョーカーに仕上げた。
SHAPES——独自性を生み出すフォルム
「SHAPES<フォルム>」のエリアではカルティエ ウォッチの形状にフォーカスし、その精巧なクラフトマンシップを間近で見られるようオープンディスプレイで展示した。常にデザインを起点にシルエットが形作られるため、いずれのピースも一目でカルティエ製と分かるフォルムを併せ持つ。特に「BALLON BLEU DE CARTIER」ウォッチは、バロン(風船)のように軽やかなフォルムに青いカボションを閉じ込めた大胆なデザイン。ホワイトゴールドのケースとブレスレットに1221個、ダイヤルに476個ものブリリアントカット ダイヤモンドをちりばめた。少しの振動でダイヤルのダイヤモンドが揺れ、きらめきを放つ「セルティ ビブラン」モデルだ。
杉野遥亮
Image by: ©︎ CARTIER
着用ジュエリー
杉野遥亮が着用したのは、飛行士 アルベルト・サントス=デュモンのために作られた世界初の実用的腕時計「SANTOS DE CARTIER」のスケルトンウォッチ。角に丸みを持たせたダイヤルや曲線を描くラグなどが、カルティエ ウォッチならではのフォルムの概念、ミニマリズムの追求、完璧なプロポーション、そしてディテールへのこだわりを感じさせる。ケースにバゲットダイヤモンド126個をあしらった本品は世界で100個の限定生産。カルティエの象徴、パンテールのタイピンとカフリンクスを合わせて。
CURIOSITY——好奇心を掻き立てる名品
「CURIOSITY<好奇心>」のエリアで紹介されたのは、メゾンの貴重な過去作品を修復して販売する「カルティエ トラディション」コレクション。長い歴史の中で制作されたクリエイションは、アーカイヴに収蔵された資料に基づいて鑑定され、専門職人によって丁寧に修復されている。時を経ても色あせることのないクリエイティビティは世界中のコレクターを魅了しており、なかなか国内で鑑賞できる機会はない。今回のラインナップの中で一番古いのは、1905年に発売されたペンダントウォッチ。ダイヤモンド×ベビーパール×プラチナを組み合わせたペンダントにライトブルーのトップが付いており、裏返すと時計の文字盤が現れるデザインだ。
中条あやみ
Image by: ©︎ CARTIER
メゾンの真髄とも言える美的要素と、日本文化や芸術からインスパイアされたクリエイションが披露された同イベント。カルティエの日本上陸50周年にふさわしい貴重なウォッチ&ハイジュエリーが来場者たちを魅了した。
問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター:0120-1847-00
edit & text: Fuyuko Tsuji, Chiemi Kominato, project management: Mizuki Okuhata(FASHIONSNAP)
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