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ビリー・アイリッシュの押さえておくべき功績【連載:いまさら聞けないあのアーティストについて】

Image by: UNIVERSAL MUSIC JAPAN

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ビリー・アイリッシュの押さえておくべき功績【連載:いまさら聞けないあのアーティストについて】

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 全く異なるジャンルでありながら、古くから蜜月関係にあるファッションと音楽。ここ十数年でその結び付きはさらに強くなり、今やファッションメディアでなにがしのアーティスト名を見ない日は無いと言ってもいいほどである。だがアーティスト名は目にするものの、彼/彼女らがファッションシーンへと参画した経緯や与える影響力、そして何よりも楽曲に馴染みが薄く、有耶無耶の知識のまま名前だけを認知している人も少なくないだろう。

 そこで本連載【いまさら聞けないあのアーティストについて】では、毎回1組のアーティストをピックアップし、押さえておくべき音楽キャリアとファッションシーンでの実績を振り返り、最後に独断と偏見で「まずは聴いておくべき10曲」を紹介。第12回は、11歳で作詞を始め、18歳にして「スポティファイ(Spotify)」における“世界で最も再生された女性アーティスト”となったビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)についてをお届けする。(文:Internet BoyFriends)

■いまさら聞けないあのアーティストについて:連載ページ

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芸能一家に生まれた天才

 ビリー・アイリッシュは、2001年12月18日にカリフォルニア州・ロサンゼルスで誕生した。家族は、父親が映画「アイアンマン」やTVドラマ「ザ・ホワイトハウス」への出演経験があるパトリック・オコネル(Patrick O'Connell)、母親がTVドラマ「BONES -骨は語る-」にも出演していた女優兼作曲家のマギー・ベアード(Maggie Baird)、4歳上の兄が現在ビリーの音楽プロデューサーも務めるフィニアス・オコネル(Finneas O'Connell)と、全員がエンターテインメント界に身を置く芸能一家。この血筋のため、幼少期から自然と音楽に触れて育ったのだが、彼女の才能を開花させたのは“ホームスクール”の影響が大きい。アメリカでは、学校に通学することなく自宅での学習が可能な“ホームスクール”という独自の学習制度があり、ビリーは母ベアードの指導のもと自由に勉強すると同時に、両親から沸き起こる知的好奇心を思いのままに満たす機会を与えられ、ダンス、アート、演技、乗馬、そして作詞・作曲のレッスンなどに手を伸ばした。その中で音楽に魅了され、6歳でウクレレを弾き始め、8歳で地元の合唱団に参加し、11歳でTVドラマ「ウォーキング・デッド」に着想した人生初の作詞を完成させたのだ。

 幼きビリーが音楽の道を歩み始めたのは、兄フィニアスの存在抜きには語れない。彼は10代にして作詞・作曲およびバンド活動をしており、ビリーはその背中を見て成長。その中で2015年、兄フィニアスは自身のバンドのために制作した楽曲がビリーの声質に合っていると判断し、のちのデビューシングルとなる「Ocean Eyes」を録音。10月に当時ビリーがダンスを習っていた先生に振り付けを依頼するため「サウンドクラウド(SoundCloud)」にアップすると、ヒップホップ調の太いベース音に載せられたウィスパー・ヴォイスが話題となり、2週間で数十万回再生を記録し、瞬く間にビリーの名が知られることとなったのだ。

 そして、2016年3月にMVをYouTubeで公開。それまで謎に包まれていたビリーの容姿が明らかになったこともあり、「Ocean Eyes」は再びヒット。なおこの頃、ビリーは音楽と同じくダンスにも力を入れており、同年11月には無事に振り付けが完了したダンスパフォーマンスVer.も公開されている。だが、現在は成長板の損傷を理由にあまり踊ることが無くなってしまった。

 「Ocean Eyes」のヒットの最中、ビリーと兄フィニアスは2ndシングル「Six Feet Under」をサウンドクラウドにアップ。ほぼ同時に母ベアードが編集したMVも公開し、「Ocean Eyes」ほどではないが口コミで評判を呼び、その2ヶ月後にアメリカの大手「インタースコープ・レコード(Interscope Records)」との契約を勝ち取ったのだ。

世界が彼女の存在に気付いた出世作「dont smile at me」

 「インタースコープ・レコード」は、ビリーの意思を尊重し、彼女を過剰に宣伝することも楽曲制作を急かすこともせず、育成も兼ねて好きなペースで新作を発表する方針を取り、「Ocean Eyes」のリミックス版などを経て、2017年に2月に楽曲「Bellyache」をリリースした。当時16歳のビリーが自殺のテーマをほのめかすリリックを書いたこの楽曲は、全米シングルチャートで好成績こそ収められなかったが、メディアから高い評価を受け、初期の彼女を代表する楽曲に。続けて、「ネットフリックス(Netflix)」のオリジナルドラマ「13の理由」のサウンドトラックにもなった「Bored」をリリース後、同年6月末から4週連続で「Watch」「Copycat」「Idontwannabeyouanymore」「My Boy」の4曲を発表。一気にファンの獲得に畳み掛けると、8月にデビューEP「dont smile at me」をリリースした。

 「dont smile at me」というタイトルは、写真を撮るときに「ほら、女の子だから笑いなよ」とよく言われたことに対しての皮肉からで、全9曲はベースギターとピアノをメインに、R&Bやジャズの要素を取り入れたダークなエレクトロポップやベッドルームポップが主体。その高い音楽性から見事全米アルバムチャートで1位を獲得、とはならなかったが、初登場185位からジワジワと順位を伸ばすと最終的に14位となり、全英アルバムチャートでも12位を記録(なぜかリトアニアでは1位を獲得)し、日本をはじめ世界が彼女の存在に気付いた出世作となった。なお、収録曲「hostage」のMVは「MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV Video Music Awards)」で最優秀撮影賞にノミネートされており、この頃から既に視覚的にも独特な世界観を築き上げていたことが分かる。

 また、同じく収録曲の「party favor」は、ドレイク(Drake)の人気曲「Hotline Bling」へのアンサーソングであることはあまり知られていない。ビリーはこの楽曲が大変お気に入りのようで、この頃はライブでよくカバーを披露していたほか、サウンドクラウドには幼い頃に培ったウクレレでのカバーをアップしている。

18歳で音楽史に名を刻む

 「dont smile at me」で早耳のファンだけでなくミレニアル世代をはじめとする若年層からの支持も得たビリーは、14歳からの親友であるカリード(Khalid)との「lovely」などをリリースしながら、世界各地のフェスを行脚。実は「サマーソニック 2018(SUMMER SONIC 2018)」にも出演しており、この来日で現代芸術家 村上隆との親交を深め、特注のステージ衣装でパフォーマンスするなど、後述する長年のコラボレーターの1人となった。

 そして、17歳となった2019年3月、待望のデビューアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」で世界に衝撃を与える。それまで多くのメディアやリスナーは、ビリーの年齢を前提として作品を聴き評価していたが、今作では改めてリリックの完熟度、ジャンルという概念を超越するサウンド、唯一無二のヴォイス、ダークな世界観などを目の当たりにすることとなり、結果として英米を含めた全世界18カ国のアルバムチャートで1位を獲得。さらに、アメリカでは18歳という史上最年少の若さでアルバムの年間チャートで1位に輝き、収録曲「bad guy」は“2019年に世界で最も再生された楽曲”に認定された。

 「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」の勢いはとどまることを知らず、2019年のグラミー賞では史上最年少かつ女性アーティストとして初めて最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀新人賞、最優秀楽曲賞の主要4部門の全てを受賞(最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムも)するという偉業を達成。ベッドルームのパソコンで「Ocean Eyes」をアップしてからわずか3年余りで、2010年代を代表するアーティストとして音楽史に名を刻んだのである。

 ちなみに、そんな歴史的な名盤となった同作は、「ほら、外したよ。さあ、アルバムの始まりだ」と大笑いするビリーと兄フィニアスの会話が収録された「!!!!!!!」という13秒のスキット(寸劇や間奏曲の意)から始まっているのだが、外しているのは歯の矯正器具。なんでも、矯正器具を外してレコーディングすることが一種のルーティーンとなっていたそうで、思い付きでアルバムに収録したのだという。いかにも彼女らしいエピソードであると同時に、その裏には歯並びが重要視されるアメリカ社会のルッキズムを批判する意味も込められていると言われている。

コロナの停滞をものともしない活躍ぶり

 「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」のリリース後、フェス出演などで世界を飛び回り、想像を超える注目も浴びたことからいくつかの精神障害を発症。当時の様子は、ドキュメンタリー作品「ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている」を観ていただければ分かるはずだ。そこから立ち直り、同年11月にはシングル「Everything I Wanted」をリリース。同楽曲は、アルバムに収録されていないため彼女の楽曲の中では少し知名度が低いが、ビリーと兄フィニアスの信頼関係などが垣間見えるエモーショナルな作品となっており、2020年のグラミー賞では2年連続となる最優秀レコード賞を受賞している。

 2020年はご存知の通りパンデミックの影響があり、いくつかの楽曲を発表しながら次回作の制作および充電期間に充て、2021年7月に待望の2ndアルバム「Happier Than Ever」を発表した。当初、ビリーは1stアルバムを完成させた際に、レーベルからのあまりのプレッシャーに「二度とアルバムを作らない」と神に誓ったそうだが、世界的成功を受けて次作以降は兄フィニアスと自由に制作することを許可され、今作はストレスフリーで楽しみながら完成に漕ぎ着けたという。当然、同作も前作に引き続き、全曲をビリーと兄フィニアスが作詞と作曲を担当。元恋人への怒りと失望を歌った表題曲をはじめ、前作よりも内省的でパーソナルな感情や出来事を赤裸々に語っており、チャートでは英米を含む全世界15カ国で1位を記録するなど、コロナによる停滞をものともしない活躍ぶりを見せた。

 気になる3rdアルバムに関しては、2021年時点で制作に着手していると兄フィニアスは公言。しかし、具体的なリリース時期に関しては明言を避けており、ひとまず来る日に備えて本記事下部の「まずは聴いておくべき10曲」をチェックして待っておこう。

2つのトレードマークからの卒業

 1990年代にグランジロックで一世を風靡したニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)がファッションアイコンとなったように、一挙手一投足が注目されるアーティストのファッションアイコン化は、“国民総メディア時代”となった現代こそ半ば必然だろう。

 ビリーといえば、ユニークなヘアカラーとバギースタイルに代表されるルーズなシルエットのスタイリングがトレードマークだったが、この2つにはどちらも明確な理由がある。まずは、数あるヘアーカラーの中でもアイコニックだったネオングリーン&ブラックについて。彼女の本来の髪色はブロンドだが、ある日、グレーに染めたところパープルになってしまい、これが嫌すぎてブリーチしたところ今度はブルーになり、嫌々ながらヘアダメージを気にして放っておいたところパープルに戻ってしまったそうだ。そこで、一時的な手段として黒染めスプレーを使用すると、ブラックの下から見えるパープルのレイヤードが妙にカッコいいと感じ、それでもパープルは嫌だったのでグリーンにしたという。こうして出来上がったトレードマークのヘアカラーだったが、2021年からしばらくは地毛のブロンドに戻していた(2023年4月現在はブラック)。というのも、派手な髪色だとどこに行っても気付かれてしまうそうで、存在を隠すためにブロンドへと立ち戻った結果、街を歩いても全く気付かれなくなったそうだ。

 続いてスタイリングについて。そもそもは、彼女はタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)を敬愛していることからわかるように、音楽でもファッションでもヒップホップから多大な影響を受けており、その流れでバギースタイルに傾倒。これをベースに、ルーズなシルエットのアイテムで胸をはじめとする自身のボディラインを隠すことで“プライベートを一切明かさない”という姿勢を表明していたという。また、意識的に“女性的”な格好ではなく“男性的”な格好をすることで、性差別や女性蔑視が蔓延る音楽業界でサバイブできたと語っている。

 しかし2021年3月、「ヴォーグ(VOGUE)」のシューティングでそれまでひた隠してきた肌を大胆に露出した往年のハリウッドスターを彷彿とさせる姿を披露。これまでのイメージを一新させるスタイリングはSNSを沸かせた一方で、これに対しセルアウトだと批判するファンも現れた。しかし、「やりたいことをやっただけ。体や肌を見せるか見せないかで、敬意が奪われるべきではない」と反論し、この日を境に“他者から見たイメージの殻”を破り、透け感のあるアイテムやタイトな衣装も楽しむようになっていることがSNSから見て取れる。

キム・カーダシアン・ウェスト Instagram

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「エア ジョーダン 15」がお気に入りモデル

 ジェネレーションZ(1996年から2014年までに生まれた世代)初のアイコンのビリーをファッションブランドが見逃すはずもなく、これまでに「グッチ(GUCCI)」「カルバン・クライン(Calvin Klein)」「エムシーエム(MCM)」などがキャンペーンヴィジュアルのモデルに起用。また、東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」から「H&M」や「スナイデル(SNIDEL)」、「ベルシュカ(Bershka)」、アメリカ・ロサンゼルスのストリートブランド「フリークシティ(Freak City)」まで、さまざまなショップやブランドとのコラボアイテムをリリースしてきたが、ここでは「ナイキ(NIKE)」および「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」にフォーカスしたい。

 何を隠そう、ビリー(と兄フィニアス)は相当なスニーカーヘッズなのだ。ビリーはウィメンズサイズではなくメンズの1番小さいサイズを履くというこだわりを持っており、細身のモデルが苦手でボリュームのあるシルエットが好み。また、ラッパーのリフ・ラフ(Riff Raff)の楽曲「TiP TOE WiNG iN MY JAWWDiNZ」でジョーダン ブランドの存在を知ってから虜となり、お気に入りのモデルに「エア ジョーダン 15」と「エア ジョーダン 19」という通好みの2足を挙げているあたりに生半可なスニーカー好きではないことが分かるだろう。

 そんなビリーは、念願叶って2021年にジョーダン ブランドとのコラボを実現。初のコラボモデルは2型をラインアップし、1型は「エア ジョーダン 1」の廉価版である「エア ジョーダン 1 KO」、もう1型はフェイバリットモデルに挙げていた「エア ジョーダン 15」だった。その後も現在までジョーダン ブランドをはじめとするナイキ社との関係は続いており、これまでにベルクロ仕様の「エア フォース 1 ハイ」や、端材を再利用した「エア フォース 1 ロー」、サンダル「ヘックス ミュール(Hex Mule)」、アパレルコレクションなどを展開している。

村上隆の存在

 本稿の序盤で、村上隆との関係性について少し触れたが、同氏は間違いなくビリーのベスト・コラボレーターの1人と言っても過言ではない。「サマーソニック 2018」での特注衣装を皮切りに、“宝誌和尚立像”に着想したコラボワークでニューヨークのカルチャー誌「ガレージ マガジン(GARAGE MAGAZINE)」の第16号の表紙を飾り、2019年3月には村上氏が主宰する「カイカイキキ(Kaikai Kiki)」の映像制作部門「ポンコタン(PONCOTAN)」がヴィジュアルディレクションおよび制作を担当した「you should see me in a crown」のMVを公開した。

 この延長で、7月にはコラボイベントを中野で開催。「you should see me in a crown」のMVの原画や村上氏がデザインした約3mの巨大フィギュアなどの展示に加え、「レディメイド(READYMADE)」とVERDYを招へいした夢のようなトリプルコラボグッズも販売されていたのである。極め付けに翌年5月、「ユニクロ(UNIQLO)」が展開するグラフィックTシャツレーベル「UT」を加えたトリプルコラボコレクションまで発表。残念ながらこれ以降は目立ったコラボが見られないが、またいつの日かタッグを組む日は来るはずだ。

おまけ

 最後に、ビリーの巨大な影響力を物語る一例をご紹介したい。昨今、SNSでのバズで一躍日の目を浴びるアーティストは珍しくないが、現在26歳のラッパーのアルマーニ・ホワイト(Armani White)もそのうちの1人。彼は2022年2月に自らのとある楽曲をTikTokに投稿すると大きなバイラルヒットとなり、5月の正式リリースからわずか8週間で4500万回以上のストリーミング再生を記録したのだ。その楽曲名とは、なんと「BILLIE EILISH.」である。

 タイトル通り、彼女の音楽性や服装についてをラップしており、当然だが正式リリース前にビリーのレーベルから配信拒否を通達されるも、ビリー本人が快諾したことで晴れてリリース。現在までにTikTokでは10億回以上、スポティファイでは2億4000万回以上も再生され、同楽曲を機に彼は名門ヒップホップレーベル「デフ・ジャム・レコーディングス(Def Jam Recordings)」との契約を勝ち取ったのだ。なお「BILLIE EILISH.」のMVは、「bad guy」と「when the party's over」というビリーのアイコニックなMVの要素をサンプリングしているので、ぜひ観ていただきたい。

まずは聴いておくべき10曲

1曲目:ocean eyes
1stEP「dont smile at me」(2017年)収録曲で、デビュー作。兄フィニアスが自身のバンドのために書いた楽曲を、2015年に当時13歳のビリーが自身の歌声を乗せてサウンドクラウドにアップしたことで一躍話題に。

2曲目:bellyache
1stEP「dont smile at me」(2017年)収録曲の2ndシングル。作詞作曲は兄フィニアスで、当初はドージャ・キャット(Doja Cat)の参加構想があった。

3曲目:&burn
1stEP「dont smile at me」(2017年)収録曲で、ラッパーのヴィンス・ステイプルズ(Vince Staples)とのコラボ楽曲。もともとは「watch&burn」という楽曲だったが、ビリー単独の楽曲を「watch」に、ヴィンスが参加した楽曲を「&burn」とした。

4曲目:Bored
アルバム未収録曲で、「ネットフリックス」のオリジナルドラマ「13の理由」(2017年)のサウンドトラック収録曲。ビリーと兄フィニアスが作詞し、多くの間違いを犯したビリーの元恋人についてを歌っている。

5曲目:lovely
アルバム未収録曲で、R&B歌手のカリード(Khalid)とのコラボ楽曲。「ネットフリックス」のオリジナルドラマ「13の理由 シーズン2」(2018年)のサウンドトラックにも収録されており、MVはビリーの作品の中で最も再生されている(2023年4月時点で17億6700万回)。

6曲目:bad guy
1stアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」(2019年)収録曲で、彼女の名を世界に知らしめた代表曲。同年、スポティファイの“2019年に最も再生された楽曲ランキング”では2位となった。

7曲目:when the party’s over
1stアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」(2019年)収録曲で、シンプルなサウンドが批評家からも絶賛された楽曲。インパクトの強いMVは、ビリーがファンを公言するタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)の「Yonkers」のMVにインスパイアされたもの。

8曲目:everything i wanted
アルバム未収録曲で、もともとは自死する悪夢に着想した「nightmare」がタイトル。その後、兄フィニアスと共に人生を歩む内容に変更した。なお、アートワークは夢の中で自死したゴールデンゲートブリッジが元ネタ。

9曲目:No Time to Die
アルバム未収録曲で、2020年に公開された映画「007/NO TIME TO DIE」の主題歌。ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)がジェームズ・ボンド役を演じる最後の作品で、ビリーは12年ぶりに「007」シリーズの主題歌を担当したアメリカ人かつ最年少シンガーとなった。

10曲目:Happier Than Ever
2ndアルバム「Happier Than Ever」(2021年)収録曲で、タイトルトラック。名声と引き換えに失ったものについて歌ったリリックや、アコースティックからロックへと転調する展開など、多くのメディアがビリーの最高傑作のひとつと評している。

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東京とロンドンを拠点に活動するエディターやライター、スタイリスト、フォトグラファー、グラフィックデザイナーが所属。

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