韓国版ユニクロ!?人気の理由は使い勝手の良さ
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musinsa standard 江南店
MUSINSAは、昨年5月に弘大(ホンデ)に、そして今年7月に江南(カンナム)に自社ブランド「ムシンサ スタンダード(musinsa standard)」2店舗をオープンさせました。どちらも若者で賑わう繁華街の一等地に立地し、ベーシックウェアを展開しています。価格帯はジャケットが約8000〜1万円、ボトムスが約5000〜7000円、トップスが約3000〜6000円ほど。シューズやバッグなどの小物やアンダーウェアなども取り扱っています。ロゴものやプリント柄はなく"ザ・ベーシックウェア"で、サイズ展開も豊富(XXS〜XXL)。まるで"韓国版ユニクロ"のよう。店内には男性客が多く、特に上下2万円以内で買えるスーツのセットアップがサイズ・カラーバリエーション共に豊富で人気アイテムとのこと。
店舗の作りもユニーク。無機質の空間に巨大な液晶ディスプレイを配しており、どこか近未来を感じさせる作り。韓国は自撮り文化があり、試着室は明るさを調整できる照明があったり、自撮りする想定でブランドロゴがあらかじめ反転してデザインされていたりとセルフィー仕様に工夫されています。店内は天井まで続く帯状の液晶や、透ける液晶など日本では見られない大胆な液晶ディスプレイ使いが印象的で、キャンペーンや立体的なヴィジュアルが投影され、空間作りに一役買っています。
musinsa standard 弘大店
■ musinsa standard 江南店
住所:54 Seocho-daero 77-gil, Seocho-gu, Seoul
(서울특별시 서초구 서초대로77길 54)
営業時間:11:00〜21:00
■ musinsa standard 弘大店
住所:162−10 Donggyo-dong, Mapo-gu, Seoul
(서울특별시 마포구 동교동 162−10)
営業時間:11:00〜21:00
"液晶パネル大国"韓国での屋外広告
韓国は日本と比べ屋外広告の多さに目を奪われるほど。MUSINSAでは店舗近辺の交通量の多い3ヶ所(梨泰院・島山・江南)に自社ディスプレイを所有しています。MUSINSAの広告を流すこともあれば、パートナーである展開ブランドのキャンペーンヴィジュアルを流すこともあり、これは契約時のパッケージに含まれているそう。ディスプレイ広告を出稿するとなるとそれなりの金額がかかるところ、MUSINSAはブランド支援の一環としてサポートしています。ブランド側としては嬉しいサービス。
若者に人気の夜景スポット「musinsa terrace」
多くの人で賑わう弘大には店舗の他にもう一つチェックしておきたい場所が。ショッピングセンター「AK&弘大店」の屋上17階に位置し、MUSINSAが運営するオープンスペース「musinsa terrace」は若者にも人気のスポット。アプリに登録していれば誰でもアクセスが可能で、お買い物の合間に一息つくにはもってこいのスペースです。ワンフロアの広い空間には季節ごとにポップアップや企画展、カフェ、くつろぎスペースがあり、人が多く雑多な弘大エリアにあって、ゆっくりと時間を過ごせる貴重な場所として人気の穴場スポットです。
目玉であるテラスも贅沢な空間使いで、夜にはソウルの夜景が目の前に広がります。広いデッキスペースは、夏はアウトドア気分が楽しめるテントが置かれていたり、ヨガなどのアクティビティーが定期的に開催されるそう。
■ musinsa terrace
住所: 동교동 190-1 KR 서울특별시 마포구 양화로 188 17층
※弘大入口駅4番、5番出口から専用エレベーターあり
営業時間:11:00~21:00(20:30最終入場)
RMも来店。ファッション好きのマストアドレスに!?
取材期間中に、MUSINSAの新たな事業となるセレクトショップ「エンプティ(Empty)」がちょうどオープンすると聞きつけ早速店舗へ。この店舗のために設計されたという建物は4フロア構成で、3階部分が店舗スペース、4階はVIPルームが併設されています。英語の「空白」に由来し、新しいものを入れて価値を作り出していくことがコンセプト。什器は稼働式で自在に配置換えが可能なほか、店舗の側面には巨大なLEDパネルが配されており、コンセプトムービーが壁一面に投影されているのが特徴的。
扱うブランドは韓国の気鋭ブランドのほか、インターナショナルのデザイナーズブランドなど。日本ブランドの取り扱いも多く、「サルバム(salvum)」「テンダーパーソン(TENDER PERSON)」「コグノーメン(COGNOMEN)」「エンダースキーマ(Hender Scheme)」「サスクワァッチファブリックス(Sasquatchfabrix.)」など知る人ぞ知るセレクション。韓国でここまで日本のデザイナーズブランドを扱うセレクトショップはないとのことで、マスにはもちろん、ファッション感度の高い人に向けたセレクションになっています。
プレスプレビューには多くのファッション関係者や経営者、インフルエンサーなどが来場したといい、取材前日にはなんとBTSのRMも来店したのだとか(!)。ファッション好きなら訪れたい韓国ファッションの最新マストアドレスです。「Empty」がある聖水エリアには、MUSINSAの新社屋のほか、MUSINSAが運営するファッション業界専用のシェアオフィス「musinsa studio」などもありMUSINSAの勢いを感じられるエリアでもあります。
〜Editor’s Memo〜
取材中に印象的だったのが、"液晶パネル大国"韓国ならではのダイナミックな空間づくり。街頭広告をはじめ、店内装飾にも液晶ディスプレイやLEDが効果的に活用されており、MUSINSAでも店舗やスペースにおいてもヴィジュアルコミュニケーションの重要な一役を担っていました。他にも韓国のおしゃれなお店はコンセプチュアルなデザインを取り入れたり、日本ではなかなか見ることのできない空間づくりも要チェックです。
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