
イタリアのプレミアムデニムブランド「リプレイ(REPLAY)」が、新たな時代の幕を開ける。2025年春夏シーズンより、メンズディレクターにパオロ・モスカ(Paolo Mosca)、ウィメンズディレクターにナタリー・ラタベッシ(Natalie Ratabesi)を迎え、ブランドは新体制へと移行。「第一章:私たちが立ち返るところ(CHAPTER ONE: WHERE WE BELONG)」をテーマに、両ディレクターの視点からリプレイの豊かな歴史に敬意を捧げたコレクションが誕生した。
日本のファッションシーンを牽引する森星さんと大平修蔵さんを迎え、リプレイストア代官山にてスペシャルシューティングを実施。ブランドのDNAであるクラフトマンシップやヴィンテージの遊び心を随所に散りばめた、新生リプレイの世界観を、ぜひ体感してほしい。
DNAを凝縮した新生リプレイ



森星:ゴートレザーレーシングジャケット 15万700円、バギーフィットマーゴット AIプリントデニム 3万7400円、シューズ 1万8700円、/リプレイ、その他スタイリスト私物 大平修蔵:ワックスラムレザージャケット 15万700円、コットンポプリン ハワイアンアロハシャツ 2万5300円、リラックスフィットブアイ オーセンテックリジットデニム 4万700円、ベルト 1万9800円、シューズ 4万4000円/リプレイ
新ディレクターによる2025年春夏コレクションには、創業44年を迎えるリプレイの豊かな歴史への敬意が随所に表現されている。今季はミリタリーやカレッジスタイル、バイカースタイルなど、多彩なカルチャーを取り入れながら、レザーやコットンといった素材本来の風合いを楽しめるアイテムが揃う。
星さんは今季を象徴するソフトなゴートレザーを用いたレーシングジャケットと、最新技術であるAIプリントによるヴィンテージ風デニムを組み合わせ、洗練されたクールでヘルシーな魅力を体現。一方修蔵さんは、ベジタブルタンニンなめしのラムレザージャケットに、鮮やかな赤のハワイアンシャツ、そしてブランド最高峰の“ロイヤルイーグル(ROYAL EAGLE)”シリーズのリジットデニムを合わせた、大人の遊び心あふれるスタイルを見せた。
「リプレイのデニムは、時の経過を感じさせる柔らかな風合いが魅力的で、日常生活に自然に馴染むような印象を受けました。作業着を起源とするデニムは、現代でも“ユニフォーム”のような存在。シンプルだからこそ、ベルトの締め方や襟の立て方などの細かな着こなしで、その人らしさが自然と表れるアイテムだと感じます」──森星
「リプレイのジーンズはシルエットが美しく、体にフィットして、足も長く見せてくれるところに驚きました。デニムは日常着として、肩の力を抜いて、おしゃれを楽しみたいときに選ぶことが多いです。今日のレザージャケットとジーンズの合わせは、普段の自分に近い感覚で撮影に臨めました」──大平修蔵
イタリア発のプレミアムデニム



リサイクルクロップドデニムジャケット 4万7300円、ボーイフィットハワイフィールシャツ 1万9800円、バギーフィットマーゴットリサイクルブライトデニム 4万700円、シューズ 参考商品/リプレイ
1981年にイタリアで誕生したリプレイは、デニムをルーツに持つブランド。イタリアらしい洗練されたデザインと、革新的な加工技術を融合させたクラフトマンシップにより、ヴィンテージの風合いを美しく再現し、多くのファンを魅了してきた。今季はブランドのアーカイヴを現代的な視点で再構築した新コレクション「ロイヤルイーグル(ROYAL EAGLE)」をリリースした。
また新たにデビューする「マーゴット(MARGOTT)」は、リラックス感のあるバギーフィットのデニムシリーズ。星さんは、リサイクルデニムに酵素ストーンウォッシュと職人による手作業のダメージ加工を施したバギーフィットジーンズとクロップドジャケットのセットアップを着用。ヴィンテージライクな風合いに、洗練された現代的シルエットが調和した、現代のデニムスタイルを体現している。
「今日、リプレイを着たことで、自分の中にある“ハンサムな男性性”が自然と引き出された気がしました。中性的なファッションが広がる中、以前はコンプレックスに感じていたマスキュリンな自分の一面も、今では魅力としてポジティブに捉えられるようになりました。私たちは常に進化を続けていると思います。日々の好奇心とチャレンジを大切にしながら、一歩ずつ前に進んでいきたいです」──森星
遊び心あるヴィンテージ風デザイン



バーシティジャケット 4万7300円、オンブレ ソフトコットン半袖ニット 2万5300円、リラックスフィットライトデニム 4万9500円、ベルト 1万7600円、シューズ 3万800円/リプレイ、その他スタイリスト私物
デニムと並び、リプレイのアイデンティティを語るうえで欠かせないのが、ヴィンテージに着想を得たカジュアルスタイル。2025年春夏シーズンは、ブランドがこれまでもインスピレーション源としてきた、1950〜60年代のアメリカンカルチャーを再解釈したエッセンスが際立つ。
修蔵さんが着こなしたのは、スポーティかつレトロなムードのあるバーシティジャケットに、日に焼けたようなグラデーション加工が印象的な半袖ニット、そして酵素ストーンウォッシュとブリーチを施したリラックスフィットのジーンズ。カジュアルなアメリカンヘリテージと洗練された都会的感性がミックスされた、現代的なカジュアルスタイルが完成した。
「今日着用した淡いブリーチデニムは、程よい抜け感があり、自分の等身大の雰囲気をさりげなく演出してくれるように感じました。僕は今、楽曲制作を通して、自分の存在意義や“本当にやりたいこと”に向き合っているところです。他者から見られる自分と、自分自身が思い描く姿とのギャップに気づき、その葛藤を曲に込めながら、より自分らしい表現を追い求めています。若い世代の感覚も取り入れつつ、自分の音楽性を大切にした作品を届けていきたいと思っています」──大平修蔵

STORE INFORMATION
リプレイストア代官山
住所:東京都渋谷区猿楽町24-4
電話番号:03-6416-5728
営業時間:11:30~19:30(平日)、11:00~20:00(土日祝)
リプレイ 公式インスタグラム
問い合わせ先 ファッションボックスジャパン:03-6452-6382
森星
1992年生まれ。東京都出身。モデルとして国内外の雑誌や広告等で活躍。途上国の女子を支援する「公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン」のアンバサダーを務め、YouTubeや共同運営するフードトラックでは体にも環境にも優しい生活を提案。創業者の一人としてクリエイティブ・ディレクターを務める「tefutefu」では、日本の工芸や文化を尊重しつつ現代に馴染む形に再編集し、世界に発信している。
Instagram: @hikari
大平修蔵(SHUZO)
2001年生まれ。神奈川県出身。モデル、DJ、俳優。ニュージーランドに遊学経験があり英語が堪能。2020年に始めたTikTokで注目され、フォロワーは760万人、SNS総フォロワー数は約1000万人となる。2022年に『フォーブスジャパン』 30 UNDER 30/日本発「世界を変える30歳未満」への選抜や、大手PR会社サニーサイドアップ社のSNSマーケティングプロデューサーに就任するなど経済界へも影響を与える。また、2024年8月中国北京拠点エージェントRYCE ENTERTAINMENTとアーティスト、DJ、モデルとして契約を発表、アジア進出を目指す。
Instagram: @shuzo___3120
photography: Tomoyo Tsutsumi, styling: Akira Maruyama, hair: Tetsuya Yamakata(for Hikari Mori), Nobusawa Hitoshi(for SHUZO), makeup: Mifune(for Hikari Mori), edit & text: Mami Osugi , project management: Shiori Nagaoka(FASHIONSNAP), direction: Mina Jokoji (FASHIONSNAP)
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