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　セッチュウのブランド名は和洋折衷に由来し、「クラシックなものに一捻りを加える」という考えが込められている。同展では、「折り紙」を要素として取り入れたブランドのシグネチャーの一つである「オリガミ（ORIGAMI）」シリーズを展示。機能とデザインの深い次元での融合を表現したという。展示アイテムはジャケット（21万5600円）やシャツ（9万6800円）、パンツ（11万6600円）、セパレートコート（47万3000円）などを展開し、販売も行っている。　共同で展示する「ON THE HILL selection」からは、黒谷和紙作家 ハタノワタルの作品とフラワーアーティスト 篠崎恵美の作品を出品。ハタノワタルは和紙や土、顔料などが幾層にも重ねられ長い年月をかけて積み重なってきたものの美しさを表現した「積み重なったもの」シリーズの作品を、篠崎恵美は有機物である石と日本原産の紙で作る無機物の花を掛け合わせたスカルプチャー作品をそれぞれ披露している。

SETCHU

銀座・和光で「セッチュウ」2024年秋冬のインスタレーションを開催、篠崎恵美の作品も展示

　和光は、アパレル産業を取り巻く環境問題の改善を目指すゴールドウインの姿勢に共感したことから、今回のインスタレーションの開催に至った。リアクション リングTシャツには、スパイバー（Spiber）が開発した構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン（Brewed Protein）」の繊維を採用。ゴールドウイン ゼロのデザイナー ヌー・アバス（Nur Abbas）とともにデザインし、同ブランドのテーマである「循環」を、自然界の反応拡散システム「Reaction-Diffusion System」を用いた「円」で表現したという。和光では、限定色のブラックを展開する。価格は2万3100円。　インスタレーションの会場となる和光本店の地階は、今年7月にリニューアルオープン。和光のヘリテージや、豊かな日本文化を活性化する発信地として、新たなカテゴリー「アーツアンドカルチャー」を中心にさまざまなアイテムやプログラムを展開していく方針だ。

Fashion

和光がゴールドウイン ゼロのTシャツ限定カラーを発売　ブリュード・プロテインを採用

　地階のコンセプトは「時の舞台」。創業以来大切にしてきた豊かな日本文化を土台に、次世代クリエイターによる新たな芸術・文化の発信拠点へと進化する。フロアの中心部を「舞台」として、時計に見立てた長針と短針の回転什器を配置。売場を回遊できるように木格子に囲われた回廊を設けた。素材には霧島杉や魚梁瀬杉、京都の町家石、唐紙など日本ならではの素材を使用。木の香りがほのかに漂う、日本的な作法によって整えられた空間に仕上げた。また、地階スタッフの制服は「シーエフシーエル（CFCL）」がデザインを手掛けた。　地階フロアでは、ファッション、ジュエリー、現代アートといった多岐にわたる各分野の第一線で活躍するデザイナーや職人たちによるアイテムを展開。「和光とクリエイターとの唯一無二のコラボレーション」「和光がクリエイターとクリエイター、クリエイターと生産地をつなぐ企画」「世界で活躍するクリエイターの作品」の3点を基軸とした商品を企画する。「セッチュウ（SETCHU）」「トゥ エ モン トレゾア（Tu es mon Tresor）」「キジマタカユキ（KIJIMA TAKAYUKI）」「ゴールドウイン ゼロ（Goldwin 0）」「リュニフォーム（L/UNIFORM）」「サガン・ヴィエンナ（SAGAN Vienna）」などのアイテムを取り揃えるほか、フランスのジュエリーブランド「シャルロット シェネ（Charlotte Chesnais）」 とのコラボアイテムや、京都の唐紙工房「かみ添」によるセイコーハウスの石壁の文様を唐紙にプリントしたオリジナルレターセットなどを展開する。　地階フロアのオープンに合わせて、中央ウィンドウでは8月21日までの期間、美術家で自然布の蒐集家・研究家として知られる吉田真一郎によるインスタレーションを展示。同氏が蒐集し続ける古代の白い麻布を用いた作品を公開している。

銀座のランドマーク「和光」本店の地階フロアがリニューアル　新素材研究所が空間デザイン

　庭崎は、1986年に服部セイコー（現セイコー）に入社。2001年からセイコーウオッチに移り、主力ブランドのグランドセイコーやセイコー5スポーツのグローバルマーケティングを担当した。コロナ禍以降はセイコーおよび和光の役員として「SEIKO HOUSE GINZA」を発信拠点とするグループのブランディング施策をリードするなど、和光の成長戦略策定とその推進に深く携わってきた。　グループ初の女性社長誕生についてセイコーと和光は「社会や環境の急激な変化に対応しグループの更なる成長を実現するため、女性の視点を活かした新たな経営体制を導入し、和光のグローバル化を加速させます。これにより、和光が世界中の皆様から支持される小売店へと更なる成長を遂げることを目指します」とコメントしている。　なお、これまで和光の代表取締役社長を務めてきた石井俊太郎は同日付で和光の取締役副会長に就任。庭崎は現職であるセイコーの常務執行役員を10月31日付で退任し、後任として11月1日付で現セイコーウオッチ 取締役・常務執行役員の金川宏美が就任する。

Business

グループ初の女性社長、和光の新社長にセイコーの庭崎紀代子氏が就任

　「WAKO SITE」は、銀座・和光本館のネオ・ルネッサンス様式の建物外壁を3Dプリンターで出力。店舗の内装として採用し、ライトアップする。　店頭には、竹製の籠から着想を得た「マウロ・ゴベルナ （MAURO GOVERNA）」との新作コラボレーションアイテムといったバッグ類や革小物などを展開。税込3万円以上を購入した先着50人には、銀座の時計塔を刺繍したエコバッグを配付する。

和光が新宿にコンセプトストアをオープン、和光本館の壁を3Dプリンターで出力し内装に

　カスタムオーダーの対象モデルは、スポーティーかつ知的で華やかなデザインの自動巻スプリングドライブ クロノグラフGMT。同モデルをベースに、ダイヤルやセラミックスベゼル、革ベルトなどのパーツの色をカスタムすることができる。　黒や茶、緑などにシルバー、ピンクゴールド、イエローゴールド色を合わせた9種類のダイヤルと針のほか、白、黒、青、茶、緑のセラミックスベゼルや、SSと18KYG、18KPGの3種の飾り縁とリュウズ、クロノグラフボタン、中留ワッペン、6色の付け替え用革ベルトなどを組み合わせることができ、裏蓋の獅子紋章は金、銀、ピンクゴールド、青の4種から選べる。

「グランドセイコー」初のカスタムオーダー会を実施、価格は198万円から

　新デザインは、伝統的なルネサンス手法に新しい建築方法を織り交ぜた「ネオ・ルネッサンス様式」の建築と時計塔が象徴的な本館からインスピレーションを受け、直線的なシルエットの中にコードパイピングを曲線で描くことで、建築にも見られる美しいカーブを表現した。また、「いつどのような時でもエレガントに見えること」という和光社員の要望を取り入れ、ジャケットはノーカラー仕様。襟のディテールやボタンの配置などでコンテンポラリーな雰囲気を演出しつつ、お辞儀をしたときにデコルテのラインが綺麗に見えるようデザインを工夫したという。動きやすさを重視し、素材にはストレッチ性があり、しわになりにくい生地を使用した。

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和光が6年ぶりに制服リニューアル　「エズミ」江角泰俊がデザイン

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銀座の和光本館に新たなシンボル、セイコークロックのからくり時計を常設展示

「グランドセイコー」銀座限定モデルが4店舗で発売、パワーリザーブにはガス燈をデザイン

銀座・和光の時計塔内部を体現、銀座4店舗目の「セイコードリームスクエア」はミュージアム併設

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