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　両社は、退役したJALの「ボーイング 777型機」の部品をアップサイクルした作品13点を今年6月に開催された「インテリアライフスタイル 2023」で公開。今回の展示会では、芦沢啓治、イトウケンジ、熊野亘、倉本仁、鈴野浩一、辰野しずか、寺田尚樹の7組の建築家やデザイナーをはじめ、カリモク家具のデザインチームが製作したアイテムを追加発表する。同展示会は、両社が目指す持続可能な取り組みを、インテリア業界のみならず航空ファンや旅好きの人にも認知してもらうことを目的としている。　JALは昨年、通常は退役後に国外へ運ばれる航空機を国内で初めて解体し、資源リサイクルに尽力。またカリモク家具も、これまで森を健全に保つための家具づくりに取り組んできた。両社は、航空機廃材を活用したアップサイクルアイテムの開発を引き続き行い、今後は販売も目指していくという。

Lifestyle

カリモク家具とJALが航空機廃材をアップサイクルした展覧会を開催、辰野しずかや芦沢啓治など7組が参加

　同アイテムは、中川政七商店が行った調査で約65%の人が「ソファーがあっても床に座る」と回答したことを踏まえ、床だからこそ得られる安息やくつろぎの感覚があると考え製作。座椅子（7万7000円）は、国産の楢を素材に使用し、姿勢良くくつろげるよう日本人の体形に合わせてデザインした。盆ちゃぶ台（3万8500円／いずれも税込）は、和洋どちらにも馴染むデザインと実用性を兼ね備えており、天板を外してお盆としても使用できる。座椅子とちゃぶ台は、どちらもスペースが限られる日本の住宅事情に合わせ、折りたたみ式にした。また今回、座椅子とあわせて使用できる座布団を3種製作。生地には吸水発散性が高く蒸し暑い夏でも快適に過ごせる麻和紙を採用した。価格帯は税込7700円〜3万3000円。

中川政七商店が10年ぶりとなる家具を発売　カリモク家具との協業で

　鈴木は、大胆でカラフルなファブリックデザインを中心としたものづくりで知られるデザイナーで、2004年に自身のファブリックブランド「オッタイピイヌ（OTTAIPNU）」を設立。「マリメッコ（Marimekko）」や「ユニクロ（UNIQLO）」、「カンペール（CAMPER）」といったファッションブランドにもデザインを提供した経歴を持つ。　同展では、両面からプリントすることで表と裏を作らない新作のテキスタイルや、「石巻工房 by Karimoku」とのコラボレーションにより制作した木製の家具やオブジェ作品などを展示。鈴木は「これまでの展覧会でプロダクト重視の展示を行っていたことに気付き、テキスタイル自体がプロダクトとして成立することや、インテリアに対しテキスタイルがどうあるべきかを問い直し、空間により自由に存在させることを考え抜いて創作した」とコメントしている。　会場デザインは建築家の芦沢啓治氏が担当。このほか、鈴木や芦沢、展示コーディネーションを担当した藤本美紗子を迎えたトークイベントを7月7日18時30分から予定している。

Culture

鈴木マサルが展覧会を開催、建築家の芦沢啓治が会場をデザイン

　カリモクケーススタディはデンマークのデザインスタジオ Norm Architectsをクリエイティブディレクター、建築家の芦沢啓治をデザイナーとして招聘し、2019年に始動した。　新作ではノーマン・フォスター夫妻のプライベート空間として設計された「Foster Retreat」のためにビスポークで作った家具から6アイテムを展開。ダイニングチェア（23万1000円〜）、バックレススツール（23万1000円〜）、ダイニングテーブル（41万300円〜／いずれも税込）のほか、ハイバックスツール、ラウンジチェア、ソファを揃える。　各アイテムの素材には、オークを採用。ダイニングチェア、バックレススツール、ダイニングテーブルは21日からKarimoku Commons Tokyoと各取り扱い店舗で受注販売を行い、ハイバックスツール、ラウンジチェア、ソファは2023年初旬の発売を予定している。　新作コレクションの発売を記念して、Karimoku Commons Tokyoでは展覧会「Norman Foster × Karimoku」を開催する。会期は10月21日から12月9日まで。会場では、Foster Retreatのためにビスポークで作られたアイテムを公開する。

カリモク家具が英建築家ノーマン・フォスターとコラボ　展覧会で新作を公開

　ベアブリックでは「千年パズルモデル400%」を展開。高さは約280mmで、「失われた王（ファラオ）の記憶石版」の模様の中で「千年パズル」が発光するギミックが施されている。価格は税込3万1680円。このほか、メディコム・トイが展開する「MEDICOM TOY LIFE ENTERTAINMENT」とのコラボアイテムを発売。ブラックとホワイトの2色展開のTシャツ（5720円）やクッション（6380円）、ティッシュカバー（3850円）、スリッパ（4290円）、スケートボードデッキ（1万9250円）、蓋付きのカップ（4950円）、老舗家具メーカーのカリモクが製作した掛け時計（1万9800円）をラインナップする。

「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」がメディコム・トイとコラボ、ベアブリックやカリモク製の時計を発売

　ポップアップストアでは、ア ベイシング エイプ®が「ベアブリック（BE@RBRICK）」とカリモク家具とトリプルコラボレーションし、BABY MILO®︎をモチーフで作成した寄木造の「ベアブリック 400%サイズ」（28万6000円）をはじめ、カモフラージュ柄とシャークパターンを施した「ニューバランス（New Balance）」の「5740」コラボモデル（2万5300円）や、「ベイプスタ（BAPE STA™️）」シリーズ（2万6400円／いずれも税込価格）などを展開する。

A BATHING APE

Fashion

ベイプが伊勢丹新宿店でポップアップ　寄木造のベアブリックなどを展開

　Karimoku Commons Tokyoは東京メトロ表参道駅A5番出口から徒歩10分の閑静な住宅街に位置し、周辺には美術館やカフェ、ギャラリーなどが軒を連ねる。芦沢啓治建築設計事務所が設計を手掛け、築37年の建物をリノベーションした。延床面積は387平方メートルで、1階にはイベント・ギャラリースペース「Space A」「Space B」、2階には「Karimoku Case Study」および「石巻工房 by Karimoku」の2つのコレクションが並ぶ「Space C」、3階には「Karimoku New Standard」「MAS」のコレクションのショースペース「Space D」、屋上には屋外使用が可能な家具を開発するための実験的空間「Space E」を展開する。　1階フロアでは、プロダクトデザイナーの熊野亘をキュレーターに迎え、Basketclub初の展覧会を2月12日から開催。BasketclubはJamie WolfondとAdrianus Kundertがスタートし、世界中から参加したデザイナー達が毎月テーマに基づいた作品をインスタグラム上で発表。デザイナー同士のクリエイティビティを刺激し合う新しいコミュニケーションの場となっている。会場では、これまでに発表された作品に加えて、「日本のemoji」をテーマに13組のデザイナーが制作した作品を公開。日本の伝統的な竹かごからインスパイアされた作品が並ぶ。

カリモク家具の新拠点がオープン、ショースペースやギャラリーを併設

吉田カバン85周年でポーターとシュタイフのコラボを発売、カリモク製作の木製カバンが付属

カリモクから新ブランド「カリモクケーススタディ」がデビュー、芦沢啓治がデザインに参加

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