トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・LP・EPの中からFASHIONSNAPが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したいタイトルを紹介します。10月第2週目は新譜ラッシュ!インディやオルタナティブフリークにとっては大忙しになりそうな週末です。そんな中から、インディリスナーの心を掴んで離さないオールウェイズ(Alvvays)5年ぶりの新譜や、オルタナティブフリークのツボを的確に捉えるソーリー(Sorry)のセカンドアルバムをセレクト。
Alvvays「Blue Rev」
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世界中のインディリスナーの心を掴んで離さないカナダ発のバンド オールウェイズが、待望の新譜をリリース!5年ぶりに発表された新譜は、前作「Antisocialites」を超える大傑作。今後「インディ・ポップス・バンド」というジャンルの基準にもなりえるマスターピースの予感。同バンドの"武器"とも言えるレトロでローファイなキュートさは残しつつも、シューゲイズに振り切ったノイジーなギターサウンド、80'sを感じさせるシンセサイザー、ドラマチックなコード展開などによって、よりバンドとしての深みが増した様子。新メンバーを2人迎え、新体制になった今後のオールウェイズからも目が離せません。
Sorry「Anywhere But Here」
オルタナティブフリークのツボを的確に捉えてくれるロンドンの5人組バンド ソーリーの新譜は「どこを切り取ってもかっこいい!」の一言に尽きます。軽やかなカントリー調のサウンドと親しみやすいポップスで構成されているかと思ったら、騒々しさや不穏な音、重低音などが融合。一見相反するサウンドが全体的にまとまっているから不思議。終盤につれてどんどんダークな雰囲気を醸し出しているのもお気に入りポイントです。3曲目の「Key To The City」は「ある種の優しい『ファック・ユー』のような意味を込めた曲」とヴォーカルのアーシャ・ローレンス(Asha Lorenz)がコメントしています。
「Key To The City」は、私の人生の中でもすごく特殊な状況下で生まれた曲だけど、より普遍的な響きを持つことを願っている。怒り、嫉妬、恨みなどの感情と、その人に対する否定できない愛情を調和させるのが難しいとき、必ずしも終わらせたくない人間関係の臨終の瞬間に、ある種の優しい「ファック・ユー」のような意味を込めた曲。
Asha Lorenz (Sorry)
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