ちょっとした物事がメイクの”遊び”のインスピレーション源になる。それは、日常の彩りに。ビューティライターのAYANAさんと、FASHIONSNAPビューティエディターが、日常のあちこちにあるメイクインスピレーションについておしゃべり。例えば、ファッションショーに登場する最新のルック、アート作品、写真集、映画、ドラマ、漫画、CDジャケット、たまたま通りかかったお店のヴィジュアルetc…。自分だけの”LOVEメイク”をまとう楽しさのヒントをお届けします。第1回は「マメ」2022年春夏コレクションから、伊勢丹新宿店で行ったポップアップのヴィジュアルをヒントに。
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さて、新連載「なんでもメイクにしちゃえばいいんです」がスタートしました!タイトルの通りですが、日常のちょっとした物事ってメイクのアイデアになったりしますよね。トレンドや時代性もいいけれど、ただ自分の“LOVE”を信じてメイクに取り入れる。そしたら「いま、自分は無敵!」と思いませんか?
同感ですね。例えば、メイクとは一見かけ離れたアートや漫画、ファッションアイテムとか。
デザインから雰囲気、登場キャラクターのマインドまで、自由にメイクにトランスレーションして楽しめるのではと思います。好きを身近にまとうだけで、ちょっとした高揚感につながりますし。
そうですよね!好きなもの、素敵だなと思ったものを、自分の解釈でメイクにして楽しんじゃおう。ということで、LOVEをメイクに変換するヒントをお届けしていこうと思います。
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それでは、早速第1回です!
今回は何をメイクの参考にしますか?
今回はこちら。
「マメ」の2022年春夏コレクションのキャンペーンヴィジュアルにビビッときました。
トランスペアレントな雰囲気が魅力的で、”未来系ギャル”というか。
未来系ギャル!確かに、発光しているような、ミステリアスな浮遊感が素敵ですね〜。
ちなみに、撮影したのは写真家の遠藤文香さんという方で、ポップアップに合わせて撮り下ろしたものだそう。
コレクションルックとは別に撮られたものなんですね。遠藤さんは若手の注目株みたいなので、要チェックですね!
このヴィジュアルって、写真だからこそできる光の加減で、夢うつつのような印象もあるじゃないですか。
でも、強さも感じません?気怠そうに見えて、どこかをしっかり見据えている意志の強さというか。そういうムードもメイクのヒントだなと。
確かに、繊細な雰囲気の中に力強さも感じるかも......。芯のある人を思わせるメイクって何歳になってもチャレンジしたくなります!
さっき”未来系ギャル”って言いましたけど、最近はメイクもファッションもY2Kがトレンドですよね。だからこのヴィジュアルを見たときに、今っぽいギャルメイク、こういうのもありかなって思ったんですよね。
おぉ〜!トレンドのY2Kも取り入れつつですね。
メイクに落とし込むなら、どんな感じになるんでしょう?
このヴィジュアルって、光で全体を演出してるじゃないですか。だからラメの輝きで遊びたいな〜と!
今の時期って特にメイクでも”遊び”を取り入れたくなる時期ですしね。
特に、このヴィジュアルから思いついたのは、偏光ラメとか、多色が輝くラメを使ったメイク。
ギラつかせるというよりは、光を軽やかにまとうイメージですね。
なるほど!多色のラメって、色の光が織り重なって透明感もでるし、「これなんの輝き?」ってぐっと惹きつけられますよね。
そうそう。だから光の浮遊感っぽい雰囲気が出て、カラフルなメイクとはひと味違った魅力が出るの。
私はラメの利点に、光が当ると際立つっていうのがあると思っていて。例えば、カラフルなアイシャドウを使うのって、ちょっと勇気がいるけど、ラメだと光が当たらないとそこまで目立たないから、アーティスティックな気持ちで自由に塗っても、失敗しにくいんです。
輝きのニュアンスだから意外となじむし、尚且つ遊べる。ラメで”ハズし”を作れるというか。
ふむふむ。「光を操るハズしメイク」ってことですね。
ラメの塗り方はどうですか?王道だと、まぶたの中央とか、目頭にちょんちょんと塗るとかかなと思いますが。
その塗り方も勿論OK。
マメのヴィジュアルをヒントにすると、程よく光が凝縮している感じが素敵だったから、チップで二重幅や目尻にライン使いするとか。
偏光ラメをベールみたいに、ふわっとのせるのもいいかも?眉下まで軽く広げてみたり、Cゾーンにうっすらのせてみたり。
アイラインにラメ!
目尻にチラチラっと輝きがあるの、想像しただけでも可愛いですね......。
余談ですが、最近のラメカラーって落ちにくくて、濁らずに繊細に煌めいてくれるものが増えてきたじゃないですか?
確かに、「ギラギラ」ではないけど、しっかり光を放ってくれるアイテムが増えた気がします。
透明感がありつつも、繊細な輝きで色をさりげなく主張してくれるっていうのかな。
しかも、偏光ラメとか多色ラメの”プリズム感”が持続して、光のニュアンスを長時間楽しめる。
私も偏光ラメは大好物です(笑)
今まではがっつり光らせるメイクが多かったんですけど、
光のニュアンスで引き込む”未来系ギャル”にも挑戦してみます!
是非是非!今までラメはちょっと派手すぎるかも、と思っていた方がいたら、この機会にラメメイクを楽しんでみてほしいですね〜。
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★今回のビューティヒントアイテム★
コラム、エッセイ、インタビュー、ブランドカタログなど広く執筆。化粧品メーカー企画開発職の経験を活かし、ブランディングや商品開発にも関わる。2021年にエッセイ集「『美しい』のものさし」(双葉社)を上梓。文章講座EMOTIONAL WRITING METHOD(#エモ文)を主宰するほか、OSAJI メイクアップコレクションディレクターとしても活躍中。
(企画・編集:平原麻菜実)
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