Mercedes Benz 500SL R107
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F:次は「メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)」のクラシックカーですね。
柳:1989年に製造された通称R107と呼ばれる型の最終シリーズで、500SLはかなり製造数が少ないらしいです。結構レアな個体だと思います。
F:どこで購入したんですか?
柳:たまたま知人のクラシックカーマニアの方が手放そうとしているという話を聞いて、買わせてもらったという形です。元々仕事用の車としてメルセデス・ベンツのGクラスを持っているんですが、かなり大きいので小回りが効く車が欲しいなと思っていたんです。Gクラスはかなり車高も高いし、せっかく2台目を買うなら車高が低いクラシックカーが良いなと探していたんですが、人と被るのは嫌なので珍しいモデルで自分好みのものとなるとこの車だったんですよね。
F:渋くてかっこいいですね。
柳:今後内装のウッドパネルやレザーシートをオリジナルデザインでカスタマイズする予定なので今から楽しみなんです。この車を買ってから、自分のファッションスタイルにも変化があって、車に合わせた服も買うようになりました。ダボダボのフーディーにスニーカーみたいなスタイルよりも男臭いアイテムを合わせた方がかっこいんじゃないかなって。あんまりそういう雰囲気のアイテムは得意じゃなかったんですが最近挑戦しています。
F:もしかして続いての8点目はそれで購入に至ったとか?
柳:まさにそうなんです(笑)
SHINYAKOZUKA×WRANGLER デニムジャケット
F:確かに柳さんらしくないアイテムですね。
柳:先ほどのクラシックベンツのことをインスタグラムで調べると、海外のイケオジみたいな人がたくさん出てくるんですよね。そういう人たちがデニムジャケットをよく着ているので、憧れて買いました(笑)。
F:ヴィンテージではなく、こちらは「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」の今シーズンのものですね。
柳:ヴィンテージや古着ってほとんど買わないんですよね。買うとしてもデザイナーズブランドのアーカイヴくらいで。このデニムジェケットは、「ラングラー(Wrangler)」の定番「11MJZ」をベースに、シンヤコズカがシルエットやディテールをモダンにアップデートしていて。でもやっぱりデニムジャケットだからクラシックベンツと相性が抜群なんです。
BOTTEGA VENETAのバケットハット
F:最後のアイテムは「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のバケットハットですね。
柳:バケットハットを購入したのはこれが初めてでした。一見無地に見えるシンプルなデザインなんですが、ジャカード織のグラフィックデザインがさりげなく効いていて、これを被るだけで結構様になるんですよ。
F:どんな服装の時に合わせることが多いですか?
柳:本当なんでもですよ(笑)。夏は無地のTシャツにこれを被ればそれなりにおしゃれに見えるし、朝早くて髪のセットをする時間がない時とかもサッと被れる。最近は週3くらいで被っている気がします。
F:これもストック買い候補ですか?
柳:もう一つ欲しいと思ってるんですけど、今どこも在庫がなくて。ただこのアイテムは毎シーズン定番で出してるものなので、見つけたらゲットしようと思っています。
今年を振り返って
F:今年、買い物の仕方に変化などはありましたか?
柳:今まではコレクションルックを見て、かっこいいから買うみたいな衝動買いが多かったんですが、ここ最近は少なくなりましたね。それよりもそのブランドの生産背景やコンセプト、デザイナーさんの考えなどに共感した時に買い物をすることが多くなったなと感じます。これは僕が歳をとったというのもあるんでしょうけど、コロナを経て人との触れ合いの重要性を再認識したからなのかもしれません。
F:今年を振り返ってどんな年でしたか?
柳:コロナの影響でファッション含めエンタメが止まってしまっていたここ数年から、徐々に日常が戻ってきたなと感じた年でした。フィジカルのファッションショーも増えてきたし、みんな人と触れ合うことの楽しさみたいなものを再認識したんじゃないかなと。
F:来年はもっと行動に制限がなくなり、日本のファッションシーンが盛り上がると良いですね。
柳:自分がPRやスタイリング、衣装のプロデュースなど色んな方面から日本のファッションに携わってる中で、新しいブランドが生まれてはなくなるという消費サイクルが早い今の時代だからこそ、モノづくりにこだわりを持って頑張っている日本の気鋭ブランドの魅力を再認識しています。そのようなブランドをもっと発信していく事が日本のファッションシーンの成長につながっていくと思うし、その手助けが出来たらなと思っています。
撮影場所:LENEF
柳翔吾
FAKE TOKYO チーフディレクターとしてCANDYやFAKE SHOWROOMのディレクションを経験。現在はフリーランスでアーティスト、CM、広告、テーマパークなど多ジャンルに渡り衣装プロデュースやスタイリングを手掛ける。またPRショールーム MATT.のメンバーとして、「マリーンセル(Marine Serre)」をはじめとする国内外のデザイナーズブランドのPR業務も行っている。過去にはイギリスのファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション」が毎年行う、世界を代表するファッション業界人500人「BoF500」に選出された。
【2022年ベストバイ】
・ユナイテッドアローズ 栗野宏文が今年買って良かったモノ
・アトモス創設者 本明秀文が今年買って良かったモノ
・シスター 長尾悠美が今年買って良かったモノ
・ファッションエディター 大平かりんが今年買って良かったモノ
・“インスタグランマ”内藤朝美が今年買って良かったモノ
・GR8久保光博が今年買って良かったモノ
・元GQ編集長 鈴木正文が今年買って良かったモノ
・さらば青春の光 森田哲矢が今年買って良かったモノ
・音楽家 渋谷慶一郎が今年買って良かったモノ
・ダイエット美容家 本島彩帆里が今年買って良かったモノ
・美容クリエイター GYUTAEが今年買って良かったモノ
・スタイリスト TEPPEIが今年買って良かったモノ
・ラランド サーヤが今年買って良かったモノ
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・アメリヴィンテージ 黒石奈央子が今年買って良かったモノ
・奈良裕也が今年買って良かったモノ
・ゲームコミュニティ・ボルトルームオーナー DOIが今年買って良かったモノ
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・サカナクション 山口一郎が今年買って良かったモノ
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