「グランドセイコー」が伊勢丹新宿店でポップアップ開催、世界的写真家が捉えた東京の街の魅力を時計とともに表現

IMAGE by: Grand Seiko（中央）、Josh Olins（その他全て）

　「グランドセイコー（Grand Seiko）」が、世界から見た東京の街の魅力を同ブランドの時計と重ねて表現したポップアップ「TOKYO TIME Grand Seiko」を伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージでスタートした。期間は7月9日まで。会場では、グランドセイコーの時計とともに、過去や現在の時間と日本の美意識が刻まれた多様な表情をもつ東京の街の風景を、ニューヨークを拠点に世界のファッションシーンで活躍するフォトグラファージョシュ・オリンズ（Josh Olins）の視点で切り取った写真で紹介している。

大きな写真集の中で、東京の街と時計の魅力を体感

Image by Grand Seiko

　ポップアップでは、ジョシュ・オリンズが東京の街並みとその魅力を捉えたデジタル写真集を、高級感のある大きな写真集に見立てたギャラリーに展示。「東京」をテーマにした写真集の中に入り込んだかのような空間で、街ごとに異なる「今の東京」の表情が写ったモードな写真の数々を、それぞれの街の美学と共鳴する注目モデルの時計とともに体感することができる。

　また、会場内に設置されたモニターでは、日本のジャズミュージシャン・ドラマーの石若駿が、東京の街で過ごす「時」をテーマに即興で演奏する様子を収めた映像も上映。写真と合わせて、音や映像も楽しめる展示空間となっている。

ポップアップ会場の様子 Video by Grand Seiko

伊勢丹新宿店 × SBGY037

Image by Josh Olins

　2024年の伊勢丹新宿店限定モデルは、伊勢丹らしいエッセンスとトレンドのクワイエットラグジュアリーなムードを反映したデザインが特徴。ベースモデルには、ドレスウォッチである手巻スプリングドライブモデルを採用し、ダイヤルには伊勢丹新宿店の象徴的な外壁のテクスチャーを落とし込んだ。全体の色彩を極力抑えることで、上質かつアンダーステイトメントな一本に仕上げている。

※11月上旬発売予定。
※会期中サンプル展示にて、先行受注を実施。

世界的写真家が切り取る、東京の街とグランドセイコーの魅力

　伝統と革新の美学、日本の美意識、クラフトマンシップ、それらを象徴する名建築、情緒を感じる人々の生活の痕跡——「TOKYO TIME Grand Seiko」では、そんな要素が息づく東京を舞台に、世界的な写真家ジョシュ・オリンズが街ごとに異なる東京の「時」の流れをモードかつファッショナブルに切り取っている。

　伊勢丹新宿店のポップアップで展示している写真たちは、グランドセイコー公式サイト上でも「デジタル写真集」として展開。現在同サイトで公開中の前編では、日本橋、代々木、銀座の3つの街をフィーチャー。その三者三様の表情を、共鳴する美学をもつグランドセイコーのモデルとともに紹介する。

日本橋 × SLGC001（Evolution 9 Collection）

Image by Josh Olins

　世界の人々の目に映った時、最も東京らしい風景の1つであり、最も巨大な建築物でもある「首都高速道路」。江戸時代に江戸城へと向かう水路として誕生した「日本橋川」と、1964年の東京オリンピック開催を前に川の上に構築された高速道路という、異なる時代に生まれた2つの交通網が今も残る「日本橋」という街では、江戸から現在に至るまでの歴史の痕跡とその流れを感じることができる。

　「SLGC001」は、ストップウオッチ機能を搭載したグランドセイコー初のメカニカルクロノグラフモデル。次世代のグランドセイコーを象徴するムーブメント「キャリバー9SC5」を備え、最⼤巻上時約72時間（約3⽇間）持続を実現。ダイヤルには、製造地「グランドセイコースタジオ雫石」から望む雄大な岩手山の山肌を表現した「岩手山パターン」が施され、セラミックス製のベゼルの美しい陰影と相まって豊かな表情を見せる。

　そんな高精度な「SLGC001」が持つ機能性は、東京を⽀え続けてきた⾸都⾼速道路と都市内⽔運の精巧さと共鳴する。

代々木 × SBGA443（Heritage Collection）

Image by Josh Olins

　原宿や表参道といったファッションエリアから、丹下健三が設計した世界的名建築「国立代々木競技場」、明治神宮や代々⽊⼋幡宮といった由緒ある神社までをも有し、流⾏の最先端と伝統的な情緒がクロスオーバーする街「代々木」。

　そして、⽇本特有の季節の移ろいをデザインに落とし込んだモデル「SBGA443」。⾵に舞い散った桜の花びらが川の⽔⾯を覆う「花筏（はないかだ）」の情景を、岩肌のようなパターンとグレイッシュなピンク⾊でダイヤルに表現した。

　「桜が散ってもなお愛でる」という⽇本ならではの⾵情ある光景を反映した「SBGA443」には、華やかな街の中で、豊かな木々や静けさ、神聖な空気を湛えた安息の地として存在する「代々木八幡宮」に漂うような、情緒や優美さに通ずる佇まいがある。

銀座 × SLGH005（Evolution 9 Collection）

Image by Josh Olins

　東京の中でも一際古い、400年以上の歴史を有する街「銀座」。建築史に残るような美しい近代建築が立ち並ぶ同エリアでランドマークとなっているのが、ネオ・ルネサンス様式のエレガントな装飾と時計塔が象徴的な「SEIKO HOUSE」だ。

　機械式時計の製造地・岩手県にある平庭高原の白樺林に着想を得た「SLGH005」は、白樺が群生する壮麗な姿を、ダイナミックな型打模様と繊細なカラーリングを施したダイヤルで表現。

　美の伝統が脈々と息づく銀座の街の凜とした洗練さは、⽩樺が幾重にも林⽴する神秘的な⾃然の光景を切り取った、「SLGH005」のシンプルなデザインとオーバーラップする。

　そのほか、今回のポップアップでは、秋にグランドセイコー公式サイトで公開予定の清澄白河・新宿・虎ノ門の３つの街のヴィジュアルも先行して見ることができる。

ポップアップで展開、「TOKYO TIME Grand Seiko」掲載モデル