佐藤ノア
Image by: FASHIONSNAP
インフルエンサーやモデル、アーティストなど、多様な分野で活動する佐藤ノア。今年3月には、自身がボーカルを務めるバンド「シュガレス(suga/es)」の活動を約3年ぶりに再開させ、音楽シーンでも注目を集めている。SNSの総フォロワー数は180万人を超えるなど、Z世代を中心に支持を集める彼女の魅力とは?ファッションスタイルのルーツから、彼女の考える“なりたい女の子像”、最新曲「セブンスター」の歌詞に込めた思いまで、佐藤ノアを紐解く18の質問。
─今日のファッションのポイントは?
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今、流行りの平成ギャルをイメージしました。トップスとスカートはどちらも「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」です。
─好きなファッションスタイルは?
ストリート系と、「ラルム(LARME)」っぽいガーリーなテイストが好きです。その日の気分によって、スタイルを変えています。
─好きなブランドは?
よく着るブランドは、「ヒステリック グラマー」、「エフアールツー(#FR2)」「ハニーミーハニー(HONEY MI HONEY)」「キャンディストリッパー(Candy Stripper)」。裏原とか、ラフォーレ原宿によく買い物に行きます。
─最近買って良かったファッションアイテムは?
「キワンダ(Kiwanda)」の靴下。靴下が大好きで、家には靴下だけのタンスがあります。「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」の靴下も好きで、よく履きますね。
─ファッションで影響を受けたものは?
矢沢あい先生の漫画「ナナ(NANA)」。ヴィヴィアン(ヴィヴィアン・ウエストウッド)が好きだったりと、ナナから今のファッションのテイストに繋がっている部分は多いと思います。作品から影響を受けることが多くて、映画「きみに読む物語(The Notebook)」のスタイリングも好きで、その影響からクラシカルなワンピースを着るようになりました。
─最近、見た映画は?
「クルエラ(Cruella)」を見ました。ファッション要素の強い作品が好きです。
─趣味は?
生牡蠣を食べること。週2で食べています(笑)。
─お酒が好きなイメージですが、よく飲みに行く場所は?
渋谷か、新宿2丁目でよく飲みます。飲んだ帰り道に偶然ファンの方と会って、友達みたいに話すこともあります(笑)。
─好きなお酒は?
芋焼酎。
─自分の性格を一言で表すと?
愉快。見た目だけだと「静かそう」と言われることが多いんですけど、楽しいことが大好きで、ずっと楽しそうにしている明るい性格だと思います。
─手本にしている人はいますか?
「見た目は甘くて可愛らしいけど、中身は自立している」というのが私の考えるロールモデルで、“なりたい女の子像”なので、それを全うするために「絶対に毎日厚底を履く」とか「休みの日でも必ずメイクをする」とか、自分ルールのようなこだわりを沢山持っています。プライベートでも常に可愛くいたいから、持ち物も可愛いもので固めるようにしています。芸能活動を始めた当初は意識してやっていたんですが、気がついたらそれが当たり前になっていました。
─SNSはどのように使い分けていますか?
X(Twitter)では、拡散されやすさを意識して、みんなが思っていそうなことを代弁して呟くようにしています。思ったことをそのまま文にするのではなく、表現を変えたり、歌詞と同じイメージで文章を書くことが多いですね。Instagramは、可愛い写真をメインに投稿していますが、Xと違って文字数制限がないので、長めの文章を書いて自分のことを知ってもらえる意識したりしています。
─ファンから推される側の佐藤さんですが、推しはいますか?
「誰かを推す」という概念がないので、人間の推しはいないですね。推しではないですが、好きなキャラクターは沢山いて、特に好きなのが、シナモンと(ちいかわの)モモンガです。
─芸能活動を始めたきっかけは?
高校生の頃、地元の札幌でバンド活動をしていたらスカウトされて、高校卒業と同時に上京しました。活動を続ける中で、気づいたらモデルのお仕事もいただけるようになりましたね。「芸能界に入ろう!」という決定的なタイミングがあったわけではないので、自分でもいつデビューしたのか分かっていなくて、よく「デビューから何周年」とか聞くと「いいな〜」って思います(笑)。
─芸能活動をする上で大切にしていることは?
モデルの時は、とにかくマネキンに徹して、自分のこだわりを一切入れないことを意識しています。作り手が考えるコンセプトや世界観を尊重したいので、基本的に私の意見は言わないですね。作り手の方が考えているものが一番正しいという考えを持っています。
バンド活動の時は、ファンのみんなが「ついていきたい!」と思えるような振る舞いを心がけています。もちろん、バンド以外の活動でもその気持ちは変わらないですが、わざわざチケットを買ってライブに来てくれるみんなをがっかりさせないように、ダサいことはしないようにしています。
─作詞をする上でのインスピレーション源は?
全ての歌詞に、自分の身に起きた日常の出来事を反映しています。詳しく言えないのが悔しいんですが、私の日常は、サスペンスみたいなことが普通に起きるし、いつも事件が起きている感覚で。実話を元にすることで、「みんなもこういうことあるよね」という気持ちも含めて書いています。
─最新曲「セブンスター」の歌詞に込めた思いは?
セブンスターを吸っていた父のことを題材にした歌詞です。でも、ラブソングのような歌詞なので「年上でタバコを吸っているちょっと悪い男の子に恋した」というニュアンスで聴いてほしいです。ちなみに、父は今でも毎日元気にセブンスターを吸っています(笑)。
─活動再開に伴うファンの反応は?
想像していたよりも温かかったです。「活動休止」を事実上の解散として捉えていた人も少なくなかったので、「『もう戻ってこない』と思っていたものが戻ってくると、こういう反応をしてくれるんだ」と感動しましたね。
(聞き手:張替美希)
■佐藤ノア
1997年、北海道出身。バンド「シュガレス(suga/es)」のボーカルを務めるほか、「ラルム(LARME)」や「ビス(bis)」などのファッション誌でモデルも務める。SNSの総フォロワー数は180万人超え。
公式インスタグラム/公式ツイッター
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