サロモンの「REELAX BREAK 6.0」
Image by: FASHIONSNAP
モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第3弾のテーマは、夏場に1足は持っておきたい「リカバリーサンダル」。さまざまなスポーツブランドやアウトドアブランドが展開していますが、その履き心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第4回は、スニーカーが人気を集めるスポーツブランド「サロモン(SALOMON)」から、メンズ向けのリカバリーサンダル「REELAX BREAK 6.0」をピックアップしました。
■リカバリーサンダルとは?
ランニングやハイキング、ジムでのワークアウトなど、アクティビティ後の足の回復をサポートするために開発されたサンダル。衝撃吸収性を備えたクッション性のあるフットベッドが特徴で、着用時のストレスを軽減することで、筋肉修復のサポートをします。近年では、日本でも展開ブランドが増え、注目を集めています。
ADVERTISING
サロモンってどんなブランド?
サロモンは、1947年にフランスで創業。フランスのアルプス山脈の大自然と共に、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツをはじめ、夏のアウトドアやトレイルランニング、ランニングまで、さまざまなアクティビティを楽しむ人のためのシューズとアパレル、ギアを展開しています。
「REELAX BREAK 6.0」を履いてみた
今回は、サロモンがメンズ用のリカバリーサンダルとして展開している「REELAX BREAK 6.0」の実力を検証。REELAX BREAK 6.0は、アッパーのストラップとフットベッドを継ぎ目のないEVA成型で製作することで擦れや引っ掛かりのない快適な履き心地を実現しているほか、ミッドソールには独自開発素材の「EnergyCell™」を採用し、軽量さとクッション性を両立しています。快適な着用感のため、インソールには足の自然な形を模倣したデザインにしているんだとか。
履き心地は?
履き心地は、他社製品と比べるとやや硬め。そのため柔らかさのレベルは1です。ただ、履いていくうちに足の形に馴染んでいく感覚がありました。サンダルというよりは、スニーカーの履き心地に近い印象なので、リカバリーサンダルを履いたことがないという人や、普段からサロモンのスニーカーをよく履くという人には挑戦しやすい一足と言えます。
※ソールの柔らかさをFASHIONSNAP独自の判断で3段階にわけて評価!
レベル1:安定感のある反発力を備えた履き心地
レベル2:高い反発力とクッション性を兼ね備えた履き心地
レベル3:クッション性が高く足当たりの良いフカフカな履き心地
ソールの厚みは?
ソールの厚みは、つま先部分が2.1cmで、踵部分が2.7cm。足の形に合わせた設計で、土踏まず部分が最も厚く、約3.5cmでした。つま先と踵のオフセットは6mm。歩行時の安定感は、オフセットの長さに理由がありそうです。
■オフセットとは?
ソールの前部と後部の厚みの差のことで、「ドロップ」とも呼ばれています。オフセットの値が大きいと歩行時の体重移動がスムーズになり、着用時のストレスが軽減されます。
重さは?
REELAX BREAK 6.0の重さは、214g(27cm/片足のみ)。今回、検証したリカバリーサンダルの中では重めですが、スニーカーのような見た目と着用感から、実際の重さよりも着用感は軽めに感じました。
※重さのイメージ:「ヴァンズ(VANS)」の定番モデル「オーセンティック(AUTHENTIC)」(27cm/片足あたり)は372g。
サイズ感は?
REELAX BREAK 6.0は、25〜28.5cmのメンズ向けの8サイズ展開。ハーフサイズの用意もあるので、自分の足の形に馴染ませるためにも、基本的には普段と同じサイズを選ぶのがおすすめです。
価格は?
REELAX BREAK 6.0の価格は、税込7700円。今回、検証したリカバリーサンダルの平均(税込7911円)や、サロモンが展開しているスニーカーと比較しても手に取りやすい価格設定です。
■サロモン:公式サイト
【連載:ファッションギークへの道】
■リカバリーサンダル編
vol.1「ウーフォス」
vol.2「キーン」
vol.3「テンシャル」
vol.4「サロモン」
voi.5「テリック」
vol.6「リグ フットウェア」
vol.7「ザ・ノース・フェイス」
vol.8「キナー」
vol.9「ホカ」
vol.10「コロンビア」
vol.11「ダナー」
■白T編
vol.1「Hanes Red Tag」
vol.2「FRUIT OF THE LOOM」
vol.3「UNIQLO」
vol.4「RED KAP」
vol.5「PRADA」
vol.6「anvil」
vol.7「無印良品」
vol.8「Hanes Blue Tag」
vol.9「SUNSPEL」
vol.10「Champion」
vol.11「Supreme × Hanes」
vol.12「FilMelange」
vol.13「Healthknit」
vol.14「JIL SANDER」
vol.15「Hanes BEEFY」
vol.16「ANATOMICA」
vol.17「GILDAN」
vol.18「COMME des GARÇONS SHIRT」
vol.19「ACNE STUDIOS」
vol.20「HEAVY WEIGHT COLLECTIONS」
vol.21「United Athle」
vol.22「Hanes Gold Tag」
vol.23「VALENTINO」
vol.24「Carhartt」
vol.25「COTTON STAFF」
vol.26「visvim」
vol.27「Hanes T-SHIRTS Japan Fit」
vol.28「CROSS STITCH」
vol.29「Printstar」
vol.30「ONEITA」
■白シャツ編
vol.1「INDIVIDUALIZED SHIRTS」
vol.2「無印良品」
vol.3「MARGARET HOWELL」
vol.4「N.HOOLYWOOD」
vol.5「THOM BROWNE」
vol.6「A.P.C.」
vol.7「ENGINEERED GARMENTS WORKADAY」
vol.8「PAUL SMITH」
vol.9「Gap」
vol.10「BEAMS PLUS」
vol.11「TOMORROWLAND」
vol.12「JIL SANDER」
vol.13「Polo Ralph Lauren」
vol.14「SOPHNET.」
vol.15「THE」
vol.16「SCYE BASICS」
vol.17「KICS DOCUMENT」
vol.18「UNIQLO」
vol.19「digawel4」
vol.20「GUCCI」
vol.21「visvim」
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【ギークへの道】の過去記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境