sacai ACRONYM®
Image by: sacai
「サカイ(sacai)」の新作コレクションで、エロルソン・ヒュー(Errolson Hugh)が手掛ける「アクロニウム(ACRONYM®)」とのコラボレーションが発表された。メンズの2022年春夏とウィメンズの2022年プレスプリングは"Bonding(絆)"を表現するシーズンで、今回のコラボはコレクションのアイデアベースにもなっているという。
■阿部千登勢とエロルソン・ヒューの絆
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アクロニウムを手掛けるエロルソン・ヒューはテクニカルウェアの先駆者として知られ、機能性とクオリティを追求したハイスペックウェアを世に送り出してきたカリスマ。2002年に立ち上げたアクロニウムだけではなく、これまで「バートン(BURTON)」や「ストーン アイランド(STONE ISLAND)」、そしてナイキ(NIKE)の「ACG」といった多くのブランドで革新的なアイテムを提供しコアなファンを惹きつけてきた。
サカイの阿部千登勢とエロルソン・ヒューはもともと旧知の間柄。初のコラボレーションについてヒューは「理想的な融合」と表現し、「二つのブランドの理念を一つのコレクションとして体現していて、部分的ではなく一体感がある素晴らしいコラボレーションになっている」と語っている。
sacai ACRONYM® メンズルック
ブルゾン 18万7000円、ショーツ9万9000円(すべて税込)
■アクロニウムとのコラボアイテムはウィメンズも
発表されたコラボは、メンズとウィメンズそれぞれ3ルック、ブラックとカーキの2色展開。ミリタリーやアウトドアがベースとなり、サカイで培われたデザインと素材に、アクロニウムが得意とするテクニカルなディテールを融合した。これまでメンズウェアをメインに展開してきたアクロニウムにとって、初のドレスも登場し新しい領域への挑戦も行われている。
sacai ACRONYM® ウィメンズルック
ブルゾン 19万8000円(税込)
■新たなアイデアのハイブリッドウェア
サカイのメンズ2022年春夏とウィメンズの2022年プレスプリングのコレクションは、ブランドのシグネチャーであるハイブリッドを新たな考えで表現。絆や一体感のメタファーとして、異なる概念を結びつけ、新しい形を探究したという。
実用性とテクニカルウェアの機能を果たすボンディング加工から生まれた今シーズンのアイデアは、大胆な構築や、ファブリックの意外な掛け合わせに見られる。ペイズリーバンダナのプリント、バッファロー・チェック、ラグ・ジャカードといったサカイの象徴的なファブリックが撥水加工されたテクニカル・ナイロンと融合した。テーラードスーツにワークウェアのポケットや止水テープといったアウトドアのディテールを施し、またチェスターフィールドのロングコートは撥水加工のコートドレスに仕立てている。
メンズ 2022年春夏コレクション
バッファローチェックをシフォンをベースとした3種類の生地で再構築し、またバンダナプリントをレースのアップリケで再現するなど、細かい部分までデザインのアップデートがされている。
ウィメンズ 2022年プレスプリングコレクション
■ナイキ、アスティエとのコラボも
シューズでは「ナイキ(NIKE)」の「ブレーザー LOW(Blazer Low)」の新色をスタイリングに用いたほか、新たなデザインも登場。
パリのセラミックメーカー「アスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)」とのコラボレーションにも今シーズンのコンセプトが反映され、ピクニック用品が入った籐製のピクニックバスケットが発表された。また、ボディピアスを施したiPhoneケースやサンダルなど、アクセサリーも充実している。
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