Image by: FASHIONSNAP
国外ミュージシャンのファッションポートレートを日本独自で撮り下ろす新連載「すばらしき音楽家たちの肖像(Portraits of Fabulous Musicians)」。初回には、ノルウェー出身のポップシンガー、オーロラ(AURORA)が登場。神話のモチーフを用いながらジェンダーや政治の問題に切り込んでいくリリックは、時に怒りや悲しみに満ち溢れているが、そのサウンドはというと、白昼夢のようでありながら同時に大地の力強さを感じさせるもの。今年2月に豊洲PITで行われたライブでは、「Cure For Me」(性的指向を矯正しようとする転向療法に対してノーを叩きつける曲)など数々のアンセムをおおらかに歌い上げ、合間のMCでは「みんなはそのままで十分美しい」と日本語で主張する姿が印象的だった。彼女は世代の声を代弁し、包み込み、世界に反響させる。
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オーロラに聞く8つの質問
ーAsk Aurora, question by questionー
Q1.もし別の時代に生きられるとしたら、何年代のどの国がいいですか?
女性にとっては、過去のどんな時代よりも今の方が環境的に良いと思います。だから今がベストですね。
Q2.スタイリッシュだと思う人は?(身近な友人でも見知らぬ有名人でも)
特定のスタイルよりも、みんながそれぞれの格好をしている、そのことに何よりも刺激を受けます。
Q3.自分の考えに影響を与えた格言や詩や本、あるいは映画を教えてください。
「ソロモンの指輪」(旧約偽典の『ソロモンの遺訓』に記述された話)。
Q4.今という時代をどのように捉えていますか?
行き過ぎた資本主義や、女性とLGBTQへの抑圧に反対するために、若い人たちが国家という単位を超えて繋がり始めていることはすばらしいと思います。
Q5.SNSとの向き合い方を教えてください。
SNSの中ではTiKTokが一番好き。そこに出てくる人たちがみんなナチュラルにみえるから。インスタグラムは……そうですね……わかるでしょ(笑)。
Q6.何をしている時が一番「安心」しますか?
一人で音楽を作っている時。
Q7.自分のルーツと断言できる音楽は?
スピリチュアルミュージック。
Q8.一緒に仕事をして心から信頼できると思った人は?
お金に固執せず、ものづくりにソウルをこめられる人。
Photography:Kazuki Iwabuchi
Styling:Yosuke Shoji
Direction&Edit:Hiroaki Nagahata (STUDY Magazine)
Management:Mina Jokoji、Asuka Furukata(FASHIONSNAP)
Photographic Assistance:Joshua Helius
Styling Assistance:Hana Fukumoto
連載:すばらしき音楽家たちの肖像
Vol.1:AURORA from Norway
Vol.2:The xx Romy from England
Vol.3:Fontaines D.C. from Ireland
Vol.4:Maisie Peters
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【すばらしき音楽家たちの肖像】の過去記事
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