「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」と参画クリエイター
Image by: BETSUDAI Inc. TOKYO
"現代の和"とは——? 住宅ブランド「ドライブ(Dolive)」を運営するBETSUDAI Inc. TOKYOが、新しい和のカルチャーを発信するクリエイターらとコラボレーションし「日本を愉しむ暮らし」を発信する「NIHON NOIE PROJECT」を始動した。第1弾として、京都のテキスタイルブランド「ソウソウ(SOU・SOU)」と、クリエイティブプロダクション「株式会社社外取締役」が参画し、規格住宅「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」を発表。大分・由布院にモデルルームをオープンした。
懐かしくて新しい「日本の家」
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「NIHON NOIE PROJECT」は、誰もが心の中に持つ原風景や原体験、和の豊かさや魅力を再解釈し、"新しい和"を提案するプロジェクト。Doliveが以前から表現したかったという和を、クリエイターとコラボレーションしながら現代のカルチャーと掛け合わせ、自由な形で表現する。
プロジェクト第1弾となる「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」は、日本の四季や風情をポップに表現したテキスタイルデザインで知られるSOU・SOUとコラボ。壁紙や備え付けの家具などに、オリジナルパターンのテキスタイルを採用した。
また、様々なカルチャーに精通した株式会社社外取締役の3人、建築家・起業家の谷尻誠、ビームスで活躍するコミュニケーションディレクター土井地博、そしてBETSUDAI Inc. TOKYOの代表でマーケティングプロデューサーの林哲平が参画することによって各分野のアイデアを注入。これまでにない"日本の家"が完成した。
モデルルームが大分の由布院に
最初のモデルルームが建てられたのは、全国でも有数の温泉地として知られる由布院。山々に囲まれ、野花が咲く土手に面し、近くに流れる小川のせせらぎが風情ある立地は、日本の原風景を見ることができる場所だ。
里山の景観に溶け込む木材を基調としながらも、特徴的なのは外観。片側が一階の高さまで下がった大屋根が印象を残す。
のれんをくぐった先の"通り庭"が土間へと続いていて、玄関から入った右手には"離れ"をイメージした和室。床の間や縁側など、昔ながらの和室を思い起こさせながらも、ポップな壁紙がアクセントとなっている。
キッチンは土間に設けられ、土間と居間の間にダイニングテーブルを設置。床の高低差を利用して腰掛けることができる。造作のソファが階段へとつながり、二階から土間を見下ろすことができるなど、意匠性と機能性を両立させた。
また、軒をくぐる時にかがんだり縁側や床に腰掛けるといった、日本的な所作に和の精神性が宿っていると考え、デザインに反映したという。「季節感」も大事な要素で、豊かな自然環境の中で季節の移ろいを感じられる由布院にモデルハウスを建てることで、土地そのものの魅力も同時に味わってもらえたらという考えだ。
サウナ、緑茶、香りとともに愉しむ和の暮らし
4月上旬に開催された「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」のプレビューイベントでは、クリエイターらとのコラボレーションをさらに広げ、様々なコンテンツが用意された。
土手に面した庭に"離れ"のように設置された小屋は、谷尻誠が参画している「DAICHI」のサウナ。まるで茶室のような空間で、水風呂や外気浴ができるベンチも用意されている。
室内で振る舞われたのは、丸若裕俊が主宰する「EN TEA」が手掛けた緑茶。NIHON NOIE PROJECTとともに開発した大分カボス入りのオリジナルブレンドで、アイスとホット、そして茶葉を茶香炉で炊く香りの提案も。さらに、大分県の酒造メーカー三和酒類の「いいちこ」と、大分県産大麦を使用した「西の星」を合わせた緑茶ハイが提供された。
サウナで"ととのい"、緑茶ハイと香りでくつろぐ—— どこか懐かしく、暮らしまで想像できるような空間。「古き良き日本」や「和モダン」とは一味違う"現代の和"の愉しみ方や心地よさが、家を通じて表現されていた。
由布院の「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」モデルルームは、予約制で見学が可能。プロジェクトは今後も継続し、異分野とのコラボレーションにも取り組みながら、様々な形で「和を愉しむ暮らし」を提案していくという。
■NIHON NOIE PROJECT:公式サイト
■「かぼす緑茶」セットを抽選で30名にプレゼント(5月6日~6月30日):https://dolive.media/354/
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