出場アーティスト編

aiko

　2年連続14回目の出場を果たしたaikoさん。エンディングでは、マレーシア発のブランド「Motoguo」から2019-20年秋冬コレクション「Feast or Famine」のワンピースを着用。リボンやフラワープリントをあしらったガーリーなデザインです。

Hey! Say! JUMP

　今年で3回目の出場となるHey! Say! JUMP。ステージでは「上を向いて歩こう」をアレンジした令和スペシャルバージョンを披露しました。五木ひろしさんの「VIVA・LA・VIDA！～生きてるっていいね！～」の歌唱時にはバックダンサーとして登場。「ロエベ（LOEWE）」2019年秋冬コレクションのタキシードを身にまとい、会場を盛り上げました。

清塚信也

　島津亜矢さんのステージで伴奏を務めたピアニストの清塚信也さんは、「タエ アシダ（TAE ASHIDA）」のメンズアイテムを着用。シンプルなストレッチベルベットのタキシードジャケットに、今回のためにデザインしたオリジナルブラウスを合わせたコーディネートでした。

Matt

　天童よしみさんの「大阪恋時雨」歌唱時にピアノ演奏を担当したのは、今年ブレイクしたタレントのMattさん。Mattさんの衣装は「タエ アシダ（TAE ASHIDA）」が今回のために特別に制作したもので、総ラッセルレースのブラウスの肩の部分に羽をあしらい、「軽やかに天空を舞うプリンス」をイメージしたそうです。

AKB48

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　AKB48の衣装はオサレカンパニーが担当。グループを象徴し、今秋冬のトレンドでもあるチェックをメインにデザインしました。AKBグループと海外8ヶ国から姉妹グループのメンバーが参加したステージで、チェックは各グループのイメージカラーを採用。また上半身が映った時にわかりやすいよう、海外グループのリボンには活動拠点のロゴが入れられています。チェック布地と白シャツ地の境目にゴールドのモチーフをあしらい、また動くと揺れるスパイラルフリルが左右につけられ、紅白歌合戦の場で映える華やかな衣装に仕上げられました。

海外メンバーの衣装

LiSA

　今年で紅白歌合戦初出場となったLiSAさん。オープニングではデザイナー廣川玉枝さんが手掛ける「ソマルタ（SOMARTA）」から2020年春夏コレクションのドレスを着用しました。

King Gnu

　今年ブレイクしたバンド キングヌー（King Gnu）は、ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌にもなった楽曲「白日」を披露。スタイリストのShohei Kashimaさんが担当した衣装は、古着を中心にスタイリング。ボーカル兼キーボードの井口理さんは、「白日」のミュージックビデオ出演時と同じ衣装で登場しました。今年初めに「白日」がヒットし、様々な楽曲リリースやプロモーションが増えるなど周りの環境が変わっていった中で、大晦日に再び「白日」のMV衣装に戻す演出に。

DA PUMP

　2年連続で紅白出場を果たしたDA PUMPは昨年に引き続き「ヴェルサーチェ（VERSACE）」を着用。2019-20年秋冬メンズコレクションの新作でコーディネートしました。

欅坂46

　いつも坂道グループの衣装を手掛けている尾内貴美香さんが今回もデザインを担当。靴下にネイビーのラインを取り入れるなど、細部にこだわって制作したそうです。

椎名林檎

　「グッチ（GUCCI）」の服を愛用することで知られる椎名林檎さん。今回の紅白でもオープニングから2018-19年秋冬コレクションのドレスを着用しました。赤のファーが目を引きます。

　「人生は夢だらけ～お願いガッテン篇～」歌唱時の衣装もグッチ。2020年春夏コレクションから、画像とは柄違いのジャケットに、映画会社パラマウント・ピクチャーズとのコラボレーションTシャツを合わせました。なお、グッチに続いて今年は「ジーユー（GU）」からもパラマウント・ピクチャーズのロゴTシャツが発売され、話題を集めました。

【あわせて読みたい】「ジーユー」のパラマウントロゴTシャツ、グッチとの共通性が話題に

　エンディングの衣装ももちろんグッチ。2019年クルーズコレクションのドレスを着用しました。

乃木坂46

　「シンクロニシティ」を披露した乃木坂46は、昨年に引き続き村松祐輔さんと関口愛弓さんが手掛ける「ミューラル（MURRAL）」が特別に制作した衣装を着用。今年は「繋がり」をテーマに、ケミカルレースやエンブロイダリーレースなど約22枚のレースを贅沢に使ったパッチワークをあしらい、華麗で神秘的なダンスのイメージに合う繊細なデザインの衣装に仕上げました。ディレクションおよびスタイリング、ブレスレット・イヤリングのデザインは市野沢祐大さんが担当。左右非対称なデザインが特徴のイヤリングには、衣装に合わせて花やニット、ビーズを使用。ブレスレットの18金メッキやシルバーメッキを用いた世界地図のモチーフは、乃木坂46が世界へと旅立つよう願いが込められています。

　ステージには乃木坂46のほか、坂道グループが総出演。欅坂46と日向坂46の衣装は尾内貴美香さんがデザインしました。

　なお、乃木坂46が「おしりたんてい」のコーナーに出演した際の衣装は森俊輔さんが制作。

星野源

　今年11月に開業した"渋谷一高い"施設「渋谷スクランブルスクエア」の屋上に構える日本最大規模の展望施設「SHIBUYA SKY」でパフォーマンスを披露した星野源さんは、「ウールリッチ（WOOLRICH）」のピンク色のダウンジャケットを着用。

Perfume

　Perfumeのオープニング衣装はデザイナー二宮啓さんが手掛ける「ノワール ケイ ニノミヤ（noir kei ninomiya）」2020年春夏コレクションのサンプルを使ったコーディネート。サカナクションなどのスタイリングを担当する三田真一さんが手掛けました。

RADWIMPS

　今年大ヒットしたアニメ映画「天気の子」の音楽全般を担当したRADWIMPSは、「天気の子 紅白スペシャル」と題し楽曲を披露。衣装は「アンダーカバー（UNDERCOVER）」が今回のために特別に制作したものです。「グランドエスケープ」など劇中の楽曲にボーカルとして参加している女優の三浦透子さんは「ディオール（DIOR）」の2020年クルーズコレクションのドレスを着用して共演しました。

Superfly

　NHK連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌「フレア」を披露したSuperfly 越智志帆さんの衣装は、スタイリストのShohei Kashimaさんが担当。スカーレットが陶芸家の半生を描いた作品であることから、炎をイメージした色味や温かみが感じられる素材感の古着のワンピースを着用しました。越智さんが引き立つよう、バンドは黒をベースに茶、黄、オレンジ、赤を差し色として加え、陶芸と炎に纏わるストーリーが感じられるような衣装に。

菅田将暉

　今回が紅白歌合戦初出場となった俳優の菅田将暉さん。オープニング衣装は、ジャケットが「セカンドレイヤー（SECOND/LAYER）」、シャツが「ターンブル & アッサー (Turnbull & Asser）」、ブーツが「プラダ（PRADA）」で、ベストやタイ、パンツはヴィンテージでコーディネートしました。

　歌唱時に着用したニットは「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」。ブーツは「セリーヌ（CELINE）」、パンツはヴィンテージと、ハイブランドとヴィンテージを組み合わせたスタイリングが印象的でした。スタイリングを手掛けたのは猪塚慶太さん。

いきものがかり

　いきものがかりのリーダーでギターを担当する水野良樹さんは、「ユナイテッド トウキョウ（UNITED TOKYO）」のコートを着用。表地には昭和6年創業の中伝毛織と協業で手掛けたオリジナルメルトン素材を使用しています。

ゆず

　「紅白SPメドレー 2019-2020」を披露したゆずの衣装は、スタイリストの柚木一樹さんによる完全オーダーメイドです。

　なお、オープニングでは北川悠仁さんは「ジバンシィ（GIVENCHY）」、岩沢厚治さんは「アレキサンダー マックイーン（Alexander McQueen）」を着用。

松任谷由実

　ラグビーをテーマにした楽曲「ノーサイド」をテレビで初披露した松任谷由実さん。パールが輝くジュエリーは「タサキ（TASKAKI）」のものでした。ドレスは古田由佳利さんが手掛けるウィメンズブランド「furuta」がオリジナルで制作。グレートーンのチェックに白のノーカラージャケットを合わせたスタイリングでした。

米津玄師

　シンガーソングライターの米津玄師さんがNHK2020ソング「カイト」を作曲し、嵐とのコラボレーションステージで楽曲を初披露。米津さんはVTR出演しました。インナーに着用したシャツはデザイナー末安弘明さんが手掛ける「キディル（KIDILL）」2020年春夏コレクションのもので、Tatsuya Shimadaさんがスタイリングを手掛けました。

　対談VTRではニューヨーク拠点の気鋭ブランド「ボーディ（BODE）」のパンツを着用。遊び心あふれるハンドペイントのデザインは全て一点物です。

　まずオープニングでは白組司会の櫻井さん以外のメンバー4人が「アクオド バイ チャヌ（ACUOD by CHANU）」による衣装を揃って着用。ジャケットはすべてオリジナルで制作し、インナーには2019-20年秋冬コレクションと2020年春夏コレクションのシャツを合わせました。スタイリングは野村昌司さんが担当。

嵐

　2020年末をもって活動休止を発表している嵐は2年連続3回目の大トリを務め、歌唱披露までの間に行われた各メンバーの衣装チェンジにも注目が集まりました。

　まずオープニングでは白組司会の櫻井さん以外のメンバー4人が「アクオド バイ チャヌ（ACUOD by CHANU）」による衣装を揃って着用。ジャケットはすべてオリジナルで制作し、インナーには2019-20年秋冬コレクションと2020年春夏コレクションのシャツを合わせました。スタイリングは野村昌司さんが担当。

Button Shirts (Black)

　松本潤さんがジャニーズJr.によるステージ「Let's Go to 2020 Tokyo」の前に着用していたネクタイは「ドルチェ＆ガッバーナ（Dolce＆Gabbana）」のもの。画像の蝶ネクタイと同じ柄でした。

　中盤のトークで二宮和也さんが着ていたボンバージャケットは「ジバンシィ（GIVENCHY）」。

　その後の衣装チェンジでは、松本さんと相葉雅紀さんが「ディオール（DIOR）」2020年サマーメンズコレクションのジャケットでドレスアップしました。

相葉雅紀さん着用アイテム

　シンガーソングライターの米津玄師さんとコラボレーションしたスペシャルステージでは、新国立競技場でNHK2020ソング「カイト」を歌唱。昨年に引き続き、南青山のオーダースーツ専門店「ドット・テーラー（DOT・TAILOR）」が仕立てた3ピースタキシードを着用しました。ジャケットはシャンパンゴールドのベルベット地をベースに、ラペルにはブラックのサテン地を使用。パンツはバーガンディーのフランネル素材をベースに、側章にはブラックのサテン地を施しています。

　大トリのパフォーマンスでは、デビュー曲「A・RA・SHI」と初のデジタルシングル「Turning Up」を披露。衣装はスタイリストの丸本達彦さんが手掛けました。

■これまでの「NHK 紅白歌合戦」衣装特集記事
・2018年：嵐、広瀬すず、乃木坂46......「NHK紅白歌合戦」着用ブランドまとめ
・2017年：嵐、有村架純、Perfume...紅白出演者の衣装は？着用ブランドから制作裏話まで
・2016年：嵐、有村架純、RADWIMPSが着用したブランドは？「NHK紅白歌合戦」衣装を特集
・2015年：グッチやギャルソンなど NHK紅白歌合戦の着用衣装をピックアップ
・2014年：レコード大賞から紅白歌合戦まで...年末年始に話題を集めた衣装やファッション