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　谷川俊太郎は1931年12月15日、東京生まれ。哲学者の谷川徹三を父に持ち、10代で詩作を始める。1952年に広い宇宙に生きる人間の孤独を詠った第1詩集「二十億光年の孤独」で注目を集め、「朝のリレー」や「春に」「生きる」教科書に掲載された作品も多く長きにわたり親しまれてきた。また、翻訳家としてスヌーピーが登場する人気作品「ピーナッツ」やレオ・レオニの「スイミー」、イギリスの童謡「マザー・グースのうた」などを手掛けたほか、アニメ「鉄腕アトム」の作詞も担当したことで知られている。　ファッション業界との関わりも多く、雑誌「スイッチ（SWITCH）」が「コム デ ギャルソン・オム プリュス（COMME des GARÇONS HOMME PLUS）」の2018年秋冬コレクションを特集した2018年6月号では、パリのショーで披露された下田昌克による恐竜マスクに焦点を当てた詩「恐竜がいた」を寄稿。2020年には「コム デ ギャルソン（COMME des GARÇONS）」とスイッチの共同プロジェクトとして川久保玲が谷川俊太郎の詩をベースにデザインしたアイテムを発表した。また、2016年にはデザイナーの皆川明と共同で制作した絵本「はいくなきもの」が刊行されたほか、山縣良和が手掛ける「リトゥンアフターワーズ（writtenafterwards）」の2018年春夏コレクションでは、特別制作した詩「十二の問いかけ」がショー会場で配布された。

詩人の谷川俊太郎が逝去　川久保玲や山縣良和にも詩を提供

　アリーは、1938年にアメリカ・マサチューセッツ州で誕生。プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）で社会人としてのキャリアをスタートさせ、後に広告代理店のDDB Worldwideに転職した。DDB Worldwideには20年間在籍し、最終的には副社長に就任した。1985年、シャネルはアリーを同社の社長兼COOに任命。アリーはブランド店舗の改装を指揮したほか、広告費の増加や、より手に届きやすい価格設定の導入などを行った。また、シャネルのビューティライン拡大にも貢献。アリーは2004年に同職を退任し、その後も2008年まで副社長としてシャネルを指導し続けた。　ジルはインスタグラムにて「私は打ちのめされていますが、最愛の父が、長くはないだろうと言われた膵臓がんの診断から、その予想をはるかに上回る1年半もの間生きてくれたことに感謝しています。私たちは彼といられた毎分に感謝し、何も言い残すことはありません。陽気で愛情深く、天才的な父は、孫たちから崇拝され、おいしい食事や面白いジョーク、彼の知恵など、人生のあらゆることに対する情熱を私たち全員に注ぎ込みました。彼のきらきらした目、精神、そして機知に富んだ知恵は、彼を知るすべての人、特に53年間の愛の物語を紡いだ私の母によって永遠に大切にされるでしょう。彼らの娘として生まれ、その愛で私達を支えてくれたこの地球上で最高の友人を持つことができ、私はとても幸せ者です」とコメントを残した。

CHANEL

Business

「シャネル」元社長兼COOのアリー・L・コペルマンが死去、1985年から従事

　ミヒャエル氏は、弟のトーマス・レザー（Thomas Röther）氏と共に親の会社を引き継ぐ形で1996年に同社を創業。現在はドイツとオーストリアに計51店舗を構え、約2500人の従業員を擁し、「ピエール・カルダン（PIERRE CARDIN）」や「トミー ヒルフィガー（TOMMY HILFIGER）」をはじめ、「ナイキ（NIKE）」や「アディダス（adidas）」、「ビルケンシュトック（BIRKENSTOCK）」などのブランドを取り扱っている。今年にはドイツ発のファッションチェーン Adlerを買収することを発表していた。

「ピエール・カルダン」を展開する小売店Modepark Rötherの共同創業者が急逝、61歳

　ジャイルズは、複数メディアによると、2010年にデザイナーの故ヨハン・セルファティ（Yohan Serfaty）と共に「Y/プロジェクト」を設立。2013年にセルファティが死去したことを受け、当時ブランドのアシスタントを務めていたグレン・マーティンス（Glenn Martens）を後任のクリエイティブ・ディレクターに任命した。　グレンは、自身のインスタグラムで「ありがとう、ジャイルズ。私を信じてくれて。一緒に魔法を作り出してくれて。10年間の最高の冒険をありがとう。あなたのことを永遠に忘れない、愛しているよ」というコメントを赤いバラの絵文字を添えて投稿した。

Y/PROJECT

Fashion

「Y/プロジェクト」の共同設立者　ジャイルズ・エレイルフが死去、享年58

　上田会長は1944年3月、愛媛県生まれ。1976年にファイブフォックスを設立し、「コムサデモード（COMME CA DU MODE）」や「コムサイズム（COMME CA ISM）」など｢コムサ」ブランドで一世を風靡し、大手アパレルメーカーに成長させた。同氏は2023年2月に社長の座から退いていた。

ファイブフォックス上田稔夫代表取締役会長が逝去　コムサブランドを展開

　山本は、2009年頃にトレーラーハウスとスケートプールが隣接したコミュニティースペースとしてサノバチーズを設立。のちにアパレルブランドとしての展開を開始した。このほか、渋谷に本店を構えるサンドイッチ店「バイ ミー スタンド（BUY ME STAND）」や蕎麦とバーを融合した「ソーバー（SOBER）」、日本のキャバレーにインスパイアを得たショーパブ「ザ 27クラブ（THE 27 CLUB）」を手掛けるなど、幅広いジャンルで活動。2019年からは神奈川・真鶴町と東京の2拠点生活を行っていた。サノバチーズなどの事業は今後も継続するという。

SON OF THE CHEESE

山本海人が41歳で死去、サノバチーズやバイ ミー スタンドを創設

　桂は、1930年生まれ。1964年に日本人初のブライダルファッションデザイナーとして活動を開始し、1965年に日本初のブライダル専門店「ユミ カツラ」をオープンした。現在に至るまでパリやニューヨークなど世界各国30以上の都市でショーを行い「ブライダルの伝道師」とも称されるとともに、1965年には国内着用率が3%だったウェディングドレスの普及に大きく貢献。功績が認められ、1993年に外務大臣表彰、2019年に文化庁長官表彰、2023年には蚕糸功労者最高賞「恩賜賞」に選ばれた。　ユミカツラインターナショナルは桂の訃報に際し、「桂由美氏は、誰よりも花嫁を美しくすることに寄り添い、日本のブライダル文化の発展を願い、そしてユミカツラを愛していました。1965年から今日までの60年間並々ならぬ情熱を捧げてこられた桂由美氏の意思を受け継ぎ、ユミカツラとして100年続く企業を目指します」とコメントしている。

YUMI KATSURA

桂由美が死去、日本人初のブライダルファッションデザイナーとして60年間活躍

　同ブランドは13日、公式インスタグラムを通じてロベルト・カヴァリの訃報を発表。動物のテキスタイルで知られるロベルトに敬意の念を表し、動物の柄を背景に、"Surround love yourself with love, becasue love will be the beacon of your life."や、"I copy the dress of an animal becasue I love to copy God. I think God is the most fantastic designer."などロベルトが残した名言を投稿し、彼を追悼した。また投稿と共に、2020年から同ブランドのクリエイティブディレクターを務めるファウスト・パグリッシ（Fausto Puglisi）の声明文も発表。ファウストは、「あなたはもう肉体的にはここにいないかもしれないけど、私はあなたの魂をいつも感じるでしょう。あたたがビジョンとスタイルをもって立ち上げたブランドのために働けることは、私のキャリアの中でも最高の名誉です。あなたの名は、多くの人々、そして特に私にとってのインスピレーションの道標であり続けるでしょう」とコメントを残した。　ロベルト・カヴァリは、1940年にイタリア・フィレンツェで誕生。同地の芸術学校で学んだ後、自身の名を冠したブランドを1970年に設立し、パリでデビューコレクションを発表した。アニマル柄をレザーにプリントしたアイテムをアイコンに、エレガントセクシーなドレスアイテムなどを展開してきた。

Roberto Cavalli

伊発ファッションデザイナー ロベルト・カヴァリが死去、享年83

　リサ・ラーソンは1931年生まれ、スウェーデンのスモーランド地方・ハルルンダ出身。ヨーテボリ大学デザイン工芸学校で学んだのち、スウェーデンの陶芸製作メーカー グスタフスベリ社に入社。26年間の在籍期間中で約320種類の作品を制作し、退社後はフリーのデザイナーとして国内外で活動してきた。猫の「マイキー」など動物をモチーフにした陶芸やイラストで知られており、2022年にはスウェーデンの芸術文化への貢献が評価され、スウェーデン政府からイリス・クオルム金賞が授与された。　訃報を受けて「ミナ ペルホネン（minä perhonen）」デザイナーの皆川明は、5年前にラーソンの自宅を訪れた際の写真をインスタグラムに投稿。「本当に親愛なる友人でもあり尊敬するアーティストです。語り尽くせない想い出が沢山あります。スウェーデン国立美術館ではリサとのコラボレーションが展示できたことは感慨深いことです。心よりご冥福をお祈りします。そしていつまでも心の中でお会いしたいと思います」と追悼の意を示した。

陶芸家 リサ・ラーソンが逝去、北欧の猫キャラクター「マイキー」生みの親

　ルシアン・ペラフィネは1946年、フランスのニース生まれ。「ピエール・カルダン（pierre cardin）」のモデルを務めた後、「シャネル（CHANEL）」のスタイリングや「バルマン（BALMAIN）」のニットウェアのデザインを担当。1994年にファッションブランド「ルシアン ペラフィネ」をスタートさせ、ファーストコレクションとしてニューヨークでウィメンズのカシミヤのウェアを発表した。貴重な生地であるカシミヤに麻の葉やドクロ、ピースサインのモチーフを加えたデザインが好評を博し、「カシミヤの王様」として親しまれた。2021年に「ザディグ エ ヴォルテール（ZADIG & VOLTAIRE）」の創設者ティエリー・ジリエ（Thierry Gillier）によって買収され、ブランドを去った。

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カシミヤの王様 ルシアン・ペラフィネが死去、享年78

　柚木沙弥郎は1922年東京まれ。洋画家の父を持つ。東京大学で美術史を学ぶが戦争で勉学が中断され、戦後は父の郷里である岡山県の倉敷にある大原美術館に勤務し、柳宗悦の「民藝」に出会う。その後、芹沢銈介に師事。型染めを手掛けたほか、 布への型染め、さまざまな版画やガラス絵などの作品にも挑戦し、絵本やポスターの制作、装丁やイラストレーションなど幅広いジャンルで活躍した。国内外での個展開催に加えて、ブランドとのコラボレーションにも取り組み、「イデー（IDÉE）」とは2012年に行われた取材をきっかけに数多くのコラボ作品を制作してきた。1950年からは女子美術大学工芸科専任講師を務め、1972年に同大学教授に就任。1987年には同大学および女子美術短期大学の学長に着任し、1991年退官まで職務を全うした。主な受賞歴は、ブリュッセル万国博覧会銅賞（1958年）や、第1回宮沢賢治賞（1990年）や毎日デザイン賞（2021年）など。

イデーとも協業した染色家の柚木沙弥郎氏が逝去　101歳

　ハリー・フェインは、サザビーズの会長を務めた第15代ウェストモーランド伯爵を父に持ち、英国王室に仕える王冠宝飾職人「クラウン・ジュエラー」として知られるガラード家の一員であった母との間に誕生した。カルティエを中心にヴィンテージの時計やジュエリーの収集家として活動し、1987年にヴィンテージのカルティエと美術品を扱うプライベートギャラリー「オブシディアン（Obsidian）」を設立。2018年には、カルティエのアイコンウォッチ「タンク（TANK）」のヴィンテージコレクションの一部を「コム デ ギャルソン（COMME des GARÇONS）」南青山店で展示販売した。幅広いジュエリーやオブジェの販売をする傍ら、約半世紀にわたって収集活動をし続けた。

ヴィンテージジュエリーの世界的収集家 ハリー・フェインが死去

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