ニュース

　1828年の創業時から芸術と親密な関係を築いてきたゲランは、毎年アーティストや職人とのコラボレーションによる芸術作品のような「エクセプショナルピース」を販売している。今年は李を招き、特別なフレグランスが登場。パリ、ニューヨーク、日本を拠点に活動する李は、ミニマルな色使いと単純な点や線に還元されたフォルムで知られ、鑑賞者を瞑想的な思索へと誘う作品を生み出している。　今回のコラボレーションでは、ゲランのフレグランスボトル「クアドリローブ」を李が再解釈。19世紀の古い薬瓶からインスピレーションを得たクアドリローブは、1908年にフレグランス「リュ・ド・ラ・ペ」のために初めて製作し、ゲランと「バカラ（Baccarat）」のコラボレーションの始まりでもあった。多面的で構築的なフォルムのボトルと、4枚の葉（ローブ）を象ったキャップの伝統的なデザインに、李の代表作の一つ「Dialogue（対話）」シリーズから鮮やかな緑を取り入れた。バランスや自然、再生のシンボルである緑は、アートと環境への取り組みにおいて志を同じくする李とゲランのコミットメントを反映している。製作はフランスの陶磁器メゾン「ベルナルド（BERNARDAUD）」が手がけた。　香りは李とゲランの調香師 デルフィーヌ・ジェルクとの対話から生まれ、李が幼少期に親しんだ山々とそこに咲く蘭に着想を得て、アクアティックでムスキーなフローラルフレグランスを開発。アンジェリカのグリーンなフレッシュさとパラディゾンのフローラルな甘さが調和したトップノートは、山の蘭のフレッシュさと幽玄な繊細さを思わせる。ハートノートには、朝方に咲く白い花びらをイメージしたジャスミンサンバックとアイリスパウダーが豊かな香りを織りなし、やがてアンブレットムスクとアンバーチンキのベースノートが優しく包み込む。パウダリーなムスクと組み合わせたアンバーチンキはミネラルの深みをもたらし、山の空気の清らかさと蘭の柔らかさを想起させる。最後に塩気のあるアクアティックミネラルのアクセントを持つモスノートとマリンアコードが香り立つと、ヨードの香りが広がり、山のミネラルの壮大さと純粋さを讃える。

GUERLAIN

Beauty

ゲランが李禹煥とのコラボフレグランスを発売　ミニマルで普遍的なデザイン

　ディオール ルージュ プルミエには、ブルキナファソのディオール ガーデンで手摘みされる希少なレッド ハイビスカスをはじめ、ホホバオイル、シアバター エキスなどを配合。高い保湿とケア効果を備え、心地よく唇を包み込みなめらかに整える。ディオールのリップフォーミュラ初となる24Kゴールド微粒子を配合し、上質なツヤをたたえたルミナスマットな仕上がりを叶える。柔らかなテクスチャーが、セカンドスキンのように軽やかに密着し、高配合したピグメントが濃密で深みのある発色により長時間持続。また、シトラス フローラル ルイボスティー、ベルガモット、ブラックティー、そしてアンブレットの洗練された香りがほのかに広がり、 至福のメイクアップ体験を演出する。　さらにディオールで初めてケースに陶磁器を採用。160年に渡りフランス・リモージュで陶磁器製造を営む名窯メゾン・ベルナルドがフランスで制作した。商品化に5年を費やし、15段階の工程を経て約50人の職人がひとつずつ手作業で仕上げている。優美なトワル ドゥ ジュイが精巧に描かれ、18Kゴールドのメダイヨンをセット。芸術、職人技、デザインをラグジュアリーに昇華した“至高のリップスティック”を生み出した。　カラーは、ヌード、ピンク、コーラル、バーガンディー、ブラウン、レッドの幅広い12色のシェードで、さまざまな気分やスタイルに合うワードローブとして提案。またリップスティックと同様に、トワル ドゥ ジュイをあしらった陶磁器製の「ディオール ルージュ プレミエ ミラー」（4万5100円）も用意する。

DIOR

陶磁器ケース入りの「ディオール」新リップスティックが発売　至高のオートクチュールを体現

　リサ・ラーソンは、1931年9月にスウェーデン南部で誕生。ヨーテボリ大学芸術学部デザイン工芸校で学んだ後、スウェーデンの陶磁器メーカー グスタフスベリ社に入社し、中心的なデザイナーとして同社の黄金期を支えた。1980年にフリーランスに転向。ギャラリー「のこぎり」を運営するトンカチとは、2000年代からコラボレーションを実施してきた。2022年にはスウェーデンの芸術文化への貢献が評価され、スウェーデン政府からイリス・クオルム金賞が授与された。　同展は、リサ・ラーソンと交流のあった個人の視点で彼女との日々を回顧するものとなっており、プライベートに撮影した写真や制作過程での原型、関係者の回想などこれまで未公開だった資料を展示。通常の作品展とは異なる形で同氏を追悼するという。また、ギャラリーに近接する直営店「TONKACHI,6」では、ラーソンのアイテムを取り扱う。

陶芸家リサ・ラーソンを追悼、代官山で展覧会開催

　稲崎は1972年生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、京都市立芸術大学大学院美術研究科で修士課程を修了。滋賀県陶芸の森のアーティスト・イン・レジデンスに2002年から1年間参加し、現在は高松市を拠点に活動している。　稲崎は、極小のパーツを集積することで、結晶化した表面を持つ陶磁器を制作。審査員は「陶磁器でさまざまなエレメントから相乗効果を生み出すという、これまで見たこともないような卓越した技術である」と評価した。　特別賞に選考された渡部は、胡桃の木の皮を素材にした箱を制作。審査員は、樹皮の素材感と、建築の構造や修理の伝統に着想を得たリベットを評価したという。ドミニクは、小さな双子人形を組み合わせたヨルバの多産を連想させる作品を発表。伝統的な信仰を彫刻的に再解釈し、現代のクラフトのあり方を拡張している点が評価され、渡部とともに特別賞を受賞した。なお、ファイナリスト30人の作品はニューヨークのノグチ美術館で6月18日まで展示される。

LOEWE

「ロエベ財団 クラフトプライズ 2023」日本人が大賞、特別賞を受賞

　ハは、東京西海が2019年に始動。ブランド名は同社がルーツを持つ長崎県波佐見町から採用しており、デザインは無印良品の「ワールド・ムジ」で商品開発を行ったプロダクトデザイナー セバスチャン・バーン（Sebastian Bergne）が手掛けている。　セカンドコレクション「Ha' Matcha」では、磁器3型（1870〜3850円）、茶筅（3960円）、茶杓（880円）、クロス（1100円／全て税込）の計6型を展開。茶筅、茶杓、クロスは公式オンライン限定での取り扱いとなる。「日本茶の文化、伝統、精神をベースに、抹茶を共に楽しむための茶器」をコンセプトに掲げ、磁器の生産は全て長崎県波佐見町で行った。また、監修には武家茶道 石州流伊佐派の家元・磯野宗明氏を迎え、鹿児島県屋久島でメインヴィジュアルを撮影した。

Culture

陶磁器ブランド「ハ」が抹茶を楽しむための茶器発売、磁器や茶筅など計6型

　同展では、マルヒロが過去10年間に制作したアイテムをはじめ、「新技術・新素材」「ものづくりの原点回帰」「資源を見つめ直す」「脱物質」の4つのテーマに基づいた新作や試作を展示。新作アイテムとして、AGCによる新素材の3Dプリンター用セラミックス造形材「BRIGHTORB®」を使用したオブジェ「Stones」や、陶石の中で等級が低いとされる「縞石」と、焼き物の生産過程で生まれ産業廃棄物として捨てられる素材「脱鉄スラッジ」を活用した器「TRACE」を展開する。　マルヒロブックでは、同社の社長である馬場匡平が2010年に立ち上げた自社ブランド「HASAMI」と「馬場商店（現・BARBAR）」の10年の歩みを紹介。これまでに制作したアイテムやプロジェクトのアーカイヴをまとめた「BOOK01: Product and Artist Collaboration」と、同社にまつわる用語をまとめた辞典「BOOK02: Encyclopedia of MARUHIRO」の2つで構成している。

INTERIOR

陶磁器メーカー マルヒロの今までとこれからに着目、中目黒でイベント開催

london diary

image_01

image_top_off

image_gallery_check

distribute_ng

ad_ng

ad_mark

layout_wide

article_paginate

yahoo_news_xml_process_type

image_01_alt

yahoo_top_image_only

auto_sns_post_option

not_sns_reshare

prevent_title_covering_image

cooperated_article

not_brand_auto_link

ranking_include

image_01_caption

image_01_credit

entrybody_more

thumbnail_image_alt

not_dictionary_auto_link

sp_background_image

sp_background_image_credit

sp_background_image_alt

top_page_wide_image_manual_cropping

top_page_wide_image_manual_cropping_position

ブランドの歴史をタグで紐解く連載。古着市場に関わるプロの視点で各年代の特徴を解説します。

ヴィンテージマスター 十倍直昭が、手に取りやすい価格でヴィンテージとしての楽しみも味わえる隠れた名品を「令和のマストバイヴィンテージ」として紹介。

ニュース記事一覧タグ「陶磁器」の
記事一覧

FEATURE & SERIES特集ピックアップ

ニュース記事一覧タグ「陶磁器」の記事一覧

FEATURE & SERIES特集ピックアップ

ニュース記事一覧タグ「陶磁器」の
記事一覧