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　ネクサスは、髪の約9割を構成するタンパク質に着目した美容師兼科学者のジェリ・レディング氏によって1979年に設立。レディング氏はコンディショナーを先駆けて開発したヘアケアのパイオニアとしても知られている。サロン専売ブランドとしてスタートし、2010年には一般向けとしても販売。アメリカ国内ではさまざまなアワードを受賞するなど支持されている。　日本での導入に際し同社が行った調査によると、30〜40代の女性のうち約8割が「現在使用しているシャンプーに満足していない」という。その理由で最も多く挙げられたのが「効果・性能」だった。近年ヘアケア市場でのプレミアム価格帯ブランドが拡大し、今後もこの流れが続くと予想し、それらを求める層にマッチする商材として導入を決めた。　日本で販売する製品は、日本人の髪質に合わせて新たに独自の処方を開発。欧米人と比べて染髪頻度が高く、タンパク質が失われやすいためサルフェートフリー処方を採用した。欧米人よりも髪質が太く、トリートメントがなじみにくい構造にチアし、ミクロレベルでミルフィーユのような構造をしたトリートメントにすることで毛先までまとまりやすい髪に整える。ダメージをケアする「インテンスダメージリペア」シリーズには、髪を構成する多くのアミノ酸を含
む加水分解ケラチンタンパクと、グルタミン酸を多く含むブラックライスの抽出成分を配合。うねりをケアする「スムース＆マネージャブル シリーズ」にはグリシン・アラニン・プロリンを含む加水分解エラスチンタンパクと、グルタミン酸・アスパラギン酸を含むグリーンキャビアの抽出成分を取り入れた。　ラインナップは、インテンスダメージリペアシリーズからシャンプー（ボトル 400g 税込1480円／詰め替え 350g 同1080円）、トリートメント（ボトル 400g 税込1480円／詰め替え 350g 同1080円）、ヘアマスク（270g 同1800円）、ヘアオイル（100mL 同1680円）を発売。スムース＆マネージャブルシリーズではシャンプー（ボトル 400g 税込1480円／詰め替え 350g 同1080円）、トリートメント（ボトル 400g 税込1480円／詰め替え 350g 同1080円）、マスク（220g 同1300円）、ヘアオイル（100mL 同1680円）をラインナップする。　和泉賢人 ブランドアシスタントは、「日本の方々は価格に見合う効果・性能に対するシビアな目を持っているため、日本人特有の髪質や髪の悩みに応える処方開発には、約3年がかかった。近年はホームカラー人口が増えたほか、特に若年層ではブリーチヘアをはじめヘアデザインの幅が広がり、ダメージケアや扱いやすい髪に整えたいというニーズが一層高まっている。一般的にプレミアム価格帯ヘアケアの中心顧客は30〜40代だが、ヘアスタイルを楽しむ若年層にも拡大していきたい」と期待を寄せた。

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ユニリーバ・ジャパン9年ぶりの高価格帯ヘアケア「ネクサス」が発売　タンパク質ロスに着目

　その他、ロレアルは赤十字などと協力しすでに25万のエッセンシャルケアおよび衛生製品を配布し、今後も製品を提供すると発表。ザボディショップも近隣諸国に避難している女性や子どもたちに製品の無償で提供。花王は、避難先での暮らしに役立ててもらうため、「メリーズ」のベビー用紙おむつ、「ロリエ」の生理用品、「ビオレ（Biore）」のハンドソープなどを寄贈する。また、資生堂や花王、ザボディショップなどはグループ従業員に、ウクライナへの寄付金を募るという。　一方、ロシアに対しては、資生堂や花王はロシア向けの輸出出荷を停止すること、また同国における広告宣伝などの事業投資活動も停止するとした。仏ロレアルや米エスティ ローダー カンパニーズ、ザボディショップはロシア国内における営業休止を発表している。

化粧品企業各社がウクライナに人道的支援　花王、仏ロレアル、エスティ ローダーなど

　ユニリーバが9ヶ国で1万人を対象に行った調査によると、美容商材のパッケージや広告に「ノーマル」の文言がある場合、10人のうち7人がマイナスの印象を受けると回答。18〜35歳の年齢層では10人のうち8人が同意見だったという。また、多くの人が美容・パーソナルケア業界は美の定義を広げる必要があると考えており、製品を購入する前に社会問題に対する企業の姿勢に注意を払うようになっているということも分かった。同社はこうした消費者の意見も踏まえ、表現方法の改善に着手する。　ポジティブ・ビューティでは、製品の設計や処方、コミュニケーションを変革することで人と地球の両方により良いものを提供し、消費者のトレンドも取り込む。広告においては「ノーマル」の使用禁止に加え、ヴィジュアルに起用する人種やグループの多様性を尊重し、体型やサイズ、肌の色などを修正しないこと、ステレオタイプを排除したジェンダー平等を提唱。2030年までの目標として、150万ヘクタールの土壌、 森林、 海洋の保護と再生の支援、化粧品の動物実験廃止を掲げた。　ビューティ＆パーソナルケアのプレジデントであるサニー・ジェインは、「製品やパッケージから『ノーマル』を取り除いても、それだけでは問題は解決しないと考えています。今回の発表は、私たちがポジティブ・ビューティのヴィジョンの一環として行う数多くの行動の一つに過ぎません。これまでよりも多くの消費者が社会問題や環境問題に関心を持って行動しているブランドを選択するようになっており、ポジティブ・ビューティの戦略を進めることで私たちを信頼に足る強いブランドにしてくれると信じています」とコメントしている。　なお、ユニリーバは昨年、美白を示唆する言葉の使用を取りやめることも決定。全製品から「フェアネス」「ホワイトニング」「ライトニング」といった文言を排除し、インドを中心に展開する「フェア＆ラブリー（Fair＆Lovely）」のブランド名を変更すると発表した。

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ユニリーバが包括的な美を提唱、美容製品で「ノーマル」を謳わないと発表

World

ユニリーバが全製品で「美白」に関連する言葉の使用を廃止、ブランド名の変更も

ユニリーバから紅茶の成分を配合した新ヘアケアブランド「メゾン ドュ テ」デビュー

化粧水やオイル美容液で素の髪を美しく、ユニリーバから新ヘアケアブランド「スガミ」デビュー

Lifestyle

ユニリーバ・ジャパン、2020年末までに全製品の容器素材を100％再生プラスチックに変更

「ヴァセリン」から新リップシリーズが登場、鮮やかに発色するティントなど展開

頭⽪ケアブランド「クリア」が全面リニューアル、長瀬智也を新CMに起用

ユニリーバがNY発ファブリックケアブランド「ザ・ランドレス」を買収、金額は非公表

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