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　今回のオーダースーツ会で選べるアイテムは、同ブランドがこれまでに発表したコレクションからピックアップした6型。ジャケットは、2019年秋冬のセミダブルジャケット、2021年秋冬のダブルブレステッドジャケット、2024年秋冬のダブルブレステッドジャケットをラインナップし、パンツは、2020年秋冬のワイドトラウザーズ、2021年秋冬のフレアドスリムトラウザーズ、2024年春夏のツイステッドトラウザーズを用意する。この中から好みのセットアップに組み合わせることができるほか、メリノウール、モヘア混ウール、フランネルウールから生地を選択することができる。　当日は、ドイツ⼈テーラーが依頼者の体型に合わせて採⼨を実施。また、デザイナーと⽣地選びを⼀緒に⾏い、ブランドの制作プロセスを体験できるイベントとなっている。

YUKI HASHIMOTO

Fashion

ユウキ ハシモトがオーダースーツ会を開催　大阪と東京の2会場で

　ユウキ ハシモトの新たなシグネチャーアイテムと位置付ける同アイテムは、バケツという容器から発展した「バケットハット」にもう一度容器としての機能を実装し、バッグとしてもバケットハットとしても使用できるように製作。着脱可能な付属のベルトは、帽子として使う場合にはあご紐に、巾着サコッシュバッグとして使う場合にはショルダーストラップになる2way仕様となっている。素材には光沢感のある最高級のナイロン素材を採用し、アクセントとなるカラビナパーツにはブランドロゴの刻印を施した。ブラックのみの1色展開で、価格は税込3万6300円。　キャンペーンヴィジュアルは、東京・渋谷の夜の街を背景に、等身大の若者たちが同ブランドを纏う姿をスナップ形式で撮影。パリを拠点に活動するスイス生まれのファッションフォトグラファー リー・ウェイ・スウィー（Lee Wei Swee）が手掛けた。

ユウキ ハシモトから24年春夏の新作「バケット」が登場、帽子とバッグの2way仕様

　　コラボTシャツは、ユウキ ハシモトの2023年秋冬コレクションに登場。イギリスのファッションカルチャーやバンドから得たインスピレーションに加えて、「高度に発達したテクノロジーは自然と見分けがつかなくなっていくのではないか」という問題提起をもとに製作。2種類のグラフィックのうち、1つは人間がデザインしたもの、もう一方はAIによるデザインを施した。それぞれブラックの1色展開で、MとLの2サイズを用意する。価格は各税込1万7000円。ユウキ ハシモトの公式オンラインストアと取扱店舗で展開する。

Prototypes

「ユウキ ハシモト」AIがデザインしたTシャツを発売、プロトタイプとコラボ

　石川と橋本は2019年秋冬シーズンから協働を開始。これまでにユウキ ハシモトでは石川の制作技法のコンセプトである「情報の集積の過程」をキーワードに据えたアイテムを制作し、石川は自身の個展でユウキ ハシモトのコレクションで用いられた布地を被写体に採用した作品シリーズ「ENCODING」を発表してきた。　今回の展覧会ではポラロイドのインスタント性を用いて出力したキャンバスをはじめ、染色や裁断を施したアートワークを展示。2人の間でやり取りを重ねて制作したという作品群を公開している。

写真家 石川和人×ファッションデザイナー 橋本祐樹、展覧会で染色や裁断を施した作品を公開

　ポップアップストアには、ブランドがデビューした2019年春夏シーズン以降のコレクションから橋本がセレクトしたシーズンを代表するアイテムや、最新の2022年春夏コレクションのアイテムが並ぶ。MACコートをベースにした「BONDING COAT」（2019年秋冬シーズン）をはじめ、ミッドセンチュリーの家具からインスピレーションを受け、レザーとウールを組み合わせたフレアパンツ「CIMBINED TROUSERS」（2021年秋冬シーズン）などをラインナップする。　また、ブランドが毎シーズン制作し続けているシグネチャーアイテムのトレンチコートにフォーカス。橋本がアントワープ王立アカデミー在学中に制作したものを含む、デビューシーズンからの全てのトレンチコートを展示する。　ポップアップの開催に際し、橋本は「ブランドとして一度に今までの作品をシーズンを越えてご覧いただける初めての試みです。ユウキ ハシモトの異なった時間軸を同時にご覧いただき、さまざまな角度から新たな発見をしていただけると幸いです」とコメントしている。

「ユウキ ハシモト」が渋谷アーカイブストアに3日間限定出店、デビューコレクションから新作まで集結

　スティックインセンスは、ユウキ ハシモトの2021年秋冬コレクションのムードにあわせ、鉄や木、タバコの葉、スパイスなどの言葉から着想を得て製作したという。1パッケージ50本にスペシャルBOXが付属し、価格は税込3850円。また、ブランドオリジナルのグラフィックを施したスティックインセンスのスタンド（税込2750円）も販売される。

ユウキ ハシモトとクンバが初のコラボ、スパイスなどの言葉から着想を得たインセンスを発売

　橋本は京都造形芸術大学を卒業後、アントワープ王立アカデミーに進学。学士課程修了後「ラフ・シモンズ（Raf Simons）」や「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」といったブランドでデザインアシスタントとして経験を積み、2017年に修士課程へ進学した後、2019年春夏シーズンに自身のブランドを立ち上げた。2019年には「TOKYO FASHION AWARD」第6回の受賞デザイナーに選出された。2020年秋冬シーズンは東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO」で新作を披露する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止。今回が初めてのショー開催となる。　今シーズンはアイスランド系デンマーク人アーティストのオラファー・エリアソン（Olafur Eliasson）から影響を受け、「スペースリアリティ」をテーマに設定し、「宇宙での活動服」をイメージして製作した。橋本はエリアソンの作品から「物質的には無機質な雰囲気である一方、精神的には強いメッセージを孕んでいる」ということを感じ、コレクションでは2WAYで着用できる服などで二面性を表現したという。　会場は床や壁、椅子、スタンドライトをアルミホイルで覆い、無機質で宇宙のような空間を演出。ショー開始前はブルー、フィナーレ時はレッドのライトで会場を照らした。　コレクションは、取り外し可能なフードが付いたトレンチコートやシャツ、フロント部分の開閉でフォルムが変化するジャケットなど2WAY仕様のアイテムをはじめ、肩パッド入りのジレ、鮮やかなバイカラーのシャツ、衛星モチーフのグラフィックを配したジャケットなどで構成。得意とするテーラリングをベースにしながら、ディテールにはジップやマジックテープを用いて機能性を高め、ユウキ ハシモトならではの"宇宙での活動服"に仕上げた。　また、今シーズンは「DHL」とコラボ。会場のスタッフはDHLとのコラボTシャツを着用していたほか、ショーではDHLのロゴを配したベストやアルミニウム製のバッグを披露した。＞＞ファッションウィーク特設ページはこちら

ユウキ ハシモト、初のショーで"宇宙での活動服"を披露　DHLとのコラボアイテムも

Maison Margiela

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