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　カプセルコレクションは、ミスターポーターのバイイング・ディレクターを務めるダニエル・ドットが2015年に初めてトム・フォードの買い付けをした際のアイテムから着想したといい、1960年代にロンドンで流行したモッズとパンクの要素をデザインに反映。トム・フォードの象徴的なテラーリングブロックを用いてシャープなシルエットに仕上げたテラーリングとアウターを中心に揃え、フランネル、パピートゥース、ヘリボーンなど英国の伝統的な素材を使用し、モノトーンのカラーパレットで製作した。　全43点のアイテムを展開し、ブラックレザーとムートンのピーコートや、襟にムートンをあしらったフライジャケット、渦巻き模様のタキシードジャケット、ギンガムのブレザー、ブラックとホワイトのマイクロデザインのスーツ、モヘアシルクのロールネックのニットウェアなどのプレタポルテ36点のほか、シューズやタイ、スカーフなどもラインナップしている。価格帯は税込3万9014〜160万4781円。

Fashion

ミスターポーターから「トム・フォード」との限定コレクションが登場、モノトーンの43点を展開

　パーソンズ出身のトムはこれまで「Gucci（グッチ）」や「Yves Saint Laurent（イヴ・サンローラン）」のクリエイティブディレクションを手掛け、ブランドの発展とイメージアップに大きく貢献。アメリカファッション協議会（CFDA）の「メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」（2008年）など多くの賞を受賞し、2022年までCFDAの会長を務めていた。2009年には映画「シングルマン」で映画監督デビュー。長編2作目となった「ノクターナル・アニマルズ」（2016年）はヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞（審査員大賞）を受賞するなど高い評価を得ている。　自らの名を冠したブランド「トム フォード」は2011年よりスタート。ファーストコレクションのプレゼンテーションにはビヨンセ（Beyoncé）や菊地凛子など、豪華な顔ぶれが登場し話題を呼んだ。昨年11月には「エスティ ローダー カンパニーズ（ESTEE LAUDER COMPANIES）」が、「トム フォード」とその知的財産を買収することに合意。創業者であるトムは2023年末までクリエイティブ ビジョナリーとしてブランドに携わる。　今回発表された2023年秋冬ウィメンズコレクションは、ラグジュアリーかつセクシーな「トム フォード ウーマン」へのオマージュとして、過去13年間のアーカイヴより彼のシグネチャールックを復刻。これらは今秋、直営店にて販売される。　ラストコレクションの映像はスティーブン・クライン（Steven Klein）が撮影。90年代に「ツイッギーの再来」とも呼ばれたアンバー・ヴァレッタ（Amber Valletta） をはじめ、ジョーン・スモールズ（Joan Smalls）、カーリー・クロス（Karlie Kloss）、カレン・エルソン（Karen Elson）、キャロライン・トレンティーニ（Caroline Trentini）らが登場する。最後には、フリンジドレスやメタリックドレスなどをまとったモデルたちがショーウィンドーの中でポーズを決める中、トムが静かに去っていく後ろ姿が描かれた。今後のブランドの体制については後日発表が予定されている。

GUCCI

SAINT LAURENT

TOM FORD

トム・フォードがフルデザインで手掛けるラストコレクション　スーパーモデルを起用

　エスティ ローダー社は2005年にトム フォードのビューティ事業のライセンスを取得し、フレグランスやメイクアップ事業を運営。特にフレグランスは2022年第3四半期の実績で2桁の成長を記録し業績をけん引している。今後数年間で年間売上高は10億ドルに達すると予想されている。買収後はクリエイティブや意思決定の機敏性の向上、オンラインの拡充を実施し、長期的なキャッシュフローの確保、アイウェアの新たなライセンス収入といったメリットが見込めるという。　ブランド創業者のトム・フォード（Tom Ford）氏は、2023年末までクリエイティブ ビジョナリーとして携わる。トム・フォード・インターナショナルのドメニコ・デ・ソーレ（Domenico De Sole）会長は、同時期までコンサルタントとして留任。長年トム フォードのプレタポルテやオーダーメイド製品、靴などの製造販売を手がけてきたエルメネジルド・ゼニア社とは引き続き連携し、ラグジュアリーブランドとしての地位をより強固なものにするとしている。　エスティ ローダー社の社長兼最高経営責任者ファブリツィオ・フレダ（Fabrizio Freda）氏は、「トム フォード ビューティが高級フレグランスとメイクアップで成功を収め、世界中のハイクラスの消費者のために、魅力的で高品質の製品を作り続けていることを大変誇りに思います。この戦略的買収は、自社ブランドであるトム フォード ビューティの新たな可能性を引き出し、当社の成長計画を強化するものです。また、グローバルプレステージビューティのリーディングカンパニーになるという当社のコミットメントを再確認しながら、ラグジュアリービューティという有望なカテゴリーにおける当社の勢いを長期的にさらに後押ししてくれることでしょう」と期待を寄せた。　フォード氏は「エスティ ローダー社は、このブランドにとって理想的な企業であり、今回の買収にこれ以上ない喜びを感じています。彼らは私が会社を設立した当初から素晴らしいパートナーであり、トム フォード ブランドの次の章では、彼らがラグジュアリー スチュワードとなることに感激しています」と述べた。

Beauty

エスティ ローダー社がトム フォード買収で合意　過去最大規模の28億ドルで

　アメリカン・メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーの受賞者は、「ボーディ（BODE）」を手掛けるエミリー・アダムス・ボーディ（Emily Adams Bode）。ヴィンテージ素材を活用したコレクションなど、アップサイクルなブランドとして知られている。2019年にLVMHプライズのファイナリストに選出され、2020年にはインターナショナル・ウールマーク・プライズではカール・ラガーフェルド・アワードを受賞した。アメリカン・ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーには「ケイト（KHAITE）」のキャサリン・ホルスタイン（Catherine Holstein）が選ばれた。　アクセサリー部門は「ルアール（LUAR）」を手掛けるラウル・ロペス（Raul Lopez）、エマージングデザイナー部門ではエレナ・ヴェレス（Elena Velez）がそれぞれ選出された。　なお、CFDAは、任期を終えたトム・フォード（Tom Ford）に代わり、2023年1月1日からトム・ブラウン（Thom Browne）を新たなチェアマンに迎えることを今年10月に公表。着任するまでの期間は、スティーブン・コルブ（Steven Kolb）が暫定的にチェアマンを務めている。

BODHI

KHAITE

LUAR

2022年CFDA賞、「ボーディ」のエミリー・アダムス・ボーディと「ケイト」のキャサリン・ホルスタインが受賞

　アイ カラー クォード Cは、デザイナーのトム・フォード（Tom Ford）の「光と対称性によって顔立ちを際立たせる」という哲学からインスパイア。クリーミーな滑らかさで、まぶたに密着し、ワンストロークで印象的な目元を演出する。　35 ローズ トパーズはヌーディカラーからシルバーカラーまで、優美なニュートラルカラー4色をセットにし、36 タイガー アイにはシャンパンカラーからシエナカラーまで、太陽が降り注ぐ様子をイメージした温かみのあるカラーを揃えた。37 スモーキー クォーツには、リッチでマットなヌードカラーからブラウンカラーまで、しっかりと目元を彩るカラーを組み合わせている。

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トム フォード ビューティのアイシャドウから初の新テクスチャー採用の「アイ カラー クォード C」が登場

　同ブランドは、環境保護団体 ロンリー・ホエールのクリエイティブ・エージェンシーである52HZとトム フォードプラスチックイノベーション賞を立ち上げるなど、プラスチック汚染や海洋保全に対する継続的な取り組みを行ってきた。今シリーズの素材は使用済みの海洋プラスティックのみを採用しており、原料を回収した場所まで明確になっている。また、すべてのパッケージがリサイクル可能で、購入するたびにペットボトル35本分のプラスティック廃棄物が海から除去される計算になるという。　ウォッチケースのサイズは43mmで、セミマット ブラックとホワイトの2色を展開。ジャカードのロゴストラップは、ブラック、ホワイト、イエロー、ブルー、オレンジの5色をそろえる。また、回転ベゼルをケースに組み込むように設計。内部には、3針デイト表示の機械式自動巻きムーブメントが搭載されている。

トム フォードから海洋プラスティック素材の時計が登場、パッケージもリサイクル可能

007新作ジェームズ・ボンドの衣装は再び「トム フォード」、女性キャラクターにはウィメンズを初提供

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NYファッションウィーク、米大統領の政治資金パーティー巡りデザイナーから反発の声

サンフランシスコで着物とファッションの200年の関係を紐解く展覧会開催、川久保玲やジョン・ガリアーノの作品も

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