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　ポップアップでは、大丸がニューヨークのシンボルとして親しまれている自由の女神をモチーフに、125ピースに細かく裁断した生地を縫い合わせて立体的に作り上げたオリジナルのアート作品「SEVEN SPIKES」などを公開。そのほか、フォトグラファー兼フィルムメーカーであるリチャード・カーン（Richard Kern）とのコラボレーションとして写真作品をベースに製作した新作3点に加えて、写真やネガなども併せて展示する。アート作品は購入可能。また、会場では大丸がいつも愛用しているパンダのグラフィックが施された「パンダTシャツ」を染め直し、リチャード・カーンの作品をプリントした限定Tシャツを販売する。　リチャード・カーンは1970年代からニューヨークのロックミュージックやノー・ウェーブカルチャーシーンを記録してきたパンクフォトグラファー。これまでにMoMA（ニューヨーク近代美術館）をはじめ、世界50ヶ所以上で個展を開催してきた。オーバーコートでは2024年春夏コレクションのルック撮影を担当しており、今回のコラボが実現したという。＞＞F/STOREで「オーバーコート」のアイテムをチェック

OVERCOAT

Fashion

「オーバーコート」がアートに特化したポップアップを初開催、写真家リチャード・カーンとのコラボアイテムも発売

　オーバーコートは、「ニューヨークを着る」をコンセプトに、大丸隆平が設立した大丸製作所2（oomaru seisakusho 2）が手掛けるジェンダーレスブランド。新設されたOVERCOAT TOKYOでは、パタンナーや縫製技術者がものづくりに向き合う現場を実際に体感することができる。内装は建築家の坂本拓也が担当。坂本は「『作り手』と『お客さん』の隔たりを設けないオープンな空間にした」とコメントした。　またOVERCOAT TOKYOでは、11月25日から12月23日までの期間限定でポップアップを開催。オーバーコートの2022年秋冬シーズンの商品を中心に、これまでオンラインストアのみで販売していたクラシックラインのアウターや、セットアップアイテムなどをラインナップする。

オーバーコートがスタジオ兼イベントスペースを新設、内装は坂本拓也が担当

　店頭では2022年秋冬コレクションのアイテムをフルラインナップで展開し、デッドストックのフランネル生地を使用した数量限定のアイテムを先行販売。また限定アイテムとして、ユニセックスとウィメンズのアイテムを展開する。　ユニセックスではダブルブレストのジャケット（12万1000円）とワイドトラウザー（5万9400円）をラインナップ。ウィメンズでは、ハイウエストツータックパンツ（6万1600円）とブランド初のスカート2型（5万3900〜5万9400円／いずれも税込）を揃える。

オーバーコートが伊勢丹新宿店でポップアップを開催、初のスカートを展開

　選挙運動期間中からハリス氏の装いには注目が集まっており、昨年8月の民主党大会では「オーバーコート（OVERCOAT）」を手掛ける大丸隆平が製作したスーツ、11月の勝利演説では「キャロリーナ ヘレラ（CAROLINA HERRERA）」のスーツを着用していた。　「クリストファー・ジョン・ロジャーズ（Christopher John Rogers）」を手掛けるロジャーズは、ニューヨークのブルックリンを拠点に活動する26歳の若手デザイナーで、2019年9月に行われたニューヨークファッションウィークでデビューランウェイショーを開催。バルーンシルエットやフリル、ラッフルなどをデザインに取り入れた華やかなイヴニングドレスを得意とし、ミシェル・オバマ元大統領夫人やカーディ・B（Cardi B）、リアーナ（Rihanna）などをクライアントに持つ。若手デザイナー支援のために創設された「CFDA/ヴォーグファッション基金アワード」2019年度のグランプリに選出された。　ファーストレディーとなったジル・バイデン（Jil Biden）夫人はニューヨークブランド「マルカリアン（Markarian）」のコートドレスを着用。民主党カラーのブルーをセレクトし、手袋やマスクも統一した。ジョー・バイデン（Joe Biden）大統領のスーツは「ラルフ ローレン（Ralph Lauren）」だった。　パフォーマンスを披露したレディー・ガガ（Lady Gaga）のドレスは「スキャパレリ（Schiaparelli）」。ボリューミーな赤い裾が目を引いた。また、式で歌唱したジェニファー・ロペス（Jennifer Lopez）は全身「シャネル（CHANEL）」のアイテムを着用。2020-21年秋冬プレタポルテコレクションのロングコートや全面スパンコールのパンツ、2019-20年秋冬プレタポルテコレクションのシルクブラウスをセレクトした。式で詩を朗読した22歳の詩人アマンダ・ゴーマン（Amanda Gorman）は「プラダ（PRADA）」のコート、ミシェル・オバマ夫人はロサンゼルスを拠点とするセルジオ・ハドソン（Sergio Hudson）がデザインを手掛けたコートを着用した。

CHANEL

Schiaparelli

米大統領就任式、カマラ・ハリス氏は若手黒人デザイナー手掛ける「クリストファー・ジョン・ロジャーズ」を着用して登場

　オーバーコートはニューヨークを拠点とするパターンメーカー大丸製作所2が展開するブランドで、大丸自身は2013年のバラク・オバマ（Barack Obama）前大統領の就任式でミシェル・オバマ夫人（Michelle Obama）が着用していたドレスを手掛けた経験をもつ。今回製作したのはネイビーのセットアップスーツで、ハリス氏は今年8月の民主党大会で着用。自立した意志のある女性像をイメージしてデザインし、メンズライクなシルエットではなく女性の身体の曲線を活かした細身のジャケットに仕上げたという。大丸は「通常は必ず採寸から行うが今回はそれができず、完成品は一発でフィットさせなければならなかったので経験値が物を言う作業だった。大体の寸法と写真からサイズを割り出し、細身でも腕が上がるように運動量を考えてパターンを引いた。これまでも様々なオーダーに応えてきた経験と想像力で、イメージ通りに仕上がったと思う」と製作について振り返った。

カマラ・ハリス氏のスーツを「オーバーコート」の大丸隆平が製作、ニューヨークのブランドと協業

　カプセルコレクションは、世界トップレベルの日本の生地メーカーが所有するアーカイヴ生地を用いて製作。ブランドの原点に回帰したフリーサイズの新作コート（9万5000円〜）をはじめ、セットアップとして着用可能なジャケット（6万2000円）やトラウザーズ（5万2000円）といったベーシックなアイテム、ニューヨークのスーベニアTシャツにロゴの刺繍を施したカットソー（5800円／いずれも税別）などをラインナップする。　公式オンラインストアのオープンを記念して、六本木の「ANB TOKYO」にポップアップストアを12月1日から13日まで出店。オンラインストア限定のカプセルコレクションを取り扱うほか、ブランド初となるコートのセミオーダーを受け付ける。セミオーダーではクリエイションチームによる採寸後、創業時から展開するオーニング素材のコートから好みのデザインやモデルを選択できるという。

「オーバーコート」が公式オンラインストア開設、カプセルコレクションを発売

　コラボではクラシックなアイテムをベースに、機能性素材やパターンメイキングなどでアクセントを加えたスニーカー1型とウェア2型を製作。スニーカー「OVERCOAT×TDS R_C1300」（3万円）は人気モデル「R_C1300」をベースモデルに採用した。アッパーは1枚のレザーの表面を切り抜いて使用し、ベースレイヤーには高輝度のリフレクティブを施すことで夜間の視認性を高めた。　ウェアは、軽量で高い保温性を維持するニューバランスの「NB HEAT」に、吸水速乾性に優れたエアメッシュをボンディングした独自素材を裏地部分に採用。オーバーコート独自のパターンをデザインに落とし込んだ「Cape Shoulder Hooded Jacket」（5万8000円）や、「Oversized Shirt Jacket」（5万9000円／いずれも税別）が揃う。

東京デザインスタジオ ニューバランス×オーバーコート、レザースニーカーや保温性素材のアウター発売

大丸製作所2「オーバーコート」が公式サイトをリニューアル

大丸製作所2「オーバーコート」が初のシャツを製作

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