トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAPが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。7月第3週目は、KANDYTOWN所属のラッパーMUDがリリースした新作EP「BURNING SUGAR」、マサチューセツ州出身のSSWクレイロ(Clairo)による2ndアルバム「Sling」、香港の5人組バンド ルーシッド・エクスプレス(Lucid Express)のバンド名を冠した1stアルバム「Lucid Express」をセレクト。
MUDがレゲエをコンセプトにしたEPリリース
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KANDYTOWN所属のラッパーMUDによる新作は自身のルーツでもあるレゲエがコンセプト。客演なしの新曲5曲に加えて、2017年にリリースした代表曲「Chevy」のレゲエアレンジがボーナストラックとして収録されています。ジャケットはタトゥーアーティストCloudyがデザインしており、MUDなりのレゲエを存分に表現した作品に仕上がっています。夏らしいレゲエサウンドとMUDのラップスタイルがベストマッチした1枚です。
次世代のポップアイコンとも称されるクレイロが2ndアルバムリリース
デビューアルバム「Immunity」がメディアから高評価を受け、幻となったFUJI ROCK FESTIVAL '20にも出演が決定していたクレイロによる2ndアルバム「Sling」。共同プロデューサーとしてテイラー・スウィフトやラナ・デル・レイなどを手掛けたジャック・アントノフが参加。全体的にデビュー作よりもソフトな聴き心地で、特徴でもあるウィスパーボイスがより際立つ作品になっています。
香港で注目のインディーバンド ルーシッド・エクスプレスが初のアルバム発表
2015年のデビューEP「Floret」以降、香港で最も期待されるインディーバンドとして、またアジアで台頭してきたミレニアル世代のドリームポップ〜シューゲイザーバンドの要注目株のひとつとして注目を集めてきたルーシッド・エクスプレスが待望のアルバムをリリースしました。躍動するドラムとベース、ツインギター。ディレイとリバーブにより歪んだサウンドスケープと浮遊感のあるシンセ。そしてそれらと調和する、ヴォーカル キムの透き通った美しい歌声が聴くものを虜にします。My Bloody ValentineやSlowdiveファンにおすすめです。
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