トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。5月第3週目は、伝説的ラッパーYOU THE ROCK★によるフルアルバム「WILL NEVER DIE」、シンガーソングライター セイント・ヴィンセント(St. Vincent)の6thアルバム「Daddy’s Home」、ニック・ラティガンによるプロジェクト カレント・ジョイズ(CURRENT JOYS)のアルバム「VOYAGER」をセレクト。
YOU THE ROCK★ IS BACK、11年ぶりとなるフルアルバムが完成
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物語の始まりは2019年末の中目黒の居酒屋。ILL-BOSSTINOの「O.N.Oのビートで2人で1曲創ってみたら」という一言から話が転がり、アルバムにまで発展しました。ビートは全てO.N.Oが制作し、スクラッチにはDJ DYEが参加。まさにTHA BLUE HERB全面プロデュースの元、YOU THE ROCK★の声が吹き込まれ、実に11年ぶりとなるフルアルバムが完成しました。過去には確執もあったYOU THE ROCK★とTHA BLUE HERBのコラボレーション。ヘッズであれば胸が熱くなること間違いなしの作品です。
グラミー受賞者セイント・ヴィンセントが6枚目のフルアルバムリリース
現代音楽界で最も革新的なアーティストの1人、セイント・ヴィンセントが6枚目となるアルバム「Daddy’s Home」をリリース。第61回グラミー賞「最優秀ロック・ソング」、「最優秀レコーディング・パッケージ」の2部門を受賞した前作「MASSEDUCTION」(2017年)に続き、Jack Antonoffを共同プロデューサーに迎え、マスタリングにはChris Gehringer、レコーディングはLaura Siskを起用し盤石の布陣となっています。世界同時発売される本作の日本盤には、2020年に大きな話題を呼んだYOSHIKIを迎えたシングル「NEW YORK FEATURING YOSHIKI」も収録しているので、こちらも要チェックです。
カレント・ジョイズがレーベル移籍後第1弾となるアルバム発表
カレント・ジョイズがUSインディレーベル「シークレットリー・カナディアン」と契約。移籍後初となるアルバム「VOYAGER」をリリースしました。今作ではこれまでのローファイなホームレコーディングから打って変わって、スタジオでフルバンドによるレコーディングを敢行。感傷的なロックンロールの不協和音の上にオーケストラのようなサウンドトラックが被せられており、カレント・ジョイズの音楽の可能性を広げる作品となっています。
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