トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。3月第3週目は、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)による1年半ぶりの7thアルバム「Chemtrails Over The Country Club」、ペルー出身ベルリン拠点のプロデューサーSofia Kourtesisが発表した新EP「Fresia Magdalena」、ラッパーのTYOSiNによるバンド「Help Me Plyz」のセルフタイトルを冠した1stアルバムをセレクト。
ラナ・デル・レイが待望の新作スタジオアルバム発表
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2019年にグラミー賞にノミネートされた「Norman Fucking Rockwell!」以来、1年半ぶり自身7作目となるスタジオアルバムがついにリリース。2020年に発売したシングル「Let Me Love You Like A Woman」やタイトルトラック「Chemtrails Over The Country Club」など全11曲を収録しています。前作に続き楽曲のほとんどがラナ・デル・レイ本人とテイラー・スウィフトなどを手掛けるジャック・アントノフの共同プロデュースとなっています。
2021年ブレイク必至のプロデューサー Sofia Kourtesisの新作に注目
1st EP「Sofia Kourtesis EP」が辛口コメントで有名なPitchforkで8.0を獲得し、「既成概念を壊したハウスミュージック」と評されるなど本格ブレイク直前のSofia Kourtesis。最近では「The NME 100: Essential emerging artists for 2021」にも選定され益々注目を集める彼女が、英レーベル「Ninja Tune」傘下の「Technicolour」より新たなEPをリリースしました。アートワークには不思議な中毒性あり。
TYOSiN流ミクスチャーバンド始動
ラッパーとしても活動するTYOSiNが旗上げしたバンド「Help Me Plyz」がデビュー。バンドメンバーには以前から交流のあったビートメイカーATSUKIをはじめ、「fulusu」「XANY」のJoseph Gen、「XANY」「ARKHAM」のShaun Pxlly、「fulusu」の佐藤旬介が参加しています。アルバムにはTYOSiNのEP「blue blue」に収録されている楽曲のバンドアレンジなど全11曲を収録。近年注目されるロック×ヒップホップのミクスチャーが独自解釈で落とし込まれており、新しさとエモのバランスが絶妙な1枚です。
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