トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。2月最初の週は、ロンドンを拠点に活動する7人組バンド ブラック・カントリー・ニュー・ロード(Black Country, New Road)のアルバム「For the first time」、ジェイコブ・アレンによるプロジェクト プーマ・ブルー(Puma Blue)の新作「In Praise of Shadows」、No Busesのフロントマン近藤大彗によるソロ・プロジェクトCwondoの1stアルバム「Hernia」をセレクト。
超大型新人ブラック・カントリー・ニュー・ロードが待望の初アルバムを発表
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デビュー前に行ったライブはすべてチケット完売、その後リリースした2曲のシングルはプレミア化するという異例づくしの新人ブラック・カントリー・ニュー・ロード。多くのレーベルより注目を集めていた彼らが、争奪戦の末「Ninja Tune」との契約を発表し、1stアルバム「For the first time」をリリースしました。フロントマンのアイザック・ウッドはアルバムについて「活動をスタートさせてから最初の18ヶ月間そのもの」と語っており、彼ら自身のリアリティを体現する作品となっています。
ロンドンジャズシーンに新たなホープが誕生、プーマ・ブルーがアルバムリリース
「ロンドン・アンダーグラウンド・ジャズ・シーンで今最も重要な新しい才能」と高い評価を得て、日本でも注目を集めているプーマ・ブルー。これまでリリースした2枚のEP、2枚のシングル、そしてライブアルバムを経てついに1stアルバムを発表しました。ソウルフルなボーカルにディアンジェロ風のギター、ミュートの効いたエレクトロニックビーツ。ストリーム再生回数5,000万超えの実力を確かめてみてください。
Cwondoが2枚のEPを経て、1stアルバムをリリース
No BusesのGt.&Vo.としても活動中の近藤大彗が、昨年本格始動させたソロプロジェクト。8月に1st EP、10月に2nd EPとハイペースでリリースを続けてきたCwondoが、待望の1stアルバム「Hernia」を完成させました。本作ではアンビエント・ダンス・ミュージックとも形容できる「Twwen」に始まり、フィナーレを飾るダークなダンスビート「Ginger」まで、様々な音楽を消化し創造したレジの広い楽曲を披露。まだ始動から1年も経っていませんが、そのクオリティの高さに今後の活動が楽しみになります。
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