トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。1月最後の週は、英音楽シーンを賑わすシンガーソングライター アーロ・パークス(Arlo Parks)の1stアルバム「Collapsed In Sunbeams」、苫小牧を拠点に活動するNOT WONKの4thアルバム「dimen」、若手バンドMs.Machineによる1stアルバム「Ms.Machine」をセレクト。
アーロ・パークスによる待望の1stアルバムが世界同時発売
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BBCのSound Of 2020にノミネートされたことで注目を集めたサウスロンドンのシンガーソングライター アーロ・パークスの1stアルバム「Collapsed In Sunbeams」が待望のリリースを迎えました。ヒットシングル「Eugene」や「Black Dog」、「Hurt」などを含む全12曲を収録しています。アルバムについてアーロ・パークスは「私の思春期とそれを形作った人々を取り巻く一連のヴィネットであり、個人的なポートレイトでもあるのです」とコメント。ストーリーテリングとノスタルジアが混ざり合った作品です。
既成概念を覆す、現在進行形のNOT WONK流パンクロック
約1年半ぶり通算4枚目のフルアルバム「dimen」は、昨年1年を通したNOT WONKの音楽的な挑戦の結果とも言える作品。これまではライブを前提にフィジカル的な制作を行なっていましたが、コロナ禍で動きが制限される中イマジネーションを頼りに様々なジャンルの音楽と向き合い、彼らなりに消化。今までとは違った、新しいスタイルを見せてくれています。バンドにとって大きな岐路になるであろう1枚です。
結成6年目のMs.Machineが初のアルバムリリース
2015年結成、東京を中心に活動するスリーピースバンドMs.Machine。インダストリアルなビート、歪んだベース、叙情ハードコアをルーツに持ったギターリフ、呟くように言葉を紡ぐ冷たいボーカルを融合させた唯一無二のサウンドは国内のみならず海外でも評価されています。1月31日にリリースするセルフタイトルを冠した初のアルバムは、冷たくミニマムな楽曲から強く叙情的な楽曲まで今のバンドを網羅的に表現した内容。バンドの世界観にぴったりなアートワークはロンドンを拠点に活動する尾角典子が担当しています。
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