トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSNAP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。11月最後の週は、Black Boboiによる初のアルバム「SILK」、環ROYが3年5ヶ月ぶりにリリースした新作アルバム「Anyways」、リトル・シムズ(Little Simz)によるEP「Drop 6」の限定ブルーヴァイナルをセレクト。
Black Boboiが待望の1stアルバムを発表
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Julia Shortreed、Utena Kobayashi、ermhoiの3名によるユニットBlack Boboi。インディペンデントながらも結成1年でFUJI ROCK FESTIVAL’19への出演を果たすなど、話題を集める彼女らが待望の1stアルバムをリリースしました。「SILK」はまさに絹のような、しなやかながらも重厚感のある世界観を表現した作品。フェスでも演奏してきた思い出深い楽曲に加え、新たに制作された楽曲を収録しています。12月にはオフィシャルサイト上にてマーチの販売も予定されているので、こちらもチェックしてみてください。
環ROYが近年の活動の集大成的アルバムをリリース
高い評価を獲得した前作「なぎ」から3年5ヶ月ぶりとなるニューアルバム「Anyways」。楽曲ごとにサウンドプロデューサーを迎えた「なぎ」から一転して、ラップからトラックメイキングまで完全セルフプロデュース。先行でリリースされた「Protect You」「能」「Flowers」「泉中央駅」を収録しており、ソロ活動にとどまらず様々なフィールドで活躍してきた近年の集大成とも言える作品となっています。
リトル・シムズのEPがブルーヴァイナルとなって登場
ゴリラズやローリン・ヒルなど錚々たるアーティストたちからも信頼され、今ロンドンで最も勢いのあるラッパー リトル・シムズが5月にデジタルで発表したEP「Drop 6」を限定のブルーヴァイナル盤でリリース。コロナ禍で自らのルーツを見つめ直し完成させた今作は、オバマ前米大統領夫妻のプレイリストでも紹介されていた楽曲「one life, might live」や、Alewyaが参加する「where’s my lighter」などを含む全5曲を収録しています。アートワークも美しく、12インチで手に入れたい1枚です。まだチェックしていなかった人もこれを機に、あのケンドリック・ラマーに「今一番イルなラッパー」と言わしめたリトル・シムズの強烈な音楽を聴いてみてください。
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