ハイ・ライフ

　2018年トロント国際映画祭で"ショッキングな問題作"と評され、賛否両論を巻き起こしたこの作品は、「ショコラ」「パリ、18区、夜。」でも知られるフランスの女性監督クレール・ドゥニによる初のSF映画です。舞台は太陽系をはるかに超えて宇宙を突き進む一隻の宇宙船「7」で、クルーとして乗り込んだのは9人の死刑囚。刑の免除と引き換えに、人間の性にまつわる秘密の実験に参加します。嫉妬、怒り、欲望などが渦巻く密室で起こる様々な人間模様をサスペンスフルに描いています。

公開日：2019年4月19日（金）
上映館：ヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか
監督：クレール・ドゥ二
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ある少年の告白

　アメリカの田舎町で牧師の息子として育った主人公は、自分が同性愛者だとカミングアウトしたことで両親と衝突し、同性愛を治療するための矯正セラピーに参加させられることに。自らを偽って生きることを強いるセラピーに疑問と憤りを感じる中で、主人公が見出した本当の自分や親子のあるべき姿とは――。原作は実体験を綴ったガラルド・コンリーの著作「Boy Erased：A Memoir of Identity, Faith, and Family」（＝消された少年：アイデンティティと信仰、家族の回想）で、キャストには同性愛者であることを公表しているグザヴィエ・ドランやトロイ・シヴァンらが起用されました。

公開日：2019年4月19日（金）
上映館：TOHOシネマズ シャンテ、新宿シネマカリテほか
監督：ジョエル・エドガートン
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イメージの本 THE IMAGE BOOK

　「男と女のいる舗道」「気狂いピエロ」などを代表作に持つヌーヴェルヴァーグの巨匠ジャン＝リュック・ゴダールによる最新作。暴力や支配に満ちた世界に対する怒りを、絵画・映画・文章・音楽でコラージュ表現した物語で、ゴダール自身がナレーションを担当しています。様々なイメージと音を駆使することで鑑賞者の想像力を刺激し、84分間のアート体験を提供します。2018年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で、映画祭史上初となる特別賞「スペシャル・パルムドール」を受賞しました。

公開日：2019年4月20日（土）
上映館：シネスイッチ銀座、キネマ旬報シアターほか
監督：ジャン＝リュック・ゴダール
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード

　アメリカのジャズピアニスト ビル・エヴァンスの人生に迫るドキュメンタリー映画。出自からキャリアのスタート、死ぬ間際の様子までを演奏シーンや仕事のインタビュー、共演者の証言をもとに記録しています。薬物依存や内縁の妻と兄の自殺といった今まで明かされなかったスキャンダルなども親族や親しいミュージシャンが証言。エヴァンスの音楽への思いに迫るととともに、美しい音楽を生み出してきた背景やそこに隠された悲劇に満ちた人生の真実を紐解きます。

公開日：2019年4月27日（土）
上映館：アップリンク渋谷・吉祥寺、角川シネマ有楽町ほか
監督：ブルース・スピーゲル
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名探偵ピカチュウ

　「ポケットモンスター」シリーズの「名探偵ピカチュウ」がハリウッドで初の実写映画化。主人公のティムはポケモンに関する事件の捜査へ向かったまま失踪していた父親が亡くなったと知らせを受け、人間とポケモンが共存する街・ライムシティへ向かいます。そこで出会ったのは、かつて父親の相棒だったという名探偵ピカチュウ。父親は本当に亡くなったのか？ピカチュウとともに事件の謎を解き明かします。なお、同作はパリ発のブランド「コーシェ」とコラボレーションしたことでも話題になりました。

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公開日：2019年5月3日（金）
上映館：TOHOシネマズ、109シネマズほか
監督：ロブ・レターマン
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