ファッション大国として有名な英国。中でも世界三大ファッションスクール セントラル・セントマーチンズ芸術大学があるロンドンですが、ファッション好きが訪れる名所は数知れず。とはいえ、旅の時間は有限です。そこで、時間がない場合でも訪れたい、ロンドンのおすすめスポット9ヶ所をピックアップしました。
目次
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1. ドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market)
言わずと知れたデザイナー川久保玲がディレクションを手がける「ドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market)」の旗艦店。2016年にアーティーなドーバー ストリートから市街地のヘイマーケットへ移転し耳目を集めたのは記憶に新しいですね。巨大な球体がウィンドウを飾るエントランスは実はフェイク、とは言ってもこれがフェイクではなくアートかもしれないのがドーバーらしいですね。金網が降りているため「閉店している」と勘違いして帰ってしまう人もいるそうです。脇道に入ったエントランスでは「プレイ コム デ ギャルソン」のグレーニットを着た男性スタッフがちゃんとお出迎えをしてくれるので、安心してください(笑)。地下1階から3階までの4フロア構成で、3階にはお馴染みのローズベーカリーも。ちなみにこの建物は元バーバリー本社だったというのはファッション業界では有名な話。
■Dover Street Market
所在地:18-22 Haymarket London SW1Y 4DG
電話番号:+44 20 7518 0680
営業時間:月〜土 11:00〜19:00/日 12:00〜18:00
公式サイト
2. スケッチ(sketch)
英国に行くなら必ず体験したいのが「アフタヌーンティー」。百貨店では伝統的スタイルで楽しめますが、ファッション好きなら"進化型アフタヌーンティー"をおすすめします。その代表格「スケッチ」は、インスタグラムでも人気の高級カフェ。顔なし犬の像が鎮座した若干不気味な外観とは裏腹に、アフタヌーンティーエリアはピンク一色という万国女子の心をグッと掴むフォトジェニックな空間が広がります。価格は75ポンド(この日は母の日で25ポンド増し)とやや高額ですが、お茶にサンドウィッチやケーキ、ムース、スコーンなど内容はひたすら充実。奥のステージで奏でられるバイオリン三重奏で優雅な時間が過ごせます。ここに来たら忘れてはいけないのがレストルーム。卵のような個室が並んだ近未来的な空間で、写真を撮る人で賑わっています。アフタヌーンティーの一般的な価格は20ポンドですが、このお店では思い出プライスとしてお財布の紐を緩めましょう。
■sketch
所在地:9 conduit street London W1S 2XG
電話番号:+44 (0) 20 7659 4500
公式サイト
3. マシンA(MACHINE-A)
英国のソーホーエリアは、「シュプリーム」や「パレス」といったストリートブランドの出店で平日から大混雑。そこに店舗を構えるセレクトショップ「マシンA(MACHINE-A)」は、「ラフシモンズ(Raf Simons)」や「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」「ゴーシャ・ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)」「ワイ・プロジェクト(Y / Project)」など、バイイング・ディレクターのスタヴロス・カレリスの目にかなった感度の高いアイテムがギュッと詰め込まれています。BGMに合わせてダンスしながら接客をするショップスタッフは、ロンドンの今を感じさせてくれます。
■MACHINE-A
所在地:13 Brewer Street, Soho London W1F 0RH
電話番号:44 (0)20 7734 4334
営業時間:月〜水 11:00〜19:00/木〜土 11:00〜20:00/日曜日 12:00〜18:00
公式サイト
4. ザ・グッドフッドストア(THE GOODHOOD STORE)
ロンドンの中でも若々しく活気溢れるエリアとして注目されるショーディッジは、以前はイーストロンドンの中でもあまり近寄らないエリアとして知られていました。それまではあまり注目されないエリアとして知られていたのですが、2000年頃にはアーティストが移り住みじわじわとおしゃれエリアへ変貌。そんな時に移転してきた「GOODHOOD」は、今ではロンドンの若者が集う人気店として名前が知られるようになりました。コンパクトな面積にも関わらず、メンズ・ウィメンズのウエアをはじめライフスタイルグッズ、ジュエリー、ブックまで幅広いアイテムを凝縮。創業当初から日本ブランドも積極に取り扱ってきた経緯もあり、過去には「ビームス(BEAMS)」がイベントを開いたこともあり日英交流の新原点としても気になるお店です。
■THE GOODHOOD STORE
所在地:151 Curtain Road London EC2A 3QE
電話番号:+44 (0)207 729 3600
営業時間:月〜土 11:00〜18:30/日曜日 12:00〜18:00
公式サイト
5. ハンキー ドーリー ヴィンテージ(HUNKY DORY VINTAGE)
ヴィンテージショップ「ハンキー ドーリー ヴィンテージ(HUNKY DORY VINTAGE)」はセンスもよく価格も良心的。毎週ヨーロッパに買い付けにいくという気のいい店主によると「ふみのおかげで日本人がよく訪ねてくれるんだよ」とのこと。........ふみって誰?と思い店主が指差す壁に目を向けるとポラロイド。よーく見ると、なんと女優の二階堂ふみさんのことでした。アナザースカイに出演した際にこのお店をピックアップしたそうで、以来ファンが訪れてはポラロイド写真を撮影して帰るんだとか。毎週日曜日に開かれるマーケットもロンドン名物ですが、多くの店が並んでいる中で初心者が"いいもの"を見つけるのは至難の技(でした)。ゆっくりとヴィンテージを探したいという人は、まずこのお店へ。
■HUNKY DORY VINTAGE
所在地:226 Brick Ln, Shoreditch, London E1 6SA
営業時間:11:30〜19:00
公式サイト
6. ワールズ・エンド(Worlds End)
イギリス・パンク発祥の店として知られる「ワールズ・エンド」は、創業から変わらずキングス・ロードに鎮座。かつてはカウンターカルチャーの中心地とされていたこの通りもヴィヴィアン・ウェストウッドの飛躍とともに、現在では貫禄ある閑静な通りに変身しました。中に入ると様々なレーベルのコレクションに加えて、ここでしか手に入らない「ワールズ・エンド」タグの商品も豊富に揃ってファンにはたまらない充実具合。日本人のショップスタッフも在籍しているようで、運が良ければ日本語で接客してもらえるかも?ちなみに、現在でもお店の逆回転時計は健在です。これだけでも必見。
■Worlds End
所在地:430 King's Road, Chelsea London, SW10 0LR
電話番号:020 7352 6551
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日曜日
7. リバティ ロンドン(LIBERTY LONDON)
ロンドンの百貨店は数知れず。セルフリッジズやハロッズなどチェックすべき名店が多すぎて迷ってしまいますが、オススメしたいのが老舗百貨店「リバティ」。なんといっても外観がかわいい。扁平尖頭アーチを取り入れたテューダー・リバイバル様式が採用された英国の代表的な建築物で、イギリスの第2種指定建造物にも認定されているそうです。アール・ヌーヴォーとも密接な関わりを持ちながら成長した百貨店ということだけあって、内装は圧巻。吹き抜けの大広間やガラスの天井、柱に施された細かな装飾、暖炉など古くから受け継がれてきた美しい空間の中でショッピングが楽しめます。コンパクトな館ですが、ジュエリー、コスメ、ファッション、そしてお土産になる王室御用達のお菓子など幅広いアイテムがそろっているので時間のない人にはうれしい買い物タイムショートカットが可能。もちろん、最上階では様々なリバティプリントのテキスタイルやオリジナルアイテムも展開されています。
■LIBERTY LONDON
所在地:Regent St, Carnaby, London W1B 5AH
電話番号:44 (0)20 7734 1234
営業時間:月〜土 10:00〜20:00/日 12:00〜18:00/祝日 10:00〜18:00
公式サイト
8. シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)
2015年にオープンした「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」の路面店はハイソなメイフェア地区のマウントストリート沿いにあります。日本では取り扱いアイテムが少ない「シモーン ロシャ」ですが、地下と1階の2フロアに並べられたTシャツからランウェイに登場したドレスなど旗艦店ならではの幅広い品揃えが特徴。アート造詣の深いシモーンらしく、地下に繋がる階段にはアメリカ人アーティストPae Whiteのシャンデリア、北京在住のアーティストRen Riが制作した蜂の巣を閉じ込めた什器がお目見え。フランシス・ベーコン(Francis Bacon)の絵画が地下に置かれるなどコレクションにマッチしたアートが詰め込まれた空間も魅力です。
■SIMONE ROCHA
所在地:93 Mount Street, London W1K 2SY
電話番号:+44 207 629 6317
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日曜日
9. ファーマシー 2(Pharmacy 2)
英国を代表する現代美術家の一人のダミアン・ハーストは、代表作でもあるホルマリン漬けの作品を展示したステーキ&チキンのレストラン「Tramshed(トラムシェッド)」を運営していることでも有名。ですが、ダミアン・ハーストが運営するニューポート・ストリート・ギャラリー(Newport Street Gallery)にあるカフェ「ファーマシー 2(Pharmacy 2)」もまた、ファッション業界人から人気を集めるスポットです。"2"が気になった方はご名答!実は、「Pharmacy」は1997年にノッティング・ヒル地区に初出店し、薬瓶を並べたインスタレーションの装飾が一世を風靡した人気店でしたが2003年に閉店。再出店ということで店名に「2」が付いているんですね。店内は名前の通り薬だらけ。奥の棚には医療器具も陳列され、カウンターの使用済み医療品に現代アート巨匠の矜持が垣間見えますね。テーブルや椅子にも錠剤モチーフがちりばめられ、「トラムシェッド」同様ユニークな空間のなかで料理を味わえますよ。
■Pharmacy2
所在地:Newport St, Lambeth, London SE11 6AJ
電話:+44 20 3141 9333
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日
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