大学生は今ファッションに何を期待する?レノボによる新プロジェクトで服飾サークル所属学生が表現したいこと
「Keio Fashion Creator」のメンバー
Image by: FASHIONSNAP
「Keio Fashion Creator」のメンバー
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大学生は今ファッションに何を期待する?レノボによる新プロジェクトで服飾サークル所属学生が表現したいこと
「Keio Fashion Creator」のメンバー
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ファッションサークルに所属する大学生とレノボがタッグを組み、アイテム制作に取り組む新プロジェクト「Lenovo Fashion Campus」をスタートしました。レノボは大学生のものづくりをテクニカル面でサポート。多くのクリエイターたちが愛用するレノボのプレミアムライン「Yoga」シリーズを使って、どんなファッションアイテムが生み出されるのでしょうか。今回は、プロジェクトに参加する現役大学生によるファッションサークル「Keio Fashion Creator」と「carutena」のメンバーにインタビューを敢行。「Yoga」シリーズの使い心地や、アイテム制作の裏側、ファッションを通じて届けたい想いを聞きました。
CPUに薄型軽量ノートPC向けの世界最高クラスのプロセッサーとして第11世代Intel Coreプロセッサーを搭載し、「インテル® Evo™ プラットフォーム」に準拠。「インテル® Evo™ プラットフォーム」はインテル®が定める厳しい要件をクリアしたモデルのみに与えられる。
【Intel Evo プラットフォーム対応要件】
・第11世代Coreプロセッサー搭載
・インテル® Iris® Xᵉグラフィックス搭載
・バッテリー駆動時の安定した応答性
・システムはスリープ状態から1秒未満で起動
・フルHDディスプレイ搭載システムとして実際の作業で9時間以上のバッテリー駆動
・フルHDディスプレイ搭載システムとして30分以内で最大4時間駆動分の急速充電
・Thunderbolt™ 4ユニバーサル・ケーブルの接続性
・Wi-Fi 6(Gig+)の実装による高速通信
ファッションは自己表現と自己防衛のための手段、「Keio Fashion Creator」が表現したいこと
Keio Fashion Creatorでは、デザイン部に所属する学生がそれぞれ作品を制作。多様性の時代において加速する「ジェンダーニュートラル」をテーマに、「Yoga」シリーズのデザイン性や機能性をデザインに落とし込んだウェア作りを進めています。
「Keio Fashion Creator」
2002年に慶應義塾大学の「ファッションビジネス研究会」から独立する形で設立。2009年からESMOD JAPONと提携した授業を開始し、2010年から毎年ショーを開催している。2012年にインカレ化し、今年度は合計で120名程度の部員が所属。社会に対する問いかけや主張を「服」や「ファッションショー」を通じて表現する。
公式サイト/公式インスタグラム
ーまずは、皆さんそれぞれのサークルでの役割について教えてください。
北崎さん:Keio Fashion Creatorはデザイナー、ディレクター、プレス、モデルマネージャーなどの役割に分かれていて、私たち3人はデザイン部に所属するデザイナーとして活動しています。毎年12月に行われるショーで発表する作品などを手掛けています。
ー今回制作する服のデザインポイントは?
神田さん:近未来感のあるモチーフと多様性を意識したデザインが特徴です。トップスは大学生が親しみやすいアイテムということでフーディーを、ボトムスは幾何学的なモチーフを落とし込んだ変形スカートを取り入れています。ウェアの一部には特殊素材の生地を使おうと考えています。
北崎さん:デザインのインスピレーション源は、イギリスやアメリカの学校のユニフォーム。上品さとカジュアルさを兼ね備えたウェアを制作中です。動きやすさを意識した伸縮性のあるニットや、品のある仕立てのシャツなど、トータルコーディネートが可能なアイテムで構成する予定で、今はデザインの雰囲気に合う生地を選定しているところです。
土井さん:今回僕が作るアイテムは、「Yoga」シリーズの本体そのものをデザインのインスピレーション源にしました。ナイロン素材のセットアップをベースに、テーラードジャケットの要素をドッキングさせることで、上品さの中にある違和感を表現できればと考えています。一見するとメンズウェアのシルエットですが、サイズや着丈を自由に調整できるギミックを搭載しているので、性別を問わず着用できると思います。メインで使用する2種類の生地を決めるところまで進めていて、現在はパターンメイキングの真っ最中です。
ー「Yoga」をどのように活用しましたか?
土井さん:服のデザイン画など、今回ほとんどの資料を「Yoga」のPCで作りました。今は「Adobe Illustrator」を使ってパターンの元となる設計図のようなものを作っています。これまでは手書きで作成していましたが、データの修正や共有がかなり楽になりました。
神田さん:私は「Yoga」を資料収集に活用する機会が多いですね。デザインの方向性を決めるにあたり、インスピレーション源となりそうな写真やイメージなどを調べています。あとは、オンラインミーティングをする機会が増えたので、そういったシーンでも活用していますね。
ー使い心地は?
土井さん:これまで僕が持っていたパソコンはスペック重視で選んでいたこともあり、かなり重くて外に持っていくのも一苦労な大きさだったんですよね。「Yoga」のPCは持ち運びしやすい軽さなのに、普段使用するクリエイティブツールとの互換性も高くてサクサク動く。スペックとデザイン性、その両方を妥協したくなかったので僕にとってすごく合っているなと。すごく軽い上にバッテリー駆動も長いので、クリエイティブな制作に携わる者としてはいつ、どんな環境でも自分の好きなことに没頭できるのは本当に魅力的ですね。
神田さん:とにかく液晶が綺麗で。デザイン画の仕上がりや資料を見る際、繊細な色味の違いなど細かい部分までチェックすることが多いので助かっています。あとやっぱり毎日使うものなので、パソコン自体のデザインの良さも重要な部分。ミニマルなデザインが気に入っています。
ー作品を通じて表現したいことはなんですか?
北崎さん:今はまだデザイン画の段階ですが、最終的には多様性をかなり意識したルックに仕上がる予定で。男女ともに着られるアイテムを作ることで、性別にとらわれないファッションの楽しみ方を伝えていきたいと考えています。
神田さん:周囲に合わせるのではなく、自分の意志で、自分の好きな服を着るということは当たり前のようで意外と難しいなと感じることがあって。私が作る服を通じて、「自分らしく生きて良いんだ」とポジディブなメッセージを伝えられたらと思っています。
土井さん:僕が作るルックは、テーラードの要素を掛け合わせることで違和感を演出していきたいんですが、それって日常の中に介在する非日常のようなものを表現していくことなのかなと考えています。既存の枠に当てはまらない違和感を一方的に排除するのではなくて、予期しないアクシデントも楽しんで欲しいというメッセージが伝われば嬉しいです。
ーファッションはどのような存在ですか?
北崎さん:第2の体のような存在。服は自由にコーディネートできるからこそ、日常生活の中でまだ知らない新しい自分を見つけられる機会を与えてくれると思っています。
土井さん:自己表現と自己防衛のための手段。アイデンティティの確立と保持を行う一方で、同時に他者との境界に存在しているものがファッション、だと考えています。
「carutena」が作品を通じて訴求したいサステナブルなファッションサイクル
ー皆さんのサークルでの役割について教えてください。
塩谷さん:carutenaでは、運営・企画・広報・商品管理・デザインの5部署体制で運営しています。私が所属する企画部ではポップアップでの商品販売や出張授業などを行っていて、私は主に出張授業の部分に携わっています。ファッション産業が環境に与えることに関するクイズや、着なくなった服を作り直すアップサイクルの楽しさを子どもだちに伝えるワークショップなどを企画しています。
北坂さん:私も同じく企画部で、2ヶ月に1回開催するポップアップストアの企画、進行管理などを行っています。
吉田さん:デザイン部に所属しています。今回はトートバッグやガジェットポーチのデザインをメインで担当しました。
佐野さん:広報部でInstagramやYouTubeの運営を主に行っています。イベントの告知や、シーズンごとに新しく発表する商品の紹介、メンバーたちがおすすめするアイテムなどを発信しています。
ー今回制作するアイテムのデザインポイントは?
吉田さん:勉強やサークル活動など日々忙しく過ごす大学生たちが快適に使えるアイテムとして、リアルな学生目線で使い勝手の良さを追求したトートバッグを作ることにしました。「Yoga」が入るサイズ感のキャンパストートのほか、一緒に使えるガジェットポーチも制作します。サステナブルをテーマに掲げているので、素材には大学などで回収した古着のデニムをメインに使用しています。現在はデザインの方針が決まり、サンプルを完成させた段階で、デニムの色味や耐久性、持ち手の長さなど、出てきた課題を踏まえて改良を進めています。
ー「Yoga」をどのように活用しましたか?
吉田さん:デザイン作業の時に使うことが多いですね。ラフ画も「Yoga」を使って作成しました。
塩谷さん:オンラインミーティングの実施や、プロジェクトのスケジュール管理、資料作成などに活用しています。メンバーそれぞれで通っている大学が異なり、コロナ禍ということもあって直接会うことが難しい状況なので、「Yoga」を使ってオンラインミーティングをする頻度はかなり高いです。
ーデザイン時にはどのようなアプリケーションを使用しましたか?
吉田さん:「Adobe Illustrator」をメインで使用していて、イラレで作成したデザイン案をミーティングでプレゼンする時などは、「PowerPoint」で資料を作成することもあったり。オンラインミーティングで画面共有したりと、作業中は色々なアプリケーションを同時に立ち上げていることが多いんですが、全く動作が重くなることがないのでストレス無く使えているのはありがたいです。
塩谷さん:オンライン授業と大学での対面授業、サークル活動がある日は教科書とパソコンどっちも必要になるので、荷物がどうしても重くなってしまって。でも「Yoga」は薄くて軽いのでバッグにすっぽり収まるんです。家にこもって作業をしているとメリハリがつかないなって時は、カフェに行って作業をすることもあるので、そういった時も気軽に持ち運びできるので重宝しています。
北坂さん:実はWindowsのパソコンを使うのが初めてだったので、最初は使いこなせるか不安だったんですよね。初期設定時に音声で案内してくれたりと、分かりやすくシンプルな機能性はありがたかったです。あとは、真っ白なパソコンでこんなに滑らかで上品な質感のものって出会ったことがなかったので、そこも魅力のひとつかなと。ホワイトのパソコンって指紋などで汚れやすいイメージがあったんですが、全然そんなことなかったです。可愛いデザインだと作業のモチベーションも上がりますね(笑)。
ー今回のアイテムはサステナビリティを意識されているとのことですが、今回のプロジェクトを通じてどのようなことを表現していきたいですか?
佐野さん:サステナビリティに興味を持っていても、中々行動に移せない人って結構いると思うんです。微力ではあるかもしれませんが、作品を通じてサステナビリティに興味を持ったり、考えるきっかけを作れることができれば嬉しいです。私たちと同世代の若い人々が持っているパワーってとても大きいと思うので、身近なものを通じて世界は変えていけるんだ、ということを少しでも多くの人に知って欲しいです。
ーファッションはどのような存在ですか?
塩谷さん:好きな服を着ることで気分が上がるので、自分自身の気持ちを左右するものだと考えています。私が好きな服は、デザインの格好良さだけではなく、「この服はどのように作られているのか」も知った上で気持ちよく着ることができるもので。安いからという理由だけで適当に選ばず、少し値段が張ってしまってもエシカルな衣服を買うように心がけています。
今回使用したPC「Yoga Slim 750i Carbon」とは?
第11世代インテル® Core™ プロセッサー搭載のスリムな13.3型モバイルパソコン。約966gと軽量かつ薄型で、真っ白な洗練されたボディが特徴。インテル®が定める厳しい要件をクリアしたモデルのみに与えられる「インテル® Evo™ プラットフォーム」に準拠しており、ハイパフォーマンスを発揮。高いデザイン性に加えて、そのスペック面にも一切の妥協がない。第11世代インテル® Core™ プロセッサーの優れた応答性、Wi-Fi 6による高速通信、Thunderbolt™ 4ポートを搭載して、スピーディーなデータ転送を実現。インテル® Iris® Xᵉグラフィックスを搭載し、優れたグラフィックスパフォーマンスで高精細映像が楽しめるほか、ブルーライトを低減するアイケアモードも備える。トップカバーには高強度カーボンファイバー素材を採用しており、高い耐久性を実現した。ボディのカラーは独自の塗装技術「3層サーマルコーティング」による美しい光沢を備えた高級感のあるムーンホワイトで、指紋がつきにくく、汚れを簡単に拭き取ることが可能。日常の使用のなかで汚れを気にせず好きな場所で使うことができる。キーボードは人間工学に基づいて設計。"ミリタリースペック"と呼ばれるアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアした堅牢性を備えている。防塵性、極度の耐久性、落下試験といった実際の使用状況に即したテストを実施し、過酷な作業環境で使用できる。大容量バッテリーを搭載し、バッテリー駆動時間は約14時間。約15分間の充電で約2時間利用できる急速充電にも対応している。
※Intel、インテル、Intel ロゴ、Ultrabook、Celeron、Celeron Inside、Core Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Inside artwork for packaging、Intel vPro、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、vPro Inside、Xeon、Xeon Phi、Xeon Inside、Intel Optane は、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
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