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アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは、3月8日の国際女性デーに国内で初めて女性向けツーリングイベント「Lamborghini Ladies Touring」を開催しました。スーパーSUVモデル「ウルス(Urus)」やスーパーカーの「ウラカン(Huracán)」に乗り、東京らしい景観を楽しめる六本木〜幕張間のドライブルートを往復。ここでは、もちろん普段はスーパーカーにまったく縁のない一般自動車ユーザーの記者による、不安と高揚入り混じる体験レポートをお届けします。
女性たちを讃える国際女性デーを"ランボルギーニのカラフルな花束"でお祝い
ツアーの集合場所となったのは、東京・六本木の「THE LOUNGE TOKYO」。イタリア本社とニューヨークに続く世界で3拠点目となるラウンジで、ダビデ・スフレコラ=ランボルギーニ ジャパン ブランド ディレクターから、今回の企画について説明を受けました。社会で活躍する女性たちをお祝いする日として始まった国際女性デーは、男性が女性にお花やギフトを贈る習慣があるそう。そこで、「私たちはランボルギーニのカラフルな車を贈り、美しいドライブ体験をプレゼントしたいと思ったのです」とダビデさん。実にイタリア男性らしい粋なアプローチだなあ…と、この時はまだ他人事のようにお話を聞いていました。
ダビデ・スフレコラ=ランボルギーニ ジャパン ブランド ディレクター
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続いて、 話題は今回乗る車種「ウルス」「ウラカン」の特徴や、ランボルギーニ社のサステナビリティへの取り組みについて。2015年からカーボンニュートラルに取り組む同社は、2024年までにすべての車をハイブリッド化することを計画しています。今後、新たに4台の新モデルを発表することも明かしてくれたので、これはまたのお楽しみに!
いざ、実車!往路は「ウルス」、復路は「ウラカン STO」を体験
プレゼンが終わると、ツアーの出発地となるホテル ザ・リッツ・カールトン東京へ移動。華やかなイエローやパープル、つやめくブルーのスーパーカーたちがずらりと並ぶ姿はまさに圧巻です。本日のルートは、まず「ウルス」に乗って六本木をスタートし、首都高速湾岸線道路を走って幕張へ。ホテルニューオータニ幕張でランチ休憩をとったのち、今度は「ウラカン STO」に乗り換え、同じ順路を辿って六本木に戻ります。
待ち構えていたのは、世界最速のSUVと称される「ウルス」。マットなブラックに、鮮やかなネオングリーンのトリミングが力強いコントラストを放ちます。こうした大胆なカラーセレクトでボディカラーやインテリアを好みの配色にカスタマイズできるのは、気分が上がるポイントですね。
運転席の前には、スイッチやレバーがずらり。中でもランボルギーニならではのデザインが、アイコニックなエンジンスタートボタンでしょう。真っ赤なカバーをカチッと開いてボタンを押すと、「ブオオオオン!」と大きなエンジン音が鳴り響き、背筋が伸びます。一気に緊張感が高まりますが、さすがはスーパーSUV。車高が高いので視界が広がり運転しやすく、重厚感たっぷりの巨大なボディに対して軽快な走り心地のギャップに驚きました。スーパーカーならではの加速や疾走感は爽快です。どんどん加速しても揺れず、高速道路でも一般道でも頼もしい安定感を発揮。女性のランボルギーニデビューにぴったりな一台かもしれません。
ゆったりと体に吸い付くように寄り添う上質なレザーシートは心地良く、広々した車内も快適。なんと、運転席と助手席にはマッサージ機能が!しかもそのメニューも豊富なんです。シートポジションやハンドルポジションは広範囲での調節が可能で、低身長の女性でも安心。大容量のラゲッジスペースも搭載しているので、日常のさまざまなシーンで頼れる相棒になりそうです。
レインボーブリッジを渡り、あっという間に目的地のホテルニューオータニ幕張に到着。ランチを楽しみながらも、すでに復路の不安が頭をよぎります。帰りに運転する車は、優しく頼もしい紳士のような「ウルス」とは対照的。限りなくレーシングカーに近いロードカー「ウラカンSTO」に乗り換えます。ダビデさんが「まるでビースト(=野獣)」と例えるほどの猛々しい闘牛を乗りこなさなければなりません。
車高が低い「ウラカン」は、「ウルス」よりもいっそうエンジン音が直接体に響きます。恐る恐るアクセルペダルを踏むと、少し踏み込んだだけでかなりの加速!"走りたくてしょうがない"と言わんばかりのじゃじゃ馬は、先ほど通った同じルートがまったく違う景色に見えるダイナミックなドライブ体験へと誘ってくれました。
何より実感したのはレスポンスの速さ。ちょっとのアクションですぐに車が応えてくれるので、速さを発揮できる高速道路だけではなく、小回りが求められる一般道でも思った以上にスムーズでした。このじゃじゃ馬はオン・オフがはっきりしているようで、信号待ちで停車している時は、アイドリングストップ機能によって驚くほど静かでお行儀良し。ハイブリッド化によって、自分にとって縁遠かったスーパーカーとの距離が少し近くなった気がしました。
クルマ好きではなくても存分に魅了されるダイナミックなドライブ体験
無事にホテル ザ・リッツ・カールトン東京へ帰還。イタリアでは国際女性デーにミモザを贈るということで、ミモザの花束をふわふわした夢見心地で受け取りました。車を降りた時に感じたのは、運転の緊張がほどかれた安堵感と心地良い疲労感、パワフルなドライブによる高揚感が混じった、非日常のような不思議な感覚。そして、車から颯爽と降りてくる女性ドライバーたちの格好良かったこと!ランボルギーニは、現代を生きる女性たちを優しくアシストし、力強く応援してくれる頼もしい車なのだと改めて気付いた瞬間でもありました。
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