客室棟は5階建てで、廊下を挟んだ山側とウォーターガーデン側のそれぞれに部屋があります。宿泊客は台湾人が8割と圧倒的に多く、日本人が1割、その他の国から1割程度が訪れるそうです。

全ての客室には源泉かけ流しの半露天風呂が用意されており、そのほとんどが「リビング・寝室フロア」と「温泉フロア」の2フロアに分かれたメゾネットタイプです。源泉かけ流しの半露天風呂を全室に設置できるほどの湯量を確保することは日本国内では難しく、星のやグーグァンならではの特長になっているとのこと。客室の種類はスタンダードタイプの「水明」をはじめ、最大7人まで利用可能な特別室「森羅」、約2倍の温泉フロアを持つ「月見」、段差が少ないフラットな客室「山霞」、床座リビングやテラスを備えた「風音」の全5タイプが用意されています。
客室のカードキーはブラックとホワイトのスタイリッシュなデザインです。

今回は「水明」の部屋に宿泊しました。天井の高さまである大きなガラス窓から見えるグーグァンの山々やウォーターガーデンの景色は圧巻。全室に取り入れているそうです。

定員2人のメゾネットタイプで、部屋の広さは約75平方メートル。室内にもアート作品が飾られています。
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「水明」の室内
ガラス窓の向かいにはクッションが置かれたくつろぎのスペース「月見台」を設置。寝転んだ状態で絶景を眺められる贅沢なスペースです。

「水明」からの景色
下層フロアには半露天風呂とシャワールームがあります。星のやグーグァンの温泉は無色無味の弱アルカリ性単純泉。肌への刺激が少ないのが特徴で、通称"美肌の湯"と言われています。

「水明」の温泉フロア
化粧水や乳液、洗顔、シャンプー、トリートメントなどのアメニティは、資生堂が同館のために作ったもの。台湾のコンセントの形状と電圧は日本と同じなので、ドライヤーやPC・スマートフォンの充電器などほとんどの製品は変圧器不要で使うことができます。

テーブルの引き出しの中にはコーヒーと台湾茶を用意。

衣類は館内着(ネイビー)とパジャマ(ホワイト)の2種類から選べます。共に綿100%なので、肌触りの良い快適な着心地です。

このほか「月見」の室内を見学することができました。水明よりも広い105平方メートルで、こちらも定員は2人。リビングと寝室のフロアの間取りは水明とほぼ同じですが、半露天風呂の横には大きなソファが設置されており、山から流れる心地よい風を感じながらプライベートな時間を過ごせます。



































湯上り処は畳敷き。い草の良い香りに癒されます。入浴後に寝そべったり、ストレッチをするには十分な広さです。

客室棟には、客室だけではなく「風の間」と名付けたパブリックスペースを4階に設置。名前の通り、光と風が通り抜けるようにデザインされた開放的な空間です。

風の間
ウォーターガーデンと山々の景色を眺めながらくつろげます。

風の間以外にも、廊下の腰掛けなど館内には一息つけるスポットが点在。広大な敷地ですがどの場所にいても水音が聞こえ、自然の光が差し込みます。穏やかな風にあたりながら、お気に入りの場所で過ごす時間はとても心地良いです。
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大浴場はヒノキが香る内湯と独創的なデザインの露天風呂で構成。ジグザグとした細長い露天風呂はグーグァンに流れる川をイメージしているそう。台湾の多種多様な植物が生い茂っており、日本の露天風呂ではあまり見られないモダンなデザインです。






































大浴場と露天風呂
台湾にも温泉に入る文化はありますが、日本と異なり水着とキャップを着用してレジャー感覚で入るのが一般的。大浴場への経由地点にある「湯上り処」では、日本式の温泉の入り方や注意点、入浴中にできる簡単なストレッチを"温泉達人"と呼ばれるスタッフがレクチャーしてくれます。ここでは入浴前後に最適な3種類の養生茶も用意されています。

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