IZ*ONE(アイズワン)のメンバーで、現在はAKB48として活動する本田仁美によるプロデュースコスメブランド「ノートーン(NOTONE)」がデビューした。ブランド名は「OT NO.ONE」意味し、「誰かのナンバー1を目指すのはもうやめた。 私のペースで私らしく私だけの可愛いをアップデートする。私のMUSEは他でもない私だから」という、メッセージが込められている。韓国での活動を通じてメイクに本気で興味を持ち、コスメのプロデュースが夢だったという本田は、第1弾のアイシャドウで「本当は1つだけの予定だったのに、どうしてもとお願いして2パターン作っていただきました」と開発に熱中した。「アイドルとしての経験を全て詰め込んだ」という商品のこだわりをはじめ、本田自身のおすすめの使い方、「垢抜けメイク」のポイントなどを語ってもらった。
本田仁美:2001年10月6日生まれ、栃木県出身。2014年からAKB48 チーム8として活動。2018年に日韓合同オーディション番組に参加し、グローバルグループ「IZ*ONE」のメンバーに選ばれた。2021年4月にIZ*ONEの活動を終え、AKB48に復帰。現在、最新曲「根も葉もRumor」が発売中。
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ーコスメのプロデュースはずっと夢だったそうですが、初めてのコスメでアイシャドウパレットを作った理由は?
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アイシャドウパレットをついつい集めてしまうほど好きなのですが、コンパクトなサイズ感で、なおかつ自分が好きな色だけが入っているものは見つけられていなくて。持ち運びもできて、捨て色なしの理想のアイシャドウパレットが欲しいなと思って作りました。
ーたくさんの商品を使ってきた分、納得がいくものの理想は高そうです。
そうですね。何度も試作品を見せていただきながら相談しました。普段からアイシャドウは何色か混ぜて使っているので、実際にその色を見せながら説明したりして。肌馴染みの良さや、パールは大小さまざまなものを試して細かく調整したんです。特にこだわったのは質感ですね。
ーどんな質感を目指しましたか?
韓国は結構マットなアイシャドウが多くて、私も韓国にいるときに好きになって。サラッと軽い付け心地のマットカラーを作りたいと思いました。ラメって落ちやすいイメージを持っている人もいると思うのですが、パフォーマンスにも耐えられるように密着感が高く、持ちを良くしてもらいました。ギラギラと主張が強いものではなく、使いやすさ重視で細かい粒子のパールを使っています。
ーパフォーマンスにも耐えられる仕様はアイドルの本田さんならではですね。
ありがとうございます!プロのメイクアップアーティストの方々にメイクをしてもらいながら、人気商品やプロ視点でのおすすめアイテムをたくさん教えていただいたので、そう言う知識も今回盛り込めたんじゃないかなと思います。
ーカラーバリエーションのインスピレーション源は桃とトースト。
どちらも私が好きな食べ物です(笑)。ファンの方にもお馴染みなので、そういうところでも愛着をもっていただけるんじゃないかなって。ピンクとオレンジブラウンはいつも使っている色なので、その最強パレットができたらいいなと思っていて。本当は1つだけの予定だったのに、どうしてもとお願いして2パターン作っていただいたんです。色味は普段使いしやすくて、色々なバリエーションもできるようなものを重視しました。2種類とも使いやすさも考えて、左上から時計回りに順番に重ねていくと綺麗なグラデーションになるので、おすすめです。
ー本田さん自身の、アイシャドウパレットのお気に入りの使い方はありますか?
左上をアイホールと涙袋にベースカラーとして塗って、右上を二重幅のところに重ねます。私はアイラインを引く前に暗めのアイシャドウで目尻に自然な影をつけるので、右下の深みのある色をそこに使いますね。ラメは気分によってまぶた全体に乗せてキラッとさせてもいいですし、涙袋に重ねて印象的な目元にするのも好き。右下の色はアイブロウにも使えて、右上の色はブラシでふわっと付ければチークカラーにもなるんです。マルチに使えるパレットって便利なだけじゃなくて、メイクのトーンを簡単に統一できるので、全体がまとまって垢抜けた印象に仕上げられるんです。
ー2色はそれぞれどんな時に使いたいですか?
シーンを選ばずに使えるような配色にしたので、その日の気分によって好きな方を選んじゃうかなと。今日はピンク系の「01_Majestic Peach」です。ライブやパフォーマンスの仕事の時は、ラメ感が目立つ「02_Mignon Toast」も重宝します。
ーケースには手描きイラストがデザインされていますが、どうしてフードのモチーフに?
カラーを桃やトーストっていう食べ物から想像して作ったので、レストランのメニューみたいなデザインはどうかなって。家族にも「こんなイラストどうかな」「あの食べ物は?」と相談にのってもらって、色から食べ物を連想しました。「この色は苺のタルトっぽいな」「これはラメがキラキラ光るから、スパークリング系かな」って感じにです。
ーアイシャドウはかなりこだわって作られましたが、次に作りたいものはなんですか?
普段からファンの方にまつげのメイクを教えて欲しいと言われることが多いので、自分なりの最強マスカラを作りたい。ブラシの形から、液切れの良さ、キープ力、仕上がりの質感まで、こだわりたいポイントが既にたくさんあるんです。個人的に最近カラーマスカラも好きで、ピンクやレッドにも挑戦したいなと思っていたところだったので、ブラック以外のカラーも展開したくて。そのほかにも、私はほっぺたがチャームポイントなので、チークも作りたいと思ってます。
ー細かいところまで構想しているんですね。本田さんがコスメ好きになったきっかけは何でしょう。
元々、いろんなコスメを試すのは好きでしたが、韓国で活動させていただいたことが大きいですね。プロのアーティストさんにメイクをしてもらう時に、どんな物を使っていて、どんな風に塗るのか、見ているうちに凄く興味が湧いて。プロの方々はラグジュアリーなブランドを使うイメージがあったのですが、全然そんなことはなくて。プチプラブランドも良いものは良いということで使っていらっしゃって。他にもたくさん聞いて教えていただき、勉強になりました。余談ですが、先日、20歳の誕生日だったんですが、韓国のメイクアップアーティストさんから、今韓国で流行っている、人気のあるブランドの詰め合わせがプレゼントとして送られてきて、本当に嬉しかったです。
ーおめでとうございます!そんなプロのメイクアップアーティストに聞いて、実践していることは?
ファンデーションを専用の筆で塗るとか、水を含んだスポンジで塗るとかは教えていただいてから、普段のメイクでもやっていますね。自分で真似していないんですけど、韓国のメイクさんはホットカーラーではなくて竹串を炙って使うのが結構当たり前みたいで、びっくりしました(笑)。
ー日本と韓国では、メイクにどんな違いがあると感じましたか?
例えば、リップは日本だとグロスでツヤッと仕上げるところ、韓国ではマットリップ一択という感じしたね。アイシャドウも以前はブラウンを使うことが多くて、ピンクは塗り方を間違えると腫れぼったい印象になりそうで、個人的にあまり使っていなかったのですが、韓国だとまずピンクが基本。それで私も挑戦するようになって、今ではお気に入りの色です。
ー本田さんはIZ*ONEで活動するようになってから、「垢抜けた」と言われることが多いですよね。自分ではどこがポイントだと思いますか?
語り出したら膨大にあるんですけど......。メイクで一番わかりやすいのは眉毛ですね。特に髪色を明るくしてから学んだことなんですけど、眉毛の色を髪色よりも明るくするのはマスト。黒髪だったらブラウン系にするんです。顔の中で目立つパーツですし、私自身も眉毛をブリーチしてカラーを整えるようになってからファンの方から「垢抜けたね」って言われることが増えたなと感じたので、重要なパーツなんだなと実感しました。
ー本当に探究心が凄いですね。メイクや体調管理など、美容のモチベーションはどうやって保っているんでしょう。
一番はファンの方々からの応援のメッセージ。「可愛くなったね」とか「ひぃちゃんに憧れます」と言っていただけると、本当に嬉しくて、もっと頑張ろうって。メイクを研究している時も、そういう日々の応援の声が原動力になっています。色々調べて、試してみたメイクを見てもらって、「可愛かったよ」って反応をもらえると、それが力になるんですよ。私が使っているコスメや、メイクの話を皆さんが参考にしてくださったり、「美容垢」として挙げてもらったりするとめちゃくちゃ嬉しいです。
ーメイクへの熱い思いが伝わってきました。ファッションの好みについてはどうですか?
以前はフリルがついたワンピースを着ることが多かったですが、韓国に行ってからはシンプルなアイテムを着ています。でも一つの系統に捉われずに、色々なものを楽しむのが私なりのファッションかも。そこはメイクと一緒で、たくさん挑戦したくなっちゃうんですよね。
ーメイクとファッションはどちらを先に決めますか?
いつも寝る前に何を着るか考えておいて、朝はそれを着てからメイクをします。ファッションに合わせて今日はどんなメイクにしようかなって、アイシャドウを並べて色を迷う時間が好きなんです。ファッションとメイクってセットだと思うので、組み合わせを考えるのは楽しいですね。
ー最後に、これから挑戦してみたいメイクを教えてください。そして、どんな女性になりたいですか?
今気になっているのは白いアイライナー。いつもお店で見るんですが、似合わなかったらどうしようと迷ってしまって、あとちょっとの勇気が出ずに買えないんです。ちょっと個性的なメイクもやってみたいかも、と思っていて。一度、明るいブラウンで試してみましたが、やっぱり白とは違うなって。今年中に決心して、トライしたいと思っています。将来ですが、実はこんな人になりたい、という人がいるんです。先日、テレビ番組でご一緒させていただいた、女優の中谷美紀さんです。本当に物腰が柔らかくて、優しくて素敵な方で。中谷さんみたいになりたいなって思います!
(聞き手:平原麻菜実)
■NOTONE:公式サイト
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