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FASHIONSNAPでは、昨年の早稲田大学編に続き、今回「陸の王者」こと「慶応義塾大学」の学生100人を対象にアンケート調査を実施しました。日本のファッション史を語る上で欠かすことのできない川久保玲氏や山本耀司氏を輩出した同塾の現役生が今どんなブランドやファッションデザイナーに注目しているのか、アンケート結果とともに紹介します。
※5票以上獲得した回答を、ランクイン圏内として紹介。
※有効回答数104票(FASHIONSNAP調べ)
慶応義塾大学
1858年10月、福澤諭吉が藩命により江戸築地鉄砲洲の中津藩中屋敷内慶應義塾の起源となる蘭学塾(1863年に英学塾に転向)を開塾。1868年4月に、時の年号をとって塾名を「慶應義塾」と定めた。卒業生にはタレントの櫻井翔氏や日本テレビアナウンサーの水卜麻美氏らが名を連ねており、ファッション業界では「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」を創設した川久保玲氏や「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」を手掛ける山本耀司氏、「モトヒロ タンジ(Motohiro Tanji)」のデザイナーである丹治基浩氏などが同塾を卒業した。
目次
ADVERTISING
Q1. 好きなファッションブランドは?
※複数回答可
【ファストファッション部門】
第1位:ユニクロ(56票)
第2位:ZARA(32票)
第3位:GU(26票)
ファストファッション部門では、早稲田大学編と同様に「ユニクロ(UNIQLO)」がトップに。半数以上の人が、好きなファストファッションブランドとして回答しました。2位と3位には、それぞれ「ザラ(ZARA)」と「ジーユー(GU)」がランクイン。早慶両大学でユニクロ、ザラ、ジーユーの3ブランドが根強い人気を集めました。
【ラグジュアリー部門】
第1位:プラダ(19票)
第2位:バレンシアガ(9票)
第3位:ディオール(8票)
ラグジュアリー部門では計19票を集め、「プラダ(PRADA)」が首位に輝きました。2位は前回の早稲田大学編でランク外であった「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が獲得し、3位には「ディオール(DIOR)」がランクイン。好きなブランドとしてバレンシアガを挙げた学生の中には、昨年登場した同ブランドのスニーカー「ディフェンダー(Defender)」を最近購入したという人がいました。
【デザイナーズ部門】
第1位:メゾン マルジェラ(11票)
第2位:コム デ ギャルソン、ポロ ラルフ ローレン(いずれも8票)
デザイナーズ部門では1位が「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」、2位が同数でコム デ ギャルソンと「ポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)」となりました。早稲田大学編で、2位にランクインした「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」は慶応生からの獲得票数が0票という結果に。また、ランクインには届かなかったものの「アーダーエラー(ADER ERROR)」や「キムヘキム(KIMHÉKIM)」「マルディメクルディ(Mardi Mercredi)」といった韓国発のデザイナーズブランドも注目のブランドとして挙がりました。
【その他】
第1位:ナイキ(22票)
第2位:アディダス(12票)
第3位:ビームス(5票)
アパレルメーカー各社やスポーツブランドを対象としたその他のブランドでは「ナイキ(NIKE)」が首位に輝きました。2位は同じくスポーツブランドの「アディダス(adidas)」、3位は日本のセレクトショップの草分け的存在である「ビームス(BEAMS)」が獲得。ナイキとアディダスは早慶両大学でトップ3にランクインしました。
Q2. 好きなファッションデザイナーは?
※複数回答可
第1位:川久保玲氏(7票)
第2位:グレン・マーティンス氏(5票)
その他の回答
ミウッチャ・プラダ氏、ラフ・シモンズ氏、マルタン・マルジェラ氏、デムナ氏(いずれも4票)
故三宅一生氏、マシュー・M・ウィリアムズ氏、キコ・コスタディノフ氏、ジャン=ポール・ゴルチエ氏、リック・オウエンス氏(いずれも3票)
好きなファッションデザイナーで1位に輝いたのは、慶應義塾大学出身でコム デ ギャルソンの創設者である川久保玲氏。同氏を尊敬しているという学生に話を聞くと「川久保玲さんが生み出し続けている力強くて芯のあるルックと、僅かでも確固たる意志を持った言葉がいつも私を前進させてくれています」と話してくれました。
2位には「ワイ・プロジェクト(Y/PROJECT)」と「ディーゼル(DIESEL)」のクリエティブディレクターを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)氏がランクイン。昨年6月には、東京でディーゼルのファッションショーを開催しました。
Q3. どこで服を買う?
※複数回答可
第1位:ゾゾタウン(15票)
第2位:SSENSE(9票)
第3位:ZARA(8票)
「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」と「エッセンス(SSENSE)」がそれぞれ1位と2位に輝き、ファッションECサイトが上位にランクイン。3位は、ファストファッション部門で2位にランクインしたザラに。このほか惜しくも票数が及ばなかったものの、セレクトショップの「グレイト(GR8)」が現役慶応生から人気を集め、6票を獲得。早稲田大学編ではよく使う店舗として古着屋を挙げる学生が数多くいた一方で、慶応生からは「ムーア(Moore)」や「アディッション アデライデ(ADDITION ADELAIDE)」「ワンエルディーケー(1LDK)」といったセレクトショップに票が集まりました。
Q4. 3ヶ月以内に買った1番高いアイテムは?
最高額:28万円、モンクレールのダウン
3ヶ月以内のショッピングの最高額は「モンクレール(MONCLER)」のダウン(28万円)で、そのほかルイ・ヴィトンのショルダーバッグ(24万円)や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のトラックジャケット(22万円)、「ガブリエラ コール ガーメンツ(GABRIELA COLL GARMENTS)」のコート(20万円)が20万円台の買い物として挙がりました。10万円台では「インナーム(Innerraum)」のバッグ(17万円)や「ヨーク(YOKE)」のレザーハーフコート(13万円)、「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」のアーカイヴコート(11万円)、「EGONlab.」のジャケット(10万円)などといったアイテムを購入した学生がいました。
Q5. 尊敬する人物は?
※1人だけ回答
第1位:家族(18票)
第2位:先生(5票)
その他の回答
イチロー氏(3票)、メッシ氏(2票)、ウォニョン氏(2票)など
尊敬する人物では、早稲田編と同様に18票を獲得した家族が1位にランクイン。2位は先生で、尊敬する理由として「自分が頑張るモチベーションになったから」「反抗期の自分に真摯に向き合ってくれたから」などといった声が集まりました。このほか、元プロ野球選手のイチロー氏や昨年の「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の優勝国であるアルゼンチン代表のキャプテンを務めたリオネル・メッシ(Lionel Messi)選手などが複数票を獲得。ガールズグループ アイヴ(IVE)のメンバーであるチャン・ウォニョン氏を尊敬しているという学生は、同氏について「自分に対してどこまでもストイックで、努力を惜しまない点がすごい」と話してくれました。
Q6. 課金しているサービスは?
※複数回答可
第1位:アップル ミュージック(43票)
第2位:ネットフリックス(23票)
第3位:スポティファイ、Amazon Prime Video(いずれも21票)
課金しているサービスでは、半分近くの学生がアップル ミュージック(Apple Music)を利用していると回答。2位にはネットフリックス(Netflix)、3位にはスポティファイ(Spotify)とAmazon Prime Videoがランクインし、音楽・動画配信サービスが人気を集めました。また回答者のうち2人が、課金しているサービスとしてノートアプリの「GoodNotes」と回答。手書きでメモできる同アプリは、学生生活の役立ちツールとして活用できること間違いなしです。
Q7. 現在の月の収入・将来の希望年収
現在の月の収入:10万4158円(平均値)
慶応生の月の収入の平均は、約10万5000円。早大生のアンケート結果と比較すると、1万6000円ほど月の収入が多いという結果になりました。
将来の希望年収:1000万円(中央値)
希望年収の中央値は早大生と同様に1000万円で、計36人の慶応生が希望年収として1000万円と回答しました。
〈慶應生スナップ〉
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