スウェットを知り、アメカジを知る チャンピオンに学ぶアメカジスタイルのすゝめ

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スウェットを知り、アメカジを知る チャンピオンに学ぶアメカジスタイルのすゝめ

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 街に秋の気配が漂い始めると、無性にスウェットが着たくなるものです。カジュアルな「外しアイテム」として取り入れるのもいいけれど、突き詰めると実は奥深いのがスウェットの世界。クラシカルなムードが気になる今年は、「ザ キング オブ スウェットシャツ」と呼び声高い「チャンピオン(Champion)」のスウェットシャツを手に、スウェットが誕生した1920年代のアメリカに思いを馳せながら、オーセンティックなアメカジの世界に足を踏み込んでみませんか?在原みゆ紀さんや仲野温さんなど、スウェット好きのファッションラバーの着こなしを例に、今シーズンの注目アイテムとその着こなしを紹介します。

01:REVERSE WEAVE®

REVERSE WEAVE®(りばーす・うぃーぶ®)-
本来は縦方向に使われる生地を横方向に使用することで、生地の縦の縮みを防ぐ製法。トップスは両脇に、ボトムスは股下部分にガゼットを付けることで横の縮みへの影響を軽減しているのも特徴だ。

かつてアメリカ中西部の担当セールスマンのサム・フリードランドが顧客から洗濯による縮みを指摘され、1934年に「リバースウィーブ®」製法を考案し、その後1938年に特許を取得。同氏はチャンピオンに勤める以前、アメリカの歴代大統領のスーツを仕立ててきたことでも著名な老舗紳士服店「ヒッキーフリーマン」でカッターをしていた経験がある。サムが服の知識が豊富なセールスマンだったからこそリバースウィーブ®は誕生した。

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育てて楽しむ不朽の名作
 チャンピオンのスウェットといえば欠かせないのは、チャンピオンのスウェットシャツの代表格「リバースウィーブ®(REVERSE WEAVE®)」。近年は古着人気からその名が広く知られていますが、なんといってもその魅力は、洗っても型崩れせず洗うほどタフになる、“育てる”面白さ。

 古着が人気だからといって、「古着のリバースウィーブ®」ばかりに目がいっていませんか?リバースウィーブ®の本領を楽しむなら、新品をたくさん着て洗濯を繰り返すことで自分だけのヴィンテージに育てるのがおすすめ。1枚は持っておきたい、色褪せない不朽の名作です。

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YURINO

【リブが締まると動きやすい!】

スウェットの好きな着こなしは、オーバーサイズのトップスにオーバーサイズのボトムスを合わせること。大きめなスウェットは特に、リブがしっかりしているかどうかも重視します。リブがしっかり締まると、動いても形が崩れないしずり落ちてこないので、ダンスする時にも重宝するんです。

今シーズンの注目
 洗うほどにタフになり、着こむほどに独特の風合いや味が出る裏起毛素材を使用した「リバースウィーブ® 11.5オンス テリーフリース(REVERSE WEAVE® 11.5oz. Terry Fleece)」シリーズ。オートミール、ネイビー、グレーのクラシカルなカレッジグラフィック入りの定番スウェットシャツ&パンツに加えて、前開きでスナップボタンが施された、ブルソン風のシャツはボタンの開け具合で色々遊べそう。

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02:MADE IN USA

MADE IN USA(めいど・いん・ゆーえすえー)-
「オーセンティック・アメリカン・アスレチックウェア」をけん引するチャンピオンのものづくりの姿勢を体現した、糸、生地、縫製、全てがアメリカ製のコレクション。USAコットンのドライな手触りやざっくりとした風合いが特徴。

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通を唸らせるハイクオリティ
 アメリカで誕生したチャンピオン。真のアメリカンカジュアルスタイルを取り入れたいなら、「アメリカ製」にこだわってみるのも良し。アメリカンオーセンティックブランドの中でも、糸・生地・縫製まで全てをアメリカ製にこだわって物作りをしているブランドはあまり多くありません。MADE IN USAは、オーセンティックなアメリカンブランドとして、アメリカ製を作り続けるチャンピオンのこだわりが詰まったコレクションです。MADE IN USAの魅力を存分に味わうなら、上下セットアップのワントーンコーデで潔く。インナーとソックスをクリーンな白、シューズをかっちりとした黒で引き締めることでシンプルでリラックス感がありながら品のあるムードを演出して。

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在原みゆ紀

【足首はちょい見せ、セットアップを楽しんで。】

ボトムスはフルレングスではなくて、ちょっとまくったりしてくるぶしを見せるのが今の気分です。トップスとボトムスは、同素材のものをセットアップにして着るのがやっぱり可愛いな。

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仲野温

【さらっと着られるのが最高のおしゃれ】

サイズ感で大切にしているのは、大きすぎず小さすぎず、自分の体にフィットしていること。ワンマイルウェアにも、さらっとチャンピオンのスウェットを合わせられるのが「おしゃれをわかっている人」だなと思います。

今シーズンの注目
 王道アメカジスタイルを提案するMADE IN USAからは、腕のワンポイントロゴがシックなブラックと、定番のカレッジロゴがあしらわれたグレーのスウェットシャツ&パンツをピック。リバースウィーブ®製法の中でも、USAコットンの持つざっくりした風合いと肉厚な生地、しっかり起毛された裏地が特徴の「リバースウィーブ® 12.5オンス テリーフリース(REVERSE WEAVE® 12.5oz. Terry Fleece)」シリーズのアイテムです。襟元には1970年代モデルに見られた「赤単タグ(赤単色タグ)」が採用されています。

 中でも、仲野さんが着用した「MICHIGAN STATE(ミシガン州立大学)」のプリントは、同校の公式ライセンスのもの。2色でストレート状にレイアウトされたカレッジロゴには、ラバープリントが採用されています。このほかにも、様々な公式ライセンス商品やカレッジロゴデザインのラインナップの豊富さもチャンピオンの特長。1920年代から続く、様々なアメリカの大学とチャンピオンの歴史が培ったオーセンティックなデザインが揃います。

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03:ACTION STYLE

ACTION STYLE(あくしょん・すたいる)-
1990年代のアメリカ4大スポーツスタイルをルーツにした、オーセンティックなストリートカジュアルウェア。カレッジスポーツを楽しむアメリカの大学生たちの間で認知を集めていったチャンピオンは、1980年代からはNFLやNBAなどのプロスポーツチームにもウェアを供給している。1992年に開催したバルセロナオリンピックでは、男子バスケットボールのアメリカ代表、通称「ドリームチーム」の公式ユニフォームサプライヤーに選定され、2024年パリオリンピックでは車いすバスケットボールの日本代表のユニフォームを製作している。

Imaged by FASHIONSNAP

チャンピオンと「フーディー」の意外な関係
 今では誰もが知っているスウェットシャツの「フーディー」ですが、最初に発明したのはチャンピオンなことを知っていましたか?1930年代、アスリートたちがウォームアップする際や、試合中に控えの選手たちが身体を冷やさないように、防寒性を高めるためにスウェットシャツにフードを取り付けるアイデアを発案。このように、チャンピオンとアメカジ、そしてスポーツの関係性はとても密接。アクションスタイルでは、そういったアスリートのために考えられてきた様々な機能やデザインの知見を存分に活かしています。

 身幅や肩幅、袖幅には大きなゆとりを持たせ、着丈はやや短めに仕上げた独自のシルエットが特徴なアクションスタイルのアイテムは、あえてオーバーサイズを選んでゆったりと合わせるのがアメリカ式。表面を高密度に編み立てることで適度なハリとコシを備えたスウェット素材「スーパーフリース(Super Fleece)」製のフーデッドスウェットシャツは、肉厚な素材で型くずれしにくく、着こむほどに肌に馴染みます。大型で先が尖ったデザインのフード「コーンフーディー(CONE HOODIE)」をしっかりと立てればストリートな着こなしに。

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SHIN

【オーバーサイズもキマるシルエット】

コーンフーディーのフードを立ててかぶるの、かっこいいですね!普段はジャストサイズのアイテムを選ぶことが多いんですが、大きめのサイズのものを合わせるのも新鮮な発見がありました。

今シーズンの注目
 アメリカのメジャースポーツ大会のロゴをイメージしたグラフィックデザインや、インビスタ社の「コーデュラ(CORDURA®)」ナイロンとポリウレタンを使用したVネックジャケット、ナイロンサテンのスナップジャケットなどスポーツシーンを想起するデザインが豊富に登場。ブロークコアスタイルに取り入れたら周りと差がつく本格仕様です。

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04:NEW CLASSIC

MEN's CASUAL

Men’s Casual(めんず・かじゅある-
スポーツやアウトドアカルチャーから生まれたクラシックなスタイルをベースに、現代的なデザインを取り入れた新しいアメリカンカジュアルウェア。


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クラシックなアメカジを現代的に
 アメリカンスポーツやアウトドアカルチャーから生まれたクラシックなアメリカンカジュアルをベースに、現代的なデザインを取り入れているメンズカジュアルウェア。シンプルな着こなしもいいけれど、"もっと遊びを入れたい派"のあなたにはぜひ手に取ってほしいコレクションです。

 圧倒的アメカジ派で知られるキシダイキさんは、遊び心を感じる2ルックを着用。グリーンのコーチジャケットを着用したルックは、1960〜1970年代アメリカのアウトドアカルチャーを象徴するキーワード「ヘビーデューティ(HEAVY DUTY)」をコンセプトにしたアイテムで揃えています。これは、「丈夫」「頑丈」を意味する言葉で、アウトドアライフを指向するアメリカの若者が、機能本位のアウトドアスタイルを日常生活に持ち込んだことで広まった言葉。サイクリングに着想したコーチジャケットは、背面に大きなポケットがついているのもポイントなんです。

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キシ ダイキ

【コーディネートのアクセントに】

配色が珍しかったり、少しクタッとしたスウェットはコーディネートのアクセントになりますよね。グラフィック入りのものも好き。今日のアイテムも、ネイビーのボディにオレンジのグラフィックという配色も一癖あって良いですね。

今シーズンの注目
 メンズカジュアルラインでは、定番のスウェット素材をテーパードパンツやカーゴパンツのシルエットで仕上げたアイテムをセレクト。ヴァーシティジャケット、ボタンダウンシャツ、ベストなどレトロでクラシカルなカレッジスタイルが完成します。

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WOMEN's CASUAL

Women’s Casual(うぃめんず・かじゅある)-
クラシックなスタイルをベースに、現代的なデザインやウィメンズならではのシルエット、カラーを取り入れた新しいアメリカンカジュアルウェア。

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トレンド感 × オーセンティック
 WOMEN'S CASUALは、クラシックなアメリカンスタイルをベースに、現代的なデザインやウィメンズならではのシルエットやカラーを取り入れた新しいアメリカンカジュアルウェア。メンズのシルエットはボーイッシュになりがちですが、タイトなシルエットやキュートなカラーリングでガーリーなスタイルに取り入れやすく、スタイリングの幅を広げてくれます。

 レトロなカラーリングに、製品洗いを施したくたっと感のある質感でヴィンテージ感満載なラインナップも印象的。スウェットアイテムをはじめ、コットンツイルのジャケットやパンツからシャツ、セーター、ワンピースまで幅広いカテゴリーのアイテムが揃うのも特徴です。身長150cmのTakiさんにも、ぴったりなマイサイズのアイテムを沢山発見していただきました。

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Taki

【絶妙なサイズ感、ミックスコーデにも取り入れやすい】

ネイビーのジャケットが特に気に入りました!!丈感やポケットの位置が絶妙なんです。今回のようにカジュアルに合わせてももちろん素敵ですし、ドレスに合わせても絶対可愛いと思います!

今シーズンの注目
 スクールガールスタイルに欠かせないチェックスカートやラインリブのVネックセーター、リラックス感がありながらスタイルアップを叶えるフレアスウェットパンツなど、様々なテイストの着こなしが楽しめそうな今シーズン。トレンド感のあるダウンベストはゴープコアスタイルで今っぽさを取り入れても◯。

Image by FASHIONSNAP

photography: Teruo Horikoshi(TRON), styling direction: Toshihiro Oku, hair & makeup: Taeko Suda | text & edit: Chikako Hashimoto, casting: Takashi Sasai, project management: Shiori Nagaoka, direction: Hideya Yokoi(FASHIONSNAP)

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