5月4日、クリエイティブディレクターのエディ・スリマン(Hedi Slimane)が手がける「セリーヌ(CELINE)」が、2022年ウィンターコレクション「DANS PARIS(ダン・パリ)」をオンラインで発表した。公開された映像は約13分間。パリの歴史的なモニュメント2ヶ所で撮影され、カラーとモノクロを組み合わせた映像はさながら最新のミュージックビデオのようだ。
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対比で見せる、セリーヌの「今」
ショーが撮影されたのは、コンコルド広場に位置するHOTEL DE LA MARINE(オテル ドゥ ラ マリーヌ)と、パリの7区左岸にあるLES INVALIDES(アンヴァリッド)。風格ある歴史的建造物と現代的なパビリオンが、印象的なコントラストを生み出す。2つの異なる世界観が、メゾンのヘリテージとコンテンポラリーな時代感覚を効果的に描き出していた。
無造作なのに漂うエレガンス
計63ルックからなるコレクションは、「パリジャン・グラン・クラシックへの回帰」がキーワード。上質な素材使いのアウターをオーバーサイズジーンズと組み合わせ、セリーヌが得意とするノンシャラン(無造作)な装いに。ブラックのカシミアタートルネックも多用され、シンプルシックな「パリジャン」のエスプリを感じさせた。
さりげないロックテイストが光る
もちろん、エディならではのロックイズムも健在。ゴールドのショートネックレスや黒のサングラス、シャープなヒールが特徴の新作ブーツ「セリーヌ・ヴェルヌイユ(CELINE VERNEUIL)」など、辛口でセクシーな小物使いも印象的だ。ラグジュアリーなレザーピースの数々も、グラムな魅力を放っていた。
ブロンドモデルの正体はBLACKPINKのリサ
今回の映像でフィーチャーされたのは、ヘネシー(Hennessey)の楽曲“バイロン・イズ・デッド(Byron Is Dead)”。ヘネシーとは、ニューヨーク出身のリア・ヘネシー(Leah Hennessey)によるミュージックプロジェクト。リアはアーティスト、ライター、ロックスターとして活躍する若きアイコンだ。
また、ランウェイには、トップモデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)や、ブランドアンバサダーであるブラックピンク(BLACKPINK)のリサ(LISA)も登場。ランウェイでは全員サングラスをかけていたが、リサのイノセントな素顔を捉えた場面も映し出された。
エディ自身が監督し、キャスティング、スタイリング、セットデザインまでも手がけた13分間のムービーは、オンラインでの発表ながらメゾンの世界観を強くアピールした。
BLACKPINKのリサ Video by CELINE
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