レッドカーペットに登場したゲスト(左から)小栗旬、倉科カナ、松嶋菜々子、江口洋介、玉森裕太
京都市京セラ美術館で、「カルティエ(Cartier)」のインターナショナルなハイジュエリーイベント「シジエム サンス パル カルティエ」が開幕した。スタート前日には、特別なゲストを招いてプレビューイベントを開催。松嶋菜々子、江口洋介、小栗旬、広末涼子、玉森裕太など、俳優やトップモデルといった豪華セレブリティが華やかなジュエリーをまとって集い、祝祭のレッドカーペットを歩いた。
京都市京セラ美術館がカルティエレッドに染まる
フランスのトップジュエラーであるカルティエが、日本で約6年ぶりに開催するインターナショナルイベントの地に選んだのは、伝統と文化が息づく古都・京都。カルティエと京都は、サヴォアフェール(匠の技)と美意識、イノベーションを追求するパイオニア精神において共通性を持ち、更に2004年にカルティエが醍醐寺霊宝館で宝飾展を開催して以来、その関係性を深めてきたという。
岡崎エリアに位置する「京都市京セラ美術館」は、日本に現存する最も古い建築の公立美術館としての歴史があり、その姿を残しながら2020年にリニューアルオープン。再生プロジェクトを手掛けた建築家の青木淳氏が館長を務めている。
海外メゾンの大規模なイベントは、1933年の開館以来初めての取り組みとなり、期間中はカルティエの象徴的なレッドカラーにライトアップ。4月8日から11日間にわたり顧客を招いて特別受注会が開かれるほか、最後の2日間は特別一般公開が行われる。
第六感を呼び覚ますハイジュエリー&ウォッチ 400点以上
和と洋が融合する意匠が施されたエントランスを抜けると、そこは夢のようなハイジュエリーの世界。カルティエの卓越した技術と芸術性、美に対するヴィジョンが注ぎ込まれた最高峰のハイジュエリーとウォッチ400点以上が展示されている。
注目は、世界初披露となるハイジュエリーコレクション「シジエム サンス パル カルティエ」の新作。35.47カラットのコロンビア産エメラルドを用いたネックレス「シネステジー(SYNESTHESIE)」は、その色彩とテクスチャーによって"シジエム サンス=第六感"のコレクション名の通りあらゆる感覚を刺激し、引き込まれるような魅力を放つ。今回初めての試みとして、キーピースに限りショーケースを外したオープンスタイルで展示されているため、ストーン本来の輝きをダイレクトに感じ取ることができる。
また、カルティエの象徴的なパンテール(豹)が73.07カラットのカボションカット エメラルドの上に横たわるネックレス「パンテール セルヴァ(PANTHERE SELVA)」や、フランス語で"きらめき"の意味を持つコードネームの通りホワイトとブルーのダイヤモンドが壮麗な輝きを放つ、14億円相当のネックレス「ミロワトマン(MIROITEMENT)」といった、世界に一つしか存在しないユニークピースの数々が集結している。
さらに、アンティークピースに再び命を吹き込んだコレクション「カルティエ トラディション」や、スペシャルオーダーに用いられるルースストーンなどが公開され、カルティエの豊かな創造性とプレシャスな価値を体感する展示空間となっている。
祝祭のレッドカーペットを歩く華やかなセレブリティ
心地よい春風に桜が舞う中、4月7日に開催された「シジエム サンス パル カルティエ」のプレビューイベントには、各界からクリエイターやセレブリティらが出席。俳優の松嶋菜々子、江口洋介、小栗旬、夏木マリ、広末涼子、倉科カナ、菊地凛子、中村アン、平手友梨奈、山本美月、板垣李光人、モデルの冨永愛、中条あやみ、森泉、森星、泉里香、大政絢、秋元梢、Kis-My-Ft2の玉森裕太、そして陸上競技選手の中⻄麻耶らは、特別に仕立てられた西陣織のイブニングドレスやスーツといった格式高く個性豊かな装いにハイジュエリーやウォッチの輝きをまとい、レッドカーペットを歩いてカメラのフラッシュに応えた。
松嶋菜々子 - 最新作「シジエム サンス パル カルティエ」のコレクションより、蛇に着想を得たグラフィカルなデザインが特徴のネックレスとイヤリング、パンテールのリングを着用
Image by: Cartier
ゲストらは京都市京セラ美術館でカルティエの革新と美を堪能したほか、醍醐寺に場所を移して2004年にカルティエが植樹した枝垂れ桜など、見ごろを迎えた桜を鑑賞。見事に咲き誇った桜が、カルティエの祝祭とゲストらの華やかな姿を演出した。なお、「シジエム サンス パル カルティエ」の一般公開の受付は終了しているが、「花の醍醐」と呼ばれる醍醐寺の桜は誰でも楽しむことができる。
玉森裕太
Image by: Cartier
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