「ア ベイシング エイプ®︎(A BATHING APE®︎)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」で国内初となるランウェイショーを開催し、2024年春夏コレクションを発表した。
同ブランドは1993年、現在は「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターを務めるNigo(ニゴー)によって設立。2011年に、香港を中心にセレクトショップを運営する「I.T」によって買収された。映画「猿の惑星」から着想を得てブランドのアイコンには猿を採用しており、これまでに「エイプヘッド」「ベイプカモ」「シャークフーディ」「ベイビーマイロ®」などのアイコニックなデザインやキャラクターを発表。いわゆる「裏原宿系」の代表的なブランドとして人気を集め、現在では日本国内のほかアメリカ、イギリス、フランス、中国などに店舗を展開している。
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今回のショーは、楽天による日本発のファッションブランドを支援するプロジェクト「バイアール(by R)」のサポートを受けて開催。楽天が運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」の特設サイトでは、ショーの模様が無料公開された。
国内初となるランウェイショーの舞台は、国立代々木競技場 第二体育館。ブランドを代表するモチーフ「エイプヘッド」をあしらった円形のステージの上を、新作を身にまとったモデルが歩いた。6月にはニューヨークでブランド初となるランウェイショーを開催したが、今回のショーではモデルの入場口に提灯を設置したほか、BGMに和楽器の演奏を採用するなど日本ならではの演出を取り入れた。
Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
ショーは、アイテムカテゴリーごとにコレクションを分けた4部構成。第1部では、バックおよびフロントに「エイプヘッド」を刺繍したスカジャンや膝部分を「ベイプカモ」で切り替えたデニムパンツ、スパンコールをあしらったウィメンズドレスなど、コレクションの核となる幅広いジャンルのデイリーウェアが登場した。また、「ミスチーフ(MSCHF)」とのコラボレーションアイテムとして、漫画「鉄腕アトム」のブーツをオマージュした「ビッグレッドブーツ(BIG RED BOOT)」をカモ柄にアレンジしたシューズを披露した。
Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
ボールを担いだモデルから始まった第2部では、ロゴをあしらったジャージなど、バスケットボールにフィーチャーしたアイテムを展開。トップスやパンツ、「エイプヘッド」を大きくあしらったボストンバッグなどを披露した。
Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
第3部では、ハート型のバッグやショート丈のトップス、マイクロミニスカートなどY2Kを連想させるアイテムをラインナップ。第4部では、太鼓の音とともに「シャークフーディ」のセットアップに身を包み背中から羽を生やしたモデルたちが現れ、ランウェイを歩いた。
Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)
フィナーレでは、デザイナーの代わりにマスコット「ベイビーマイロ®」の着ぐるみが登場し会場に向かって一礼。ブランド創業30周年を記念したランウェイショーを締めくくった。
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