写真家 水木塁が個展「凪に、傾く陽と。」を開催 都市の喧騒の中でくつろぐ人々を撮影
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG26_9262」/ 2024 / UV inkjet print on panel, edge board, and lashing belt / 1500×2250×45mm
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG26_9262」/ 2024 / UV inkjet print on panel, edge board, and lashing belt / 1500×2250×45mm
写真家 水木塁が個展「凪に、傾く陽と。」を開催 都市の喧騒の中でくつろぐ人々を撮影
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG26_9262」/ 2024 / UV inkjet print on panel, edge board, and lashing belt / 1500×2250×45mm
写真家の水木塁が、神楽坂のギャラリー「CAVE-AYUMI GALLERY」で個展「凪に、傾く陽と。」を開催する。期間は1月18日から2月23日まで。
水木はこれまで、都市と「わたしたち」の間にある環境的、文化的、政治的な関係をモチーフに制作を行ってきた。コロナ禍以降は、風景や情景、身体、モノの関係性の中にある「ウェルネス」に注目。多様なメディアを用いて作品を発表している。
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同展のタイトルと同名の新作「凪に、傾く陽と。」は、2024年夏に水木が2ヶ月間ロンドンに滞在し、フィールドワークを行う中で撮影した風景写真を起点に制作。大都市の喧騒の中で人々が自分の居場所を見つけ、周囲の環境を気にせずにくつろぐ姿を切り取った。写真作品は3枚1組で構成し、展示室の壁や床に仮説的に展示することで、変容し続ける都市環境を象徴的に表現。会場では、これまでに水木が継続してきた京都でのフィールドワークを通じて制作した作品も展示する。同作の一部は写真修復家の三木麻里によって彩色された。
水木は「コロナ禍以降、改めて『環境』という概念に興味を持っています。それまで抱いていた『自分の意思によって事や物を選び取って生きている』という感覚が、コロナ禍によって簡単にひっくり返されたことにショックを受けたことを今でもよく覚えています」とコメント。「出品作品では、移民やバックパッカー、鳶、アカメガシワといった対象をモチーフにしています。それらは、アイデンティティ、相反性、合理性、公共性、境界、侵犯、自然、移ろい等のメタファーであると共に、経済的にも文化的にも代謝を行う現代都市と他者/他種との絡み合いにある動的平衡のアナロジーとも考えています」と話している。
◾️「凪に、傾く陽と。」
期間:2025年1月18日(土)〜2月23日(日)
会場:CAVE-AYUMIGALLERY
所在地:東京都新宿区矢来町114
営業時間:12:00〜19:00
休廊日:水曜日、木曜日
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG26_9262」/ 2024 / UV inkjet print on panel, edge board, and lashing belt / 1500×2250×45mm
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG26_9262」/ 2024 / UV inkjet print on panel, edge board, and lashing belt / 1500×2250×45mm
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG17_9075」 2024
©Rui Mizuki 「凪に、傾く陽と。 #24AUG13_9029」 2024
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