ギャラリスト 石原悦郎の軌跡を辿る展覧会が開催 荒木経惟や森山大道らの作品を展示
桑原 甲子雄「TOKYO 1936」展が開催された当時1980年のZEIT-FOTO SALON ( 東京 日本橋 )、 © Estate of Shigeo Anzaï
桑原 甲子雄「TOKYO 1936」展が開催された当時1980年のZEIT-FOTO SALON ( 東京 日本橋 )、 © Estate of Shigeo Anzaï
ギャラリスト 石原悦郎の軌跡を辿る展覧会が開催 荒木経惟や森山大道らの作品を展示
桑原 甲子雄「TOKYO 1936」展が開催された当時1980年のZEIT-FOTO SALON ( 東京 日本橋 )、 © Estate of Shigeo Anzaï
日本で最初に写真のコマーシャルギャラリーを創設したギャラリスト 石原悦郎の活動にフォーカスした展覧会「The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男 −石原悦郎コレクション Vol.2 <JAPANESE PHOTOGRAPHY>」が、銀座 蔦屋書店で開催される。会期は1月24日から2月16日まで。
石原悦郎は1941年東京都生まれ。2016年没。日本橋室町に、日本で最初のコマーシャルフォトギャラリーである「ZEIT-FOTO SALON」を1978年に創設した。アンリ・カルティエ=ブレッソン、ブラッサイら欧米の作家と交流し、直接プリントを買い付けてきては日本で個展を開くことで、オリジナルプリントの価値を根付かせた。日本人作家の発掘にも尽力し、1985年には国内初となる写真美術館「つくば写真美術館」を設立。荒木経惟や森山大道といった日本を代表する写真家を世界に送り出し、2000年代に入ると中国や韓国などアジア圏で自身のコレクション展を企画開催した。写真に限らず、絵画やワイマール期のSPレコードの収集家としても知られる。
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同展は、石原の先駆性とその活動の軌跡にフォーカスし、コレクションを紹介する連続展示企画「The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男」の第2回。木村伊兵衛、植田正治、須田一政、桑原甲子雄、荒木経惟、森山大道、石内都など、同氏との交友の中でキャリアを発展させ、国際的に高い評価を得ることになった日本人作家たちの稀少なオリジナルプリント作品を展示販売する。
■The Beginning of Art Photography 写真をアートにした男−石原悦郎コレクション Vol.2<JAPANESE PHOTOGRAPHY>
会期:2023年1月24日(火)~2月16日(木)※会期は変更になる可能性あり
会場:銀座 蔦屋書店 店内アートエディションコーナーショーケース・写真集コーナー
所在地:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6階
営業時間:10:30~21:00 ※最終日は17時閉場
入場料:無料
問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内)/ info.ginza@ccc.co.jp
作品展示作家:荒木経惟、桑原甲子雄、森山大道、木村伊兵衛 、北井 一夫、橋本照嵩、植田正治、杉浦 邦恵、須田一政、安齊重男、石内都
※展示作品は1⽉24⽇10:30から店頭で販売開始。作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了する場合あり。
特集ページ
桑原 甲子雄「TOKYO 1936」展が開催された当時1980年のZEIT-FOTO SALON ( 東京 日本橋 )、 © Estate of Shigeo Anzaï
植田 正治「落日」1935年頃
木村 伊兵衛「秋田市追分、板塀」 1953年
桑原 甲子雄「奉天康春街、瀋陽」1940年
書籍「写真をアートにした男 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン」
石原悦郎
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