CELINE デニムパンツ
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F:またパンツに戻りますが、こちらは「セリーヌ(CELINE)」のデニムパンツです。
川上:これは「かっこいい」の一言に尽きます。ルックで一目惚れし、今年はめちゃくちゃ穿いていましたね。
F:かなりワイドですね。
川上:このブラックで、穴が空いていないタイプも買いましたが、意外と使い勝手が良くて。始めに紹介したギャルソンのコートと合わせてますね。まあこれ(穴空きのデニム)も合うと思うんだけど。とにかく普段から雑に、ワイルドに穿いています。
F:セリーヌは好きですか?
川上:好きですね。エディ・スリマン(Hedi Slimane)が「サンローラン(Saint Laurent)」時代のものも着ますし、「セリーヌ」になっても色々と買いました。
F:「セリーヌ」でほかに思い出があるものはありますか?
川上:1~2年前にストライプのスーツを買って、それが使いやすかったですね。丈が短くて靴下を見せて穿くんですけど、ちょっとだけフレアぽくなっててそれもエレガントで良かったです。少年ぽくもあるんだけど、雰囲気がすごくよくて。いつでもパッと着れるスーツですね。
F:普段からスーツもよく着るんですか?
川上:着たりしますね。ステージだけでなく、普段からスーツやセットアップはよく着ています。それこそちょっとしたカフェに行くときとか。「こうだからこれを着よう」じゃなく、オケージョンよりも、そのときの気分を大事にして選んでいますね。さすがにコンビニに行くときはスーツは着ないですけど(笑)。
PRADA バッグ
F:これは珍しい形ですね。
川上:普段使いのバッグはクラッチやサコッシュとかが多かったんですが、さすがにもうちょっと物を入れたいなと思って探していたんです。「トートバッグは普通だなあ、でもレザーバッグは重いし」と考えていたときにこれに出合って。サイズ感と普通じゃないヴィジュアルが気に入って、即買いしました。
F:重くはないんですか?
川上:全然重くないですよ。ラフに使えて。これ、ジップがこんなに開くから。
F:おもしろいですね!
川上:おもしろいでしょう。中に小さなポケットが付いてて、便利ですね。
F:ジップを開けなくても、そこから物が取り出せるんですね。
川上:そうですね。パソコンとか入れるときは開けないとですけど、「ちょっと財布を」というときはここから入れたりできるから、使いやすくおすすめの一品です。
F:「プラダ」は好きですか?
川上:好きです。
F:よく買われますか?
川上:結構買いますね。それこそこの前、ニューヨークに行ったときに着たダウンジャケットだったり。靴もめちゃめちゃありますね。
F:普段はECではなくショップに行かれてお買い物するんですか?
川上:お店にはよく行きますね。表参道や銀座とか。やっぱり目で見て買ったものの方が確かな感触があるので。満足度が高いですね。
F:どのブランドがー番好きですか?
川上:どれが一番はなくて、割と満遍なく持っていると思います。
F:今回のこの企画でもさまざまなブランドが上がってますね。
川上:今回、いろいろ選ぼうと思って選んだんじゃなく、本当に今年のベスト10を選んだらこうなった感じで。だから海外のラグジュアリーブランドから、「ベッドフォード」のようなドメスティックブランドも好きだし、「ユニクロ(UNIQLO)」も着ます。感覚を大事にしたいというのもありますね。そうなってくると意外と選んでないものがあって。だから、あ、自分はやっぱりこういうセンスなんだって分かったりしますよね。
F:どんなブランドを選んでこなかったんですか?
川上:「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」は、今まであんまり選んでいなかったんですよ。着てみたときに「自分ぽくないな」とその時は思ってしまって。でも、ラインナップを見てもすごくかわいいと思いますし、直近のもすごく素敵だった。だから、先ほどの「周りがなじんでいく」話につながるんですけど、いまは自分の中で周波数を合わせるというか。だんだん波長を合わせるようになっていくと自分にもマルジェラがなじんでいくのかなって。だからこれまで選んでこなかったブランドにもあえて飛び込むようにしていますね。
F:カバンの中には普段、何を入れていますか?
川上:(カバンの中を覗き込みながら)財布、メガネ、マスク、のど飴、消毒スプレー、うがい薬、歯ブラシとか。あとは小説一冊。
F:財布も「プラダ」?
川上:「フェンディ(FENDI)」ですね。長財布が良かったんですけど、気に入るものがなくて…。結構探して見つけました。
F:買い物は自分の感覚を重視する考えは昔から?自身のブランディングも意識しますか?
川上:自分の中でブランディングを決めてしまうと、視野が狭くなって、つまらなくなるのかなと思いますし、むしろブランディングを作っていく方が不自然に感じるので意識はしていないです。常に自由でいたいというか、縛られたくないんですよね。例えば、僕はこれまでアクセサリーを一切つけていなかったんですが、昨年初めて「カルティエ(Cartier)」のバングルは、かっこいいなあと思って。そういう自分の既成概念からも自由でありたいなって。
F:「カルティエ」のバングルも一目惚れで購入を?
川上:そうですね。見た瞬間に欲しいと思って。ずっと肌身離さずつけていて、ライブで何回も落としてしまったので壊れてしまっているんですよ。だから無くさないように今はつけてないんですが、それでも持ち歩いています。長く大切に使っていきたいですね。
F:一生モノのアイテムなんですね
川上:そうですね。「ギャルソン」のコートもおじいちゃんになるまで着たい、一生モノです。それに服を長く着ることの一番のメリットは、スタイルを維持させてくれる点なんですよね(笑)。「似合うスタイルで居続けたい!」と気合いを入れてくれるアイテムたちです。
BOTTEGA VENETA ピロースニーカー
F:「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の、職人が1足1足丁寧に手掛けたピロースニーカーですね。
川上:「ボッテガ」はクラッチバッグやブーツは持っていましたが、スニーカーを買ったのは初めてで。これはすごく秀逸で、スーツでも合うし、フレアパンツと合わせて靴の先しか見えてない状態だとブーツのように見えるデザインになっていて、遊び心も素敵なんです。あとなんといってもカーフレザーの質感が絶妙で。黒を可愛く見せてくれる質感でツヤ感もいい。パンツやワイドパンツを履いたときにさらに良さが発揮されると思います。
F:かなりのボリューム感ですね。そして川上さん、足のサイズ大きいんですね。
川上:DCシューズぐらいのボリュームですよね。足、大きいんですよ(笑)。29cmぐらいあって、30cmがちょうどいいぐらいで。
F:普段はどんな靴を選びますか?
川上:スニーカーもブーツも履きますが、楽を基準に選ばないようにしています。「ジャンポールノット(JEANPAULKNOTT)」と「ホワイトフラッグス(WHITE FLAGS)」のコラボシューズがすごく良くて。ピロースニーカーもそれに似た要素がありますね。あとは、「ニューバランス(New Balance)」「ナイキ(NIKE)」「アディダス(adidas)」も好きですし、「アシックス(ASICS)」はジョギングに合う。最新のスニーカーは本当に軽くて、ここ最近で一番感動しましたね。
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