フランス発のグローバルスポーツブランド「デカトロン（Decathlon）」が、国内の直営店を全店閉店することを発表した。最終営業日は、西宮店が6月19日、幕張店が7月10日。

　同ブランドは、日本でのブランド価値の向上と販路拡大を理由に全店閉店を決定。今後は公式サイトと公式の楽天市場での販売に注力するほか、同社の企業理念である「いつでも、どこでも、誰にでも、スポーツの楽しさと喜びをお届けする」体制を強化するため、ナチュラムなどのパートナー企業への卸売を拡大し、取扱店を増やしていく方針だという。

　今回の発表について、ニコラ・ロック（Nicolas Roques）CEOは、「デカトロンのプロダクトは日本市場においても大変ご好評をいただいており、ここ数年の成長は著しいものがあります。この成長を加速させるために、将来を見据えた戦略を採用することにいたしました。デカトロンは、誰もがいつでも気軽にスポーツを楽しめる世の中を目指し、革新的で高品質であり、サステイナブルで環境負荷の低い、どなたにもお求めやすい価格帯のプロダクトをご提供しています。この度展開します新しいビジネスモデルによって、日本においてより多くの皆様にデカトロンのプロダクトを手にしていただけるようになると考えております」とコメントしている。

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