Image by: yoshiokubo
久保嘉男が手掛ける「ヨシオクボ(yoshiokubo)」が、7月25日にマクセル アクアパーク品川で1時間限定の展示会を行い、2024年春夏コレクションを発表した。従来のランウェイショーの形式ではなく、海の生物が泳ぐ水族館にハンガーラックで新作を展示し、アイテムを身にまとったモデルが会場を回遊した。
ヨシオクボは、オートクチュールデザイナー ロバート・デニス(Robert Dennis)の元で4年間キャリアを積んだ久保が2004年に始動。「今まで見た事のないパターンやディティールを追求したい」という想いを込めたコレクションを展開している。2017-18年秋冬シーズンには、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が新進デザイナーを支援するプログラムに選出され、ミラノでコレクションを発表した。
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マクセル アクアパーク品川は、品川プリンスホテルの敷地内にある水族館。「デジタルテクノロジーを駆使した空間で海の世界の魅力を届ける」ことをテーマに営業している。久保は水族館を会場に選んだ理由について「水族館にこだわりは全くなかったが、水槽の分厚いガラスで光が屈折する様子が今回のコレクションとマッチすると考えた。ショーだと観客にディテールまで見てもらうことができないので、距離を縮めてアイテムをしっかり見せたかった」と語った。
Image by: yoshiokubo
Image by: yoshiokubo
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2024春夏シーズンのテーマは「混濁」。コレクションでは、メッシュを用いることで下に重ねている服がぼんやりと見えるジャケットやシャツ、ソール部分に半透明の加工を施して「濁り」を表現したスニーカーなどをラインナップしている。
2023年春夏シーズンにランウェイショーを開催した際、今後の新作の発表方法については「考え中」だとしていた久保。1年が経って答えは出たかと尋ねたところ「まだ答えは出ていない」とコメント。今後の発表形式については未定としながらも「お客さんに楽しんでもらうため、エンターテインメント性が重要。今後も面白い方法で発表できたら」と話した。
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