眉上で綺麗に切り揃えられた前髪にサイドの刈り上げ、ツインテール、そして口元の2つのピアスーーー流行に左右されないスタイルで、独特な雰囲気を纏うモデル 詩羽。9月に脱退したコムアイに代わり、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の主演・歌唱担当に抜擢された。20歳の詩羽が作り出す新生「水曜日のカンパネラ」の世界とは?詩羽を知るための30の質問。
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ー「水曜日のカンパネラ」に所属するまでは何を?
高校卒業後、大学に通いながらフリーランスモデルとして活動していました。
ー出身は?
生まれは東京。小学生の頃は埼玉に住んでいました。中学からはずっと東京です。
ー大学では何を専攻していますか?
芸術系の大学でデザインの勉強をしています。
ー趣味は?
ギターの弾き語り、油絵を描くこと、写真を撮ること。
ー「音楽と言葉と時間と私」をテーマに、インスタグラム上で詩や写真を投稿されていますね。
自分の感情や考えていることを言葉にして綴るのが好きなんです。
ー自分の性格を一言で表すと?
素直。喜怒哀楽の表情が人一倍あるんですよね。悲しいことがあると泣いちゃいますし(笑)。でも、その分誰よりも笑う。できるだけ笑って過ごしていたいので、楽しい時は素直に笑うようにしています。
ー休日は何をして過ごしていますか?
目覚ましをセットせずにひたすら家でダラダラするか、友達と好きな場所にお出かけ。家にいる時は3匹の猫たちとじゃれてます。すごく可愛いんです、癒しです!
ーよく行く場所は?
同世代のクリエイターの展示会やポップアップ。面白い人や一緒に何かできそうな人を探して、お話するとすごく刺激を受けるんです。
ーファッションを好きになったのはいつ頃?
実は、以前はファッションに興味が無い人間だったんです。高校生の頃、「普通であるべき」とか「こうしなきゃいけない」っていう風潮に上手く順応できなくて、「普通って何だろう?」とすごく悩んでいた時期があったんですよね。でも「こうであるべき」という固定概念を取り払ったら、自分に合うものや好きなものを見つけることがどんどん楽しくなってきて。自分に合うスタイルを探す中で、高校2年生くらいの頃には服が好きになっていましたね。
ーモデルを目指し始めたのもその頃ですか?
そうですね、ちょうどそのタイミングでした。撮られることで自信にも繋がってきて、自分のことをもっともっと好きになることができました。
ー「ミスiD2021」では「アメイジング ミスiD2021」と「赤澤える賞」を受賞。エントリーした経緯は?
ちょうどその頃、何かにすごく挑戦したい時期で。自分に合ったオーディションはどれだろうと探していた時に「ミスiD」を見つけました。自分の良さをちゃんと見てくれる場所はここだと思ったんです。
ー今ハマっていることは?
麻雀。正直おじさんがやるイメージがあったんですけど、友達に教えてもらったらすっかりハマっちゃいました。まだまだ勉強中ですが、知らないことを覚えるのってすごく楽しいですよね。
ー今日の私服のポイントについて教えてください。
今日はピンク、黒、白の3色に絞ったコーディネートにしました。韓国の通販サイトで買ったこのワンピースは丈が短めなので、足元が寂しく見えないように靴下は長めにしたり、厚底ブーツを履いてボリュームを出したり。全体的にすっきりとまとまるように、バッグはシンプルにホワイトを選びました。
ーメイクのポイントは?
基本的に目元をキラキラさせるのが可愛いと思っていて。まつげはマスカラでばさばさにして、アイラインは目尻にくの字に引くのが好きです。
ー影響を受けた人・モノはありますか?
矢沢あいさんの「天使なんかじゃない」「NANA」「ご近所物語」。作品に登場する服がどれも可愛くて、私のバイブルです。
ーよく買い物に行く場所は?
服を買うのは古着屋が多いですね。地元や高円寺、下北沢など結構色んな場所を回ります。良いアイテムに巡り合えるまで、1日かけてひとりで探すなんてこともあります。
ー好きなファッションデザイナーは?
一緒にお仕事をしたいと思っている方は「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴さん。繊細なフリルを使ったデザインが本当に美しくて、いつかトモ コイズミのドレスを着てみたいです。
ースタイリングで意識している点は?
その日に一番身に付けたいアイテムをひとつ決めて、全体のコーディネートにおいて色の種類が多くなり過ぎないように意識しています。
ー参考にしているファッションアイコンはいますか?
特定の人物はいないですが、過去の雑誌などを見て1980〜90年代の昔のファッションからインスピレーションを得ることは多いですね。あの頃のファッションスタイルってとても刺激的で。
ー詩羽さんにとってファッションとは?
自分をもっともっと好きでいるために大切なこと。見た目に気を使うことで自己肯定感が上がったので、ファッションは自分が変わるきっかけでもありました。
ー「水曜日のカンパネラ」加入の経緯について教えてください。
今年の6月頭に知人の紹介を通じてDir.Fにお会いする機会があったんです。その時は、仕事の話というよりも私のこれまでの活動を話す程度だったんですが、何回かお会いして話していく中で、6月中旬頃に急に「水曜日のカンパネラ」の新ボーカルのオファーを頂いて。オーディションなどは全く無かったですね。
ー新ボーカルに決まった時の率直な感想は?
「やったー!嬉しい!」っていう気持ち。夜になって一人で冷静に考えてみたら「あれ...これってもしかしてかなりすごい話なのでは!?」と徐々に事の重大さを実感してきて(笑)。ちょっと不安な気持ちにもなりましたが、楽しみな気持ちの方が大きかったです。
ー関連ワードがTwitterでトレンド入りするなどかなり話題になりましたが、周囲の反応はいかがでしたが?
みんな驚いてましたね。「どういうこと!?」「おめでとう!」っていうメッセージがひたすら届きました(笑)。
ーこれまで音楽の経験は?
高校3年間、軽音楽部でギターとボーカルをしていました。
ー新生「水曜日のカンパネラ」として既に活動は始まっている?
新曲のレコーディングは済んでいて、これからMVやジャケットの撮影。10月末頃には新曲をリリースする予定です。リリースに先駆けて、10月8日に渋谷パルコで開催される「P.O.N.D.」のオープニングパーティーで新曲を初お披露目します。
ーコムアイさんと会いましたか?印象は?
本当に尊敬できる人。自分の意志がはっきりとあって、自分の目指すものに対して真っ直ぐに向き合う姿にとても憧れています。
ー「水曜日のカンパネラ」の楽曲で特に好きな楽曲は?
「桃太郎」。当時すごく衝撃を受けた楽曲だったので、今後も変わらず歌っていきたいです。
ー今後、挑戦したいことは?
私と同世代の若いクリエイターを巻き込みたい。ファッションモデルやデザイナー、フォトグラファーなど...色んなクリエイターと一緒に面白いことを発信していきたいですね。
ーモデルの活動も継続していきますか?
続けていこうと思っています。私、身長が152cmでモデルとしては結構小さいんですよね。でも、表現の仕方次第で、身長が高くなくてもモデルになれるんだよって伝えていきたい。いつか、「装苑」などの雑誌の表紙に載るのが夢です。
ー新生「水曜日のカンパネラ」はどんなユニットにしていきたい?
コムアイさんが積み重ねてきてくれたことがあるからこそ、また新しいスタートが切れると思っているので、私らしさも全開にしていくけど、これまでの「水曜日のカンパネラ」らしさも守り続けていこうと思っています。それこそ、これまでの楽曲を歌ったりとか、パフォーマンスの仕方を踏襲したりだとか。あとはライブもやりたいですし、テレビなどメディアに出れる機会をもっと増やしていけるように頑張っていきたいです。
(聞き手:長岡 史織)
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