ユニクロ「+J」2021年秋冬コレクション
「ユニクロ(UNIQLO)」とファッションデザイナー ジル・サンダー(Jil Sander)氏のタッグによる「+J(プラスジェイ)」。ウィメンズ アウターの次は、+J定番のスーピマコットンシャツから上品な仕上がりのニットまで見どころ満載のトップス・ワンピース編。18型13色の計52アイテムの中から、注目アイテム7型をレビューします。+Jを長年にわたって見てきた編集者2人が選ぶ、有終の美を飾るトップスは?
目次
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ファインゲージカシミヤクルーネックセーター(長袖)/ミドルゲージカシミヤブレンドタートルネックセーター(長袖)
編集A:トップスのレビューは、まずはニットアイテムから。トップバッターはカシミヤ100%の「ファインゲージカシミヤクルーネックセーター」。
編集B:メンズの「カシミヤクルーネックセーター」が左右非対称なデザインでしたが、ウィメンズのニットもアシンメトリーな要素を取り入れてきていますね。片側の裾だけサイドスリットを入れて、リボンをあしらってる。
編集A:襟の部分にもスリットが入っているのは変わってますね。後ろ襟を二重にしているのもアクセントが効いてます。
Image by: FASHIONSNAP
編者A:続いては「ミドルゲージカシミヤブレンドタートルネックセーター」。カシミヤと伸縮性のあるナイロンが一緒に編み込まれた、肉厚なミドルゲージニットになっています。
編集B:前身頃よりも後ろ身頃が長めになってるのは、もはや+Jの基本デザイン。
編集A:アウターに続き、ニットも首回りが高め。やや丸みのあるシルエットです。
編集B:色もとても良さげだね、不思議な色合い。どことなく製品染めのような印象です。落ち着いた色味は日本人にとても合うかも。
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プレミアムラムケーブルハイネックセーター(長袖)
編集B:ニットはこれが買いです。素晴らしい出来です。
編集A:即決ですね(笑)。
編集B:ファインゲージカシミヤクルーネックセーターと同じく、ネック部分の左側に切り込みが入ってる。デザインもさることながら圧迫感を和らげてくれるナイスなディテールです。
編集A:後ろ身頃のみケーブル編みになっているデザインがニクいですね。前後で印象が変わって素敵です。
編集B:このケーブルも何種類か組み合わせてるのがいいね。デザインが凝ってるから高そうかと思いきや、価格は4990円。衝撃です......。
編集A:男性でも全然着られるデザインですね。
編集B:Lサイズが男性が着られるサイズ感なのかな。大きめに作られてます。
編集A:キーヴィジュアルのように中に白シャツをあわせるスタイリングも素敵ですね。
シルクブラウス(長袖)
編集B:シルク100%で1万4000円!?ブランドにもよりますが、普通シルクのシャツって3〜4万以上しますよね。
編集A:見た目はいわゆるシルクのツヤ感とは少し違いますね。光沢が抑え目。
編集B:背中のタックの作り方もすごくミニマルだなあ。
編集A:前身頃が2枚のレイヤリングになってる。ボタンは2ヶ所とも留めないといけないんですね。
編集B:あえて上の身頃のボタンを留めないのもスタイリング的にはアリかなと。天然の貝ボタンも高級感が感じられます。
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スーピマコットンスタンドカラーシャツ(長袖)/スーピマコットンシャツ(長袖)
編集A:続いては+J定番のスーピマコットンを使ったシリーズ。まずは「スーピマコットンスタンドカラーシャツ」から。
編集B:スーピマコットン糸100%のシャツは毎シーズン人気のアイテムですね。ハリ感がある。
編集A:裾のスリット部分に切り替えが入っているのがアクセントになっています。ベーシックなデザインかと思いきや、立体感があってデザインが効いてますね。
編集B:内側に入るような切り替えが個性的。2021年春夏シーズンも「シルクスタンドカラーシャツ」など裾に同じような切り替えを入れたアイテムがありました。ベーシックなシャツだけどパターンやカッティングにこだわりを感じる。
編集A:袖のボタンの位置も面白いですよ。袖口が開くようになってる。
編集B:春夏で発売されたスタンドカラーシャツ(Sサイズ)の着丈が72.5cmだったのに対して、今回は64.5cmと短めになってます。ボトムスにインしない着方が良さそうですね。ミニマルさはアップデートされてる印象です。
編集A:前身頃と後ろ身頃の長さは同じになっていますね。これはジャストサイズで着るのが正解でしょう。
編集B:メンズのスーピマコットンオーバーサイズスタンドカラーシャツと違って、前立ては比翼仕立てになっています。同じ素材のシャツでも、こうした細かいディテールの違いで女性らしさを出しているんでしょう。
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編集B:こちらは左胸にポケットがあしらわれた「スーピマコットンシャツ」。メンズ トップス編でレビューした「スーピマコットンオーバーサイズスタンドカラーシャツ」とスクエアポケットは一緒だけど、こちらはマチがない。
編集A:先ほどのスタンドカラーシャツと違って、後ろの丈は長めですね。色も仕立てもクリーンな印象。
編集B:直近の2シーズンよりもさらにベーシックさが感じられて、初期の頃の+Jに近い印象でした。
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ドルマンスリーブシャツワンピース(長袖)
編集B:2021年春夏でも「タックシャツワンピース」「コットンリネンフレンチスリーブロングワンピース」などのシャツワンピースが登場しましたよね。前回は着丈が膝下あたりだったのに対して、今回は前回より丈が短めな印象。
編集A:Sサイズの着丈は86cmとのこと。ワンピースとして1枚で着るには少し短いかもしれませんね。細身のパンツと合わせても良さそう。マメクロのリブパンツが合うかも。
編集B:ドルマンスリーブといえば、前シーズン登場したシャツは結構売れてましたよね。あのシャツのデザインを踏襲しているのか、今回かなりビッグシルエットですね。羽織としても使えそう。
編集B:ボタンには天然素材のナットボタンを採用しているそう。副資材にこだわりを感じます。
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編集A:ドルマンなので袖にボリュームがありますね。後ろ身頃にはだいぶタックが入っていて特徴的。
編集B:ウエストベルトは内側に通して、フロント側で結ぶ仕様。ベルトで絞ると、他のアイテムと同じくサイドからみた時のシルエットにかなり立体感が出ますね。
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マストバイなアイテムは?
編集A:トップスは思っていた以上にどれもクオリティが高かったですね。どれも良かったので頭を抱えましたが、コスパ重視でいうとやっぱり「シルクブラウス」かな。
編集B:確かにシルクのシャツってなかなか手が出ないですもんね。コスパでいくならシルクブラウス一択だと思います。ただ、僕としては「プレミアムラムケーブルハイネックセーター」のマスト買いを推奨します。歴代+Jの中でも、上位に入る完成度のアイテムではないでしょうか。
編集A:ニット類のクオリティは格段に上がっている印象でした。鮮やかなカラーも豊富で、色選びが悩ましいです。
編集B:プレミアムラムケーブルハイネックセーターは5000円以下なので、色違いのブラウンとブラックも狙ってます。というか全色欲しいです(笑)。
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