2021年のスニーカー“熱”ランキング

　2021年に販売されたモデルで最高取引額の高いスニーカーを紹介。

【1位】

DIOR×Jordan Brand

エア ジョーダン 1 ハイ OG "ディオール "

　2020年も同ランキングで1位だった「ディオール（DIOR）」とジョーダン ブランドのコラボによる「Air Dior」。話題性と、世界8500足という限定感から今年も継続して注目されていました。SNSでは新色の噂もありましたが、現時点では確定情報はなし。今年の最高取引額は159万9999円を記録しました。

定価（税込）：26万4000円
最高取引額：159万9999円
スニダン 販売ページ：ディオール×ジョーダン ブランド「エア ジョーダン 1 ハイ OG "ディオール"」

【2位】

NIKE SB

ダンク ロー "ワット ザ ダンク"

　2007年に発売された「ナイキ SB（NIKE SB）」のワット ザ ダンク（WHAT THE DUNK）。ナイキ SBチームが制作したドキュメンタリーDVD「Nothing but the truth」のプロモーションとして展開されました。左右異なるデザインが特徴で、ナイキ SBの歴代ダンクのディテールを各所に使用したデザインでマニア垂涎のアイテムとして知られています。スニダンを介して今年、101万円で取引されました。

定価（税込）：120ドル
最高取引額：101万円
スニダン 販売ページ：ナイキ SB「ダンク ロー "ワット ザ ダンク"」

【3位】

NIKE×OFF-WHITE

エア ジョーダン 1 レトロ ハイ ザ・テン "シカゴ"

 2017年に最もスニーカー市場を賑わせたといっても過言ではないナイキと「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™（OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™）」のコラボコレクション「ザ・テン（THE TEN）。その中でも特に人気を集めていたのが、エア ジョーダン 1の人気カラー「シカゴ」をアレンジした「エア ジョーダン 1 レトロ ハイ ザ・テン "シカゴ"」が3位にランクイン。近年は50万円程度で販売されていた人気モデルが、今年は95万円で取引されました。

定価（税込）：1万9440円
最高取引額：95万円
スニダン 販売ページ：ナイキ×オフ-ホワイト「エア ジョーダン 1 レトロ ハイ ザ・テン "シカゴ"」

【4位】

DIOR×Jordan Brand

エア ジョーダン 1 ロー OG "ディオール"

　ハイカットに続き、「Air Dior」のローカットが4位に。2020年は同ランキングの2位にランクインしていました。今年の最高取引額は75万円です。

定価（税込）：23万1000円
最高取引額：75万円
スニダン 販売ページ：ディオール×ジョーダン ブランド「エア ジョーダン 1 ロー OG "ディオール"」

【5位】

NIKE×

エアジョーダン1 レトロ ハイ "ブラック/スポーツ ロイヤル-ホワイト"

　藤原ヒロシ主宰の「フラグメント（fragment design）」とナイキがコラボしたエア ジョーダン 1は、2014年に発売されました。エア ジョーダン 1の中でも高い人気を誇るつま先が黒色の通称「つま黒」モデルのヒール部分に、フラグメントの稲妻ロゴをデザイン。同モデルをきっかけに更に人気が高まったブルーカラーを使用しています。最高取引額は61万円でした。

定価（税込）：1万9440円
最高取引額：61万円
スニダン 販売ページ：ナイキ×フラグメント「エアジョーダン1 レトロ ハイ "ブラック/スポーツ ロイヤル-ホワイト"」

2021年のブランド別取引構成比

総括

　昨年に引き続き全てのランキングがナイキ社のスニーカーという結果に。2020年のウィメンズ取引数ランキングはメンズの派生モデルが多かったのに対し、今年はウィメンズモデルを象徴するココサンダルが2モデルランクイン。また、メンズとウィメンズ共にエア フォース 1の人気が続いています。

　ブランド別取引構成比では、エア ジョーダン 1人気が少しダンクへ移行したため、ジョーダン ブランドの割合が減り、ナイキの取引数が増加。そのほか、ニューバランスは「ダブルタップス®（WTAPS®）」や「ジョウンド（JJJJound）」とのコラボをはじめ、2022年に40周年を迎える「990」の過去モデルを復刻販売したことで注目を集めました。また、最高取引額の高いランキングでは、市場に"無いもの"を探す傾向が高まり、全て過去のモデルとなりました。

画像撮影・提供：スニーカーダンク
イラスト：FASHIONSNAP.COM