「サカイ」メンズ2021年秋冬コレクション&ウィメンズ2021年プレフォールコレクション
Image by: sacai
「サカイ(sacai)」が、独自のスケジュールでメンズ2021年秋冬コレクションとウィメンズ2021年プレフォールコレクションを発表。パンクやヒップホップといったストリートに端を発するカルチャーから影響を受け、自由なクリエイティビティを提案した。また、デザイナー阿部千登勢と親交が深いアーティスト「カウズ(KAWS)」を迎えた新プロジェクトのアイテムも登場している。
■パンクやヒップホップ、カウンターカルチャーからの影響
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今回着目したのは、ストリートカルチャーにおけるパンクからヒップホップへの変遷と、先入観やルールにとらわれることに抗うカウンターカルチャー。様々なアイデンティティをコラージュし、サカイなりに再構築することで自由なスタイルを打ち出す。
■ジョージコックスの厚底ソール、大振りチェーンネックレス
ベースとなるのはスーチングやライダース、MA-1、ダウンジャケットといったクラシックな装いだが、サカイならではのドッキング技術をはじめ、インサイドアウトの手法や、付け替えられる機能的なポケットなど、ハイブリッドなひねりを加えて進化させた。カーキやオリーブ、ネイビーといったベーシックカラーに、マスタードやオレンジの差し色が映える。
クロップド丈のテーパードパンツに「ジョージコックス(GEORGE COX)」とのコラボレーションによる厚底シューズを合わせたメンズスタイルは、現代のテディボーイのよう。ウィメンズではツイードをプリント柄で表現するなど、ユニークなデザインも。大振りのチェーンネックレスには、サカイの「S」を「$(ドル)」に変えたモチーフやセーフティーピンをデザインし、アクセサリーにもパンクやヒップホップの要素を融合している。
■サカイとカウズが初コラボ
カウズとコラボレーションしたプロジェクトは、イヴ・サンローランとピート・モンドリアンの出逢いに触発された「ウェアラブルアート」という概念を、21世紀的に表現したという。ファインアート3作品を、ウェア、ブランケット、バッグ、キャップなどの落とし込んだ。
sacaiのシグネチャーにカウズの代表作「コンパニオン」の目に用いている×印を重ねたコラボロゴが特徴。カラー展開は、オリジナルのマルチカラーと、今回のために用意したカモフラージュの2種類となっている。sacai KAWSコレクションは7月に発売が予定されている。
sacai KAWSコレクション(メンズ)
sacai KAWSコレクション(ウィメンズ)
また、カウズが選んだカラーを「ナイキ(NIKE)」とサカイのコラボレーションシューズ取り入れた「Nike x sacai - sacai x KAWS Blazer low」も発表された。
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